これでやっと永遠の愛が手に入る!? 震災結婚が大ブーム

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東日本大震災のあと、結婚をしたいと考える人が増えたというニュースがあちこちで見られるようになりました。結婚紹介所への入会増加や婚約・結婚指輪の売り上げが増加しているというのです。(※1)しかも東日本だけではなく、西日本でもその影響が出ているのだとか。(※2)

実はこうした現象は阪神大震災や9.11後のアメリカでもあったそう。生命の危機を感じるような状況になると、人は誰しも頼りになる相手を求めたり、大切な人と幸せになりたいという気持ちが強くなったりするものなのかも知れません。

 

■頼れる人がいないという孤独感

震災当日にメールをくれて、その後電話をくれた女友達のひとりはこんなことを言っていました。

「震災で思ったのはひとりなんだなと言うこと。余震で眠れなかったりしてすごく不安で心細かった。頼れる人がいたらどれほどいいだろうかと感じたのは今まで初めてかも知れない」

バリバリとキャリアを積み、自分のマンションを買って優雅な独身ひとり暮らしの彼女。デートできる男性にも事欠かないのを見ると、とても恵まれているように見えるのですが、結婚を考えるような特別な関係の彼氏はいない。そんな彼女が初めてさいなまれた孤独感。誰かがそばにいてくれたらそれだけで安心なのに。そんな気持ちから、これから周りの人とどうつきあっていくか見直したいと考えるようになったんだそう。

同じような孤独感を感じた女性はたくさんいるようで、ネットでその気持ちを共有する人たちも現れています。(※3)

 

■カップルの場合はどうか

一方、カップルに目を移してみるとまた状況は違っています。同棲していても今まで入籍や結婚を考えていなかったカップルが急に結婚したり、結婚目前のカップルが別れ話でもめていたりと、実はこちらもいろいろです。

「一緒に不安な日々を過ごす中で、彼女だけは守りたいと思った」という男性もいる一方で「こんなにこっちが不安なのに、ひとりのんびりゲームとかやっているのを見ると腹が立って」という女性も。後者は原発離婚の男女の心理に通じるところがありますが、前者はまったく違っていますよね。

これは『吊り橋理論』といわれる心理的な現象から来るもの。危機的な状況で生理的に興奮している状態で、緊張感を相手と共有することがきっかけとなり、自分が恋愛していると認識する、というものです。(※4)

一緒に手を取り合って不安や緊張を共有すると必然的に一体感が生まれてきます。この人と一緒にいれば心強い。そんな風に思ってしまうかも知れません。

 

■実のところ独身男性はどう思ってるの?

同じ女性の立場として、ひとりで心細いから誰か頼りになる男性がそばにいてくれたら! と考える気持ちはよく分かります。でも男性はどうなんだろうとふと思ったので、周りの独身男性に「震災後に結婚したいとか考えたりした?」と訊いてみました。すると男性の場合は答えが真っ二つに分かれたのです。

「実はずっと好きだった女の子がいたんだけれど、この先何があるか分からないなと思ったから、その子に思い切って好きだって伝えた」というような『後悔しないように告白』のパターンと、「大変な時に守らなければいけないものが出来るのは正直無理。自分が守れなかったらと思うととても結婚なんて考えられない」という『責任もてないので回避』というパターン。

自分ひとりだけでも大変だけれどそれでも守りたい存在がいるかどうかが、結婚したいかどうかの境界線になっていることを考えると、すぐに頼れる相手が見つけられるほど甘くはないようです。

 

また、こうした危機的状況で始まった恋愛があるとしたら、それは長続きしないことが多いとも言われています。いくつかの条件が重なり、繋がって行くことではぐくまれる恋愛。そこから結婚に至ることを考えると、今慌てて相手を探しても、末永く幸せな結婚生活を送れるパートナーが見つかるとは限らないことになります。

それでも相手を探したり、今つきあっている人と結婚するかどうかを判断するのは自分自身。幸せをつかめるかどうかはあなたの判断にかかっているのかもしれません。

 

【参考】

※1. 震災後、増える結婚相談、指輪売れ行きも増-asahi.com

※2. 関西での売り上げも順調! やはり震災後結婚願望が高まっている-サイゾーウーマン

※3. 震災で自分が独身であることを痛感しました・・・-発言小町:大手小町:Yomiuri Online

※4. 吊り橋理論-wikipedia