女性なら知っておきたい「ガンダム男子」を虜にする知識

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男子の心をつかんで離さない魅惑のアニメ、『機動戦士ガンダム』(※1)。1979年の放送開始以来、30年以上の長きに渡り断続的に作品が作られているアニメ史上最高傑作のひとつです。そんな中で、初期の作品に登場したキャラクター『シャア・アズナブル』(※2)は30代40代男子の心をわしづかみにしています。

そこで今日は、シャアがなぜ男子にここまで支持されているか。そして、シャアはもちろん、ガンダムそのものが好きな彼氏とはどう接すればいいのか? というところを探っていこうと思います。

 

■機動戦士ガンダムのあらすじ

とは言え、リアルタイムで観ていない世代の女子にいきなりシャアについて説明してもよくわからないと思いますので、まずはガンダムのあらすじをおさらいしましょう。

舞台は近未来の地球及び宇宙空間。地球は人口爆発により危機的状況を迎えます。この状況を打破するため、人類は宇宙空間にスペースコロニー(※3)を建設し、宇宙世紀0001年から移住が始まりました。それから半世紀あまり経った宇宙世紀0079年、地球から最も遠いコロニー群、サイド3がジオン公国を名乗り、地球連邦からの独立を求め戦闘を開始。ジオン軍は、連邦軍の圧倒的な強さの中人型機動兵器『モビルスーツ(以下MS)』(※4)を実戦投入。やがて連邦軍は劣勢になり、新鋭MSの開発実験をサイド7で行うことになります。

それを嗅ぎつけたジオン軍のシャア・アズナブルは、偵察部隊を投入。程なくMSザクによる攻撃が開始され、それに巻き込まれた少年アムロ・レイは、偶然が偶然を呼び連邦軍MSガンダムのパイロットになることに。ガンダムの母艦、ホワイトベースは正規軍人の大半を失いながらも、生き残った乗組員とこれに避難した少年少女とが協力しあいサイド7からの脱出に成功します。しかし、宇宙空間に飛び出していったアムロたちを待ち受けていたのがまたしてもこのシャアだった、という主人公とは因縁深いキャラクターなのです……。

 

■ガンダムを語る上で欠かせないアレ

ガンダムを語る上で欠かせないのが『ニュータイプ』(※5)と呼ばれる概念です。ニュータイプとは、宇宙空間で生活するうちに洞察力、認識能力が拡大し、肉体的や精神的にあらゆる物事を理解することができるようになった“人類の進化型”のことを指します。ガンダムの登場人物では、アムロ、シャア、シャアの妹であるセイラ・マスなどが該当します。後述しますが、このニュータイプというキーワードは、シャアを語る上でも欠かせません。

 

■数奇な運命を辿るダークヒーロー・シャア

シャアの魅力は、その不運な生い立ちからなる人間的な陰影と、連邦軍から“通常の3倍のスピード”といわれるほど、高度な戦闘技術のあるエリートパイロットの華やかさを合わせ持っているところです。シャアの本名はキャスバル・レム・ダイクン。ジオン公国創設者の息子でありましたが、創設者亡き後敵対する勢力、ザビ家からの迫害を受け地球に亡命。

数年後シャア・アズナブルと名を変えジオン軍士官学校に入校。卒業間際に次席になったものの宇宙攻撃軍に入隊、MSのエースパイロットに。初期量産型ザク2を赤に塗装し、たったひとりで5隻の戦艦を沈めるなど輝かしい戦歴で『赤い彗星』の異名を取りました。ジオン国内では、顔の火傷(実際にはない)を理由に常にマスクをしていましたが、素顔はとてもイケメンなのでは? という噂が立っていました。

 

■シャアの孤独な人間模様

シャアは、士官学校時代からの友人でザビ家一族でもあるガルマ・ザビを、戦闘に見せかけて謀殺するという残忍さを持っていますが、一方で、図らずも敵対する関係になってしまった妹セイラを気にかける場面が多々見られました。さらに、ガンダムの続編となるZガンダム(※6)のラスト、かわいがっていたニュータイプの少年、カミーユ・ビダン(Zガンダムの主人公)が激しい戦闘の末に精神崩壊をきたし、シャアは地球人類に絶望しきってしまうなど、熱い男の一面が描かれています。

 

■女にだらしないシャア

一方で、同じニュータイプで共に惹かれ合ったララァ・スンをいつまでも忘れられないなどの未練たらしいところもあるのです。ちなみに、次の交際相手レコア・ロンドは敵に寝返っています。ハマーン・カーンというとてつもなくしたたかなでキノコ型ヘアの女と付き合ったり、自分の部下である妖艶な美女ナナイ・ミゲルを愛人にしたり、何かと、女癖が良くないシャア。その一方でララァの面影を持つ少女クェス・パラヤとナナイの間で揺れ動いたりするので、女性から見たら「何だコイツ? だらしない男!」と思われてもおかしくないと思います。

というわけで、もし仮にデート中に彼が熱っぽくシャアを語ってうんざりしてきたら、「女にだらしない人はどうかと思う」とキッパリ言ってみましょう。

 

■有名すぎるシャアの名台詞

ここで、シャアの名台詞をご紹介します。シャアは、いわゆるモテ声の持ち主。そんなシャアが発する頭が痺れるような台詞の数々は、ファンでなくても聞き覚えがあるかもしれません。

「私もよくよく運のない男だな」

これは、初登場すぐの台詞なのですが、あんだけ恵まれていてよくよく運がないとは大物の片鱗を感じさせます。

「認めたくないものだな、自分自身の若さゆえの過ちというものを……」

「お前一体いくつなんだよ!」というツッコミはさておき、自他共に認めるエースだからこそこんなことが言えるのでしょう。

「チャンスは最大限に生かす。それが私の主義だ」

今の厳しい社会を生きるビジネスパーソンにこそ、この言葉を肝に銘じて頑張っていただきたいですね。

「坊やだからさ」

未熟ゆえに策略に気づかず命を落としたガルマに向けてのセリフなのですが、これは本質を突いているので、言われたらぐうの音も出ないほどのインパクトがありますね。これは、シャア好きの彼氏が何らかの失敗したとき、クールに言い放つと反省を促すことができます。あとは笑えるレベルで未熟なところがあった時に使うと、「あ、シャアじゃん」と話が広がります。

 

■ガンダムに惹かれるオトコたち

有名人の中に、ガンダムが好きと公言する人は数多くいるのですが、『亡国のイージス』で知られる作家の福井晴敏さんは、ガンダム好きが高じて『機動戦士ガンダムUC』(※7)を執筆。また、Gacktさんはガンダムの主題歌を集めたトリビュート・アルバム『0079-0088』をリリースしています。ガンダムは人間味あふれるストーリーと、宇宙空間でのロボット同士の戦闘とを組み合わせたことから、当時の中高生男子に熱狂的に支持され今も尚、人気は広がりを見せているのです。

 

いかがでしたか? ガンダム、とりわけシャアが30年以上も支持され続けるキャラクターなのが、おわかりいただけたでしょうか。初期のガンダムだけでもTVアニメや映画、それにまつわるムック本など、数が本当に膨大なので魅力をお伝えしきれないのが歯がゆいです。彼のことをよく知るためにも、ガンダム映画作品をひとつでいいので見ておくことをオススメします。見る時間がない方はとりあえず、会話の中にさりげなくこの記事でご紹介した台詞を盛り込んでみて、理解を示すことから始めてみてください。

ちなみに写真は、ペプシネックスから限定発売中の『機動戦士ガンダムBE@RBRICK』キャンペーンに付いてきた、シャアのベアブリック。これはデフォルメされてますが、本物のシャアはもっとサングラスがダンディでセクシーなんですよ!

 

【関連記事】

※1. 機動戦士ガンダム公式Web

※2. シャア・アズナブル – Wikipedia

※3. スペースコロニー‐Wikipedia

※4. モビルスーツ‐Wikipedia

※5. ニュータイプ‐Wikipedia

※6. 機動戦士Zガンダム

※7. 機動戦士ガンダムUC[ユニコーン]MOBILE SUIT GUNDAM UNICORN