遠野なぎこで話題の「婚前契約書」について弁護士に聞いてみた【前編】

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熱愛が発覚した女優・遠野なぎこさんの“婚前契約書”の内容が、ネット上で物議を醸しています。

遠野さんといえば、元朝ドラ主演女優の清楚な美貌に似合わぬ型破りな言動と破天荒な人生で話題です。そんな彼女が作った婚前契約書の過激な内容から、「婚前契約書を作る女性って……」と怖いもののように思われた方も多いのでは?

一方で、ハリウッドセレブなどの間では、当たり前のように交わされているとも言われる婚前契約書。それだけ広まっているということは、内容によっては双方にとってメリットもありそうですが……。

今回は、謎の多い“婚前契約書”について、アディーレ法律事務所パートナー弁護士の篠田恵里香さんに詳しく伺ってみました。

 

■そもそも、婚前契約書ってなに?

「婚前契約書とは、結婚前に、“夫婦間における約束事”を予め決め、契約書の形にしておくものをいいます。

例えば、家事や育児に関する事項、ふたりの財産や生活費の負担、親の介護等に関する取り決め等を盛り込むのが一般的です。

その他、浮気をした場合の制裁や、離婚の条件、“誕生日には一緒に過ごす”とか、“外での飲酒は週2回まで”といった内容も、基本的にはどんな内容でも盛り込めます。

方式としては、(1)覚書、(2)契約書、(3)公正証書、(4)夫婦財産契約(登記)等がありますが、公正証書にしておくと、約束違反の場合に強制執行もできることになります」

結婚前に、家事や育児、財産やお互いの両親、そしてお互いの仲のモラル基準についてじっくり話し合う機会を作るだけでも、結婚生活に対する不安が大幅に減りそうですね。

遠野さんの報道では、むしろ後半の制裁がクローズアップされていましたが、そちらはむしろオプションで、前半の生活スタイルについての話し合いが大切になってきそうですね。

 

■婚前契約のメリット

「法律上、“夫婦間でした契約は、いつでも夫婦の一方からこれを取り消せる(民法754条)”とされています。なので、結婚後に夫婦で約束事をしても実はあまり意味がありません。

夫婦間でもしっかり約束事を守りたい場合は、この“婚前契約”を結んでおくことが非常に重要です。ふたりの約束事を“書面”の形にすることで、“浮気はしてはいけない”“約束は守ろう”という意識を高めることができます。

お互いの意見が対立したときにも書面を見直すと、“2人の考え方はこうだった”と初心を思い出し、冷静に話し合うことができそうです」

 なるほど。あくまで決めるのは2人。遠野さんの話題では、女性側が個人的に作成した、というお話でしたが、2人で話し合って作るなら、どちらか片方の言い分に偏ることはなさそうですね。

 

いかがでしたか? 書面にするかどうかはそのカップルの考え方次第ですが、お金のことなどシビアなことも、じっくり話し合ってルールを作っておくのは、結婚準備としては大切になってきそうですね。後編では、デメリットも含めた、さらに詳しいお話を伺ってみたいと思います。

 

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【取材協力】

篠田恵里香・・・弁護士法人アディーレ法律事務所パートナー弁護士(東京弁護士会所属)。男女トラブル、交通事故問題などを得意分野として多く扱う。また、離婚等に関する豊富な知識を持つことを証明する 夫婦カウンセラー(JADP認定)の資格も保有している。外資系ホテル勤務を経て、新司法試験に合格した経験から、独自に考案した勉強法をまとめた『ふつうのOLだった私が2年で弁護士になれた夢がかなう勉強法』(あさ出版)が発売中。公式ブログ『弁護士篠田恵里香の弁護道』も更新中。