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彼女がいるのになぜ?オナニーの生物学的な意味【男性編】(前編)

2011/07/03 19:00  by   | 自分磨き

女性からしてみればなかなか分からない男の身体や心……。今回はその中でも最たるもの、男性の孤独と神秘の営み、オナニーについて、生物学的観点からスポットを当てていきます。

そもそもオナニーとは不思議な行為です。パートナーがいない男性ならともかく、パートナーがいる男性ならば普通にセックスした方が、子孫を残せる可能性も高まりますし、パートナーとの仲もとりもたれて良いのではないでしょうか。

大切な資源である精子をみすみす“無駄打ち”してしまうよりは、“溜め”ておいたほうが良いのでは? それでもオナニーしてしまうのは、男性の性欲がそれだけ強いということなのでしょうか。セックスする機会が十分にあれば、オナニーしないのでしょうか。

しかし世の男性の意見を聞く限り、どうやらそのようではないようです。「セックスとは別物」というような意見が多く聞かれます。

 

■オスはみんなオナニーをする

実はオナニーをするのは人間だけではありません。動物行動学に関する著書を多く持つ竹内久美子先生は『あなたの知らない精子競争 BCな世界へようこそ』でオスのオナニー(マスターベーション)についてこう書いています。

オスのマスターベーションの基本は、ペニスを地面や木の枝にこすりつけることである。あわせて口や後足なども使う。しかし霊長類ともなると、さすがに手(前足)を使うことが多くなる。動物園のサル山やチンパンジーの檻の前にしばらく佇んでみるといい。オスの黙々とした行為が、あるいは観察されるかもしれない。

興味深いのはそれぞれの動物が、各人の発達させている部分をマスターベーションにも使うということである。オマキザルはやはり、あの長く器用な尾を使い、ゾウもゾウで鼻を使う。さらにイルカは水槽で飼っていると底にペニスを押しつけ、勢いよく噴き出している水にはそれを当てがい、恍惚の表情を浮かべることさえあるという。

よく「イルカは頭が良い」と聞きますが、その知性はオナニーにも発揮されていたんですね。

さて、動物たちの観察をしていて分かったのは、「セックスの機会に恵まれているオス」=「モテるオス」ほどオナニーをするということです。なぜ動物も人間も、オス(男)はオナニーをしてしまうのでしょうか?

答えはなんと、“オナニーをしたほうがメス(女)を妊娠させやすいから”なのだそうです!

 

その真相を、後編ではある実験結果を用いて解説していきます。お楽しみに!

 

【参考】

竹内久美子(2000)『あなたの知らない精子競争 BCな世界へようこそ』文春文庫

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