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翌朝はお茶漬けに!土佐っ子に聞いた「鰹のたたき」本当の食べ方

此花さくや

此花さくやS.Konohana

皆さんは“鰹のたたき”って好きですか? 高知の郷土料理で有名ですよね。

坂本龍馬を輩出した高知県民は、土佐弁で『いごっそう(頑固で勝気な男)』『はちきん女(男勝りな女)』とよばれているぐらい、勝気で豪胆。そしてお酒にめっぽう強いといわれています。そんな高知県人の大好物が“鰹のたたき”。

今回は夏バテに効果てきめんの薬味をた~っぷり使った、スタミナ料理“鰹のたたき”の土佐流の食べ方をご紹介します。

 

■鰹のたたき

【材料】(3~4人分)

鰹たたき……350g

万能ねぎ……1/5束

おろしニンニク……1かけ分(おろさずに薄くスライスしてもよい)

おろし生姜……1かけ分

たまねぎ……1/2玉

大葉……3~4枚

みょうが……1~2房

山椒の葉や柑橘類(レモン、ゆず、すだち)……お好みで

ぽん酢、もしくは、鰹のたたき用たれ……醤油大さじ4、酒大さじ2、砂糖大さじ3を混ぜる

 

【作り方】

(1)たたきをやや厚めに切る

(2)玉ねぎは薄くスライスし水にさらす。ねぎは小口切りにし大葉は洗って水気を切る

(3)たたきをお皿に並べ玉ねぎ、ねぎ、大葉、ニンニク、生姜をたたきの上に豪快に盛り付け、たれをかけて出来上がり

切って盛るだけでこんなに豪華なメインディッシュができるんですね! 色とりどりの薬味で見ためも美しいですし、なにより“鰹のたたき”は健康にとてもよいのです。

タンパク質に優れながらも低カロリーな鰹は、DHAやタウリンが豊富に含まれています。また、たたきにたっぷりかけて食べる、ねぎ、生姜、にんにく、みょうが、大葉、山椒の葉は、殺菌・抗菌作用、消炎効果、食欲増進などによいといわれています。

低カロリーで肝臓を守る鰹と、胃腸を整えながら食欲増進する薬味の組み合わせは、まさに夏バテ解消、そして夏老化の改善にもってこいのスタミナ料理なのです!

さらに、お夕飯で余ってしまった“鰹のたたき”を、翌朝もう一度味わう土佐っ子レシピをご紹介します。

 

■鰹のたたき茶漬け

【材料】

ご飯

お茶、もしくは、だし汁

ねぎ、わさび、お好みで梅干

 

【作り方】

(1)余った鰹のたたきをご飯の上にのせる

(2)熱いお茶か、だし汁をぶっかけ、1分ほど蒸らす

(3)わさび、梅干などをのせる

朝から元気がモリモリわいてきそうなゴージャスなお茶漬けですね! 一晩置いてあった鰹に熱いお茶やだし汁をかけることで食中毒も防げます。

これから9月に入ると、鰹に脂がこってりとのり、“戻り鰹”と呼ばれる一番美味しい旬の季節になります。

最近ではスーパーでも見かけますが、たまには産地から直送してもらい、本当に新鮮な“鰹のたたき”を召し上がるのもよいかもしれませんよ。

 

さあ、夏バテ気味のあなた、彼と一緒に豪華スタミナ料理の“鰹のたたき”を食べてパワーアップしましょう! こんな絶品料理をぱぱっと出せるあなたに、彼も惚れ直すこと間違いなしですよ。

 

【取材協力】

明神水産・・・高知県にある創業57年の老舗。本物の鰹漁を知り尽くしたこだわりの藁焼きたたきは地元でも折り紙付。太平洋の黒潮の香りと共に本場の鰹の味を全国に届けている。

 

【画像】

by 明神水産