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今すぐ連絡を!「失恋相手とはLINEした方がいい」研究で判明

平松隆円

平松隆円R.Hiramatsu

今すぐ連絡を!「失恋相手とはLINEした方がいい」研究で判明あなたが失恋したとします。真っ先に、なにをしますか。

彼からもらったプレゼントを捨て、写真を削除。そして、フェイスブックなどのSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)から彼を外し、電話やLINEをブロック。たぶん、これが普通ではないでしょうか。

一般的にいっても、彼のことを忘れるというのが心理的に失恋から立ち直る最適な方法だといえます。

別れたのに、電話やLINEなんかしてたらダメなわけです。ですが、十文字学園女子大学の山下倫実氏の研究によれば、少し事情がことなってくるということがわかりました。

むしろ、LINEなどで連絡を取り合ったほうが失恋から立ち直ることができるようなんです。いったいどういうことか、詳しく紹介します。

 

■失恋からの立ち直りとSNS

冒頭でも記したように、LINEなどのSNSを通じて失恋相手との交流が継続すると、失恋後も相手への未練が断ちきれなかったり、相手が楽しそうにしていることを知ることで、嫉妬したり傷ついたりします。

ですが、山下倫実氏は、失恋相手の近況を知ることは関係が終わったという事実を知ることにつながり、新たな出発の契機となっているんじゃないかと考えました。そこで、失恋して1年未満で恋人のいない男性153名と女性154名を対象に調査をおこなったんです。

その結果、まずもっとも利用しているSNSはLINE(37.2%)であり、次いでフェイスブック(35.2%)であることがわかりました。

そして、男性の場合、SNSの利用が低いと失恋相手に対して敵意を抱き、利用が高いと失恋からの立ち直りに希望を感じていることがわかったんです。一方で、女性の場合はというと、SNSの利用が高いと傷つくと同時に立ち直りに希望を感じていることがわかりました。

つまり、男性の場合はSNSが失恋からの立ち直りに有効であり、女性の場合もSNSでの会話が恋人関係が終わったことを確認するよい機会となり、失恋相手との関係がポジティブに評価できるようになるんです。

 

いかがですか。少なくとも、無理して関係を断ち切ろうとするよりは、話したいときはLINEなどのSNSを利用してコミュニケーションを続けたほうが、新しい恋に歩き出せるようですよ。

 

【参考】

SNSを介した失恋相手との接触が恋愛関係崩壊後の立ち直りに与える影響 – 山下倫実