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これは怖い…身の毛もよだつ「セックス依存症」の真実

2011/08/03 19:00  by   | 大人

有名なようでいて、その実態はほとんど知られていないセックス依存症。「セックスしすぎたら、自分もなるのでは……?」と怖がっていませんか? そんなあなたのために、ロイターのニュース記事から、セックス依存症の真実と治療についてお届けします。

 

依存症と聞くと、まず思いつくのはアルコールやギャンブル、薬物などですが、それらよりも物議をかもすのが『セックス依存症』。アメリカ下院議員のアンソニー・ウェイナー、プロゴルファーのタイガー・ウッズの名前が取りざたされたのを覚えていらっしゃるかもしれません。

また、人気テレビシリーズ『カリフォルニケーション』で有名なデヴィッド・ドゥカヴニーは、自らセックス依存症の治療施設に入所したことをカミングアウトした数少ない著名人です。

複数の不倫関係、サイバーセックス、セクハラでの告訴などでマスコミをにぎわすためか「もし依存症になるならこれがいいね、なんてみんな言うんですよね」とセラピストのステファニー・カーンズ氏は言います。

セックス依存症を、不倫やポルノを見ることの言い訳に過ぎないと考える人は、一般人にも心理学者にも存在します。また、正式な精神疾患の一覧である米国精神医学会による『精神疾患の分類と診断の手引(DSM)』には、依存症の診断について記載されていません。

 

このように、セックス依存症の実際の症状については、ほとんど知られていません。しかし、セックス依存症にもきちんと症状があり、衝動的な行動でコントロールが効かなくなることがその症状の特徴的なものです。

そして、他の典型的な依存症よりも家族生活への打撃が大きく、依存を止めにくいという特徴があります。失業、健康被害、破産、家族や友人から見放されるなどその結果は深刻です。

セラピストのステファニー氏は電話取材に「患者の人生を知ると、セックス依存症になりたいなんて言う人はいません。打ちのめされ、すべてを失い、自己嫌悪に陥っている人ばかりです。患者は本当に苦しんでいるんです」と答えています。

セックス依存症の患者は、社会階層、国、文化や性的指向、年齢、性別を問わず存在します。心理学者の概算では、人口の3~5%がセックス依存症で、インターネットの普及と共に増加していると考えられています。

また、男性が女性の3倍と多くなっています。「女性は恋愛に依存することが多いです。」とデラウェアで診療する精神科医のステーブ・アイケル氏は言います。また女性はセックス依存症だと口にできず、症状が無視できないレベルに至るまで助けを求められない傾向にあります。

ひと昔前には、アルコール依存症はモラルの問題だと思われていました。ちょうど現在、セックス依存症が人格やモラルの問題だと思われています。しかし、それは違うと心理学者は訴えます。

 

セックス依存症の症状は、“1. やめられないこと”、“2. とめどなく続く充足感への渇望”、“3. 家庭や仕事への余裕がなくなること”、“4. 結果に対して無関心になること”などです。

「1回や2回の情事をしたからといって、セックス依存症にはなりません」とステファニー氏は言います。また、性的暴行を複数回起こした場合も自動的にセックス依存症とは言い切れないということは知っておくべきでしょう。

過去20年以上のセックス依存症患者の研究から、高い確率で幼少時のトラウマ、性的虐待、健康的な人間関係を作ることの困難やリアルな性的関係への困難が見られるとステファニー氏は言います。「逃避や治療の代わりに、セックスを用いるのです」

また、セックス依存症は、回復プロセスに3~5年かかることも含めて、薬物依存症との共通点が多いとのことで、グループセラピーへの参加や、AA(アメリカの断酒会)の12のステッププログラムが重要になるとのことです。

 

さて、セックス依存症は治療が可能なのでしょうか。もし可能だと確約できるのなら、配偶者は離婚を踏みとどまることが可能かもしれません。雇用者は再度チャンスをあげたいと思えるかもしれません。

まず、治療施設での入所治療が可能です。非常に高額で、週に4,000~6,000ドル(約30万円~45万円)ほどかかり、4~6週間の入所効果が高いとされています。外来治療の方が安くすみますが、それでも保険外の診療のため治療費は高額です。

ステファニー氏は多数の回復して健康な生活を送る元患者の事例から、「セックス依存症からの回復は絶対に可能です」と言い切ります。

また精神科医のアイケル氏は、正確な調査はまだないけれども、短期間の治療の80%が「成功」すると言っています。ここでの「成功」は、完全にやめてしまうことではなく、依存とうまくつき合っていくというレベルを指しています。

 

いかがでしたか? どうやら、ただ「セックスをよくする」「セックスが好き」というのと、セックス依存症は全然違うものみたいですね。しかし女性は、口に出せず統計に表れにくい一面もあるので要注意です。

また、本人が治療を希望しない場合でも、家族や友人が相談することが可能な医療機関もあるので、「もしかしたら……」と思う時は迷わずそちらに相談してみてくださいね!

 

【参考】

※ Woes of famous, powerful shine light on sex addiction| Reuters

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