恋のなやみに効くメディア

400人斬りライターに聞く!「オンラインデーティング」の実態【前編】

三井さおり

三井さおりS.Mitsui

 

北米ではあたりまえと言われているオンラインデーティング。実際、アメリカでは結婚したカップルの3分の1以上がオンラインで出会っているんだそう。日本ではそこまでカジュアルではありませんが、この成婚率の高さ、何か秘密がありそうです。

「日本だと“出会い系”っていう名前が悪いんでしょうね。理想の相手がいるなら利用しない手はないと思います」

と語るのは、『Menjoy!』ライターでもあるNY在住の椿慶子さん。

椿さんはオンラインデーティング経験なんと400人超えの強者で、先日理想的なお相手(もちろんニューヨーカー!)と出会い、めでたくご結婚されたばかり。

今回は達人の域にいらっしゃる椿さんに、“オンラインデーティングの本当のところ”を伺いました。

 

目次

隠す

■時間の節約になる

――オンラインデーティング、一番の魅力は?

「一番は“時間の節約”になることです。合理主義のアメリカならではかもしれませんが、あてもなく合コンを開くよりもよっぽど効率がいい。私も多いときは1日に3~4人と会っているときもありました。あの頃は仕事のようにスケジュールを組んでましたね……」

アメリカでは時間がない人(忙しくて仕事がデキる人)ほどやっているといわれるオンラインデーティング。毎日家と職場の往復で「出会いがない」と嘆いている人ほど、利用する価値のあるシステムなんですね。

 

■嘘はメールで見抜ける

――相手がプロフィールを偽っていてだまされた経験などは?

「嘘をついている人はメールのやり取りで見抜けます。人となりは文章にあらわれるものです。メールで“なんか怪しいな”と思ったら、そこでストップ。私は会う前に電話で話すようにもしていました」

――ストーカー化の心配は?

「私が会った中で危険な人は1人もいませんでした。会う前の段階で見分けられますし、そもそもストーカーされる女性は思わせぶりで優柔不断なのでは!」

 

■ヤラせないこと!

――デーティングを平和に楽しむコツは?

「それはもう、“ヤラせないこと”です。これだけは完全に自己責任ですね。

例えばバーで飲み物を置いたままトイレに行くのは絶対ダメです。薬を入れられる危険がありますからね。あとは、相手の身元がハッキリするまでは車に乗らないことでしょうか」

 

自分をしっかり持って、うまく使いこなす。

事前に手ほどきを知っておく必要があるオンラインデーティングですが、操縦できれば「理想の相手に最短で出会える」といいます。

 

【取材協力】

※ 椿 慶子・・・NY在住。北米オンラインデーティング400人斬りで培った人間観察力を生かし『Menjoy!』で執筆中。産業通訳・翻訳が本業。Twitterは@NYCtsubaki。

 

【画像】

by Gideon