些細なことですぐに怒りだす短気な男の脳みそを解明!

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あなたの周りにいわゆる“瞬間湯沸かし器”のような、怒りやすい男性はいませんか? とにかく些細なことで怒る、怒鳴る、大きな音を立てる……。

このような短気な男性の頭のなかを、医学博士ローアン・ブリゼンディーン氏の『男脳がつくるオトコの行動54の秘密』を参考に解説します。

 

■実は男性は女性よりもずっとキレやすい!

そもそも男性と女性で、怒りっぽいのはどちらだと思いますか?

実は脳科学的には、男性のほうが女性よりも怒りに火がつきやすいのです。また、1日に怒りを感じる時間の合計は男性も女性もほぼ同じなのですが、怒りを攻撃的な行動に出す頻度は、男性は女性の20倍程度といわれています。

というのも、怒りを抑える脳の領域(=中隔野)が、男脳は女脳に比べて小さいのです。さらに、十代以降には、男性ホルモンの“テストステロン”及び“バソプレッシン”の影響で、男脳の攻撃性に拍車がかかります。

まず、テストステロンは、支配欲や攻撃欲の源です。一方、バソプレッシンは、いわば“なわばりホルモン”のようなもので、外界からの刺激に反応して防御意識を高めるはたらきをします。

つまり、女性にとって何でもないことでも、男性が「俺のことをバカにしたな」「あいつに挑発された」などと過剰反応することがあるのは、脳のはたらきによるのです。

もちろん、“怒りっぽい女性”もいれば“温和な男性”もいるように、個人差はあります。ただ、あなたの身近な瞬間湯沸かし器のような男性は、ホルモンに操られているということを覚えておいて損はないでしょう。

 

■瞬間湯沸かし器男へのNG対応

瞬間湯沸かし器男に対しては、まず以下のふたつの対応を避けるべきです。

(1)反発で怒りを煽る

何かにつけて怒鳴りつける彼を見ると、つい「そんなに怒らなくていいじゃない!」と反発したくなりますが、これは火に油を注ぐようなもの。彼の怒りはますます手に負えなくなることでしょう。

というのも、反発されると、男性の脳内でテストステロンやバソプレッシンが分泌されて、ますます戦闘モードに入ってしまうのです。さらに、一部の男性は、怒りが頂点に達したときに、なんと快感さえ覚えてしまうとのこと。いわば、ハイな状態に到達してしまうのです。

(2)その場から逃げだす

人間誰しも怒り狂う人間を見るのは気分がよくないので、彼の怒りに火がついたら、その場から逃げだしたくなるでしょうが、これは決して得策ではありません。

怒りに火のついた男性は、いわば“猛獣”状態。その場から逃げだしても、彼は怒りの矛先がおさまらず、「俺の話を聞け~!」と追いかけてくる可能性があります。

 

■一体どうすれば……?

歯向かってもダメ。逃げてもダメ。というわけで、男性がささいなことで怒りだしたら、「また始まったか」と受け流すしかありません。

なんだか厄介ですが、救いようがあるのは、すぐに怒りだす男性は意外に根にもたないという点。

鬼の形相で罵声を浴びせる姿を見ると、怒られたほうとしては「もしかしてすごい恨みをかったかも……」と心配になってしまいます。

ところが、怒った本人はそれほど激昂したつもりもなく、後日「え? 俺そんなことで怒ってたっけ」なんてこともしばしば。つまり、周囲の人間は、瞬間湯沸かし器男の怒りをいちいち重く受け止めないことが賢明でしょう。

また、当人は自分が怒りっぽいという自覚が実はない場合もあります。もし上司と部下のような関係ではなく、夫婦や恋人同士という対等な関係であれば、「あなたがすぐに怒りだすのでいつも怖い思いをしている」ということを伝えるのも一策です。

 

いかがでしたか? 瞬間湯沸かし器な人が身近にいると、周囲は気苦労が絶えないかもしれませんが、当記事を参考に上手に付き合ってくださいね。

 

【参考】

ローアン・ブリゼンディーン/早野依子(2010)『男脳がつくるオトコの行動54の秘密』 PHP研究所