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経験者のリアルな声から学ぶ「アスペルガーな夫」対処法8つ【後編】

2011/09/30 21:00  by   | 結婚

前回の記事では、漫画『旦那(アキラ)さんはアスペルガー』の筆者・野波ツナさんからうかがったアスペ夫への8つの対処法のうち、まずは4つをご紹介しました。

今回は、野波さんからうかがったお話をもとに、アスペ夫に対する不満をどのように解消すべきかについて4つのポイントを解説します。

 

 

■5:「なんで」は禁句

アスペ夫の不可解な言動に対し、妻はつい「なんで(いつもそうなの!)(わからないの!?)」などと声を荒げがちです。

しかし、アスペ夫への「なんで」はNGワード。怒られながら「なんで」と言われると混乱して、この場では何を言っていいのか・何が問題なのかが分からなくなってしまいます。

また、「怒られた=自分を否定された」と考え、プライドがとても傷つきます。そうすると黙りこんでしまったり、「うるさい!」と妻の言葉を止めたりして(時には物にあたる人もいます)その場をなんとか終わらせようとするだけです。

なので、アスペ夫に対して、非難の意味で「なんで」という言葉を用いるのは、お互いにとってマイナスでしかありません。極力控えるべきでしょう。

なお、本当に理由を聞きたいときには、落ち着いて「なんで」と訊くのはありとのこと。アスペルガー症候群の人は、概してウソがつけないためわりとバカ正直に話してくれるので、その点では扱いやすいことが多いのだそうです。

 

 

■6:わかりやすく指示やお願いを出す

アスペ夫に対して何か不満なことがある場合はあくまでも冷静に「あなたを否定するわけではない」ということを前面に出して論理的に、落ち着いた言葉と表情で話すべきです。

やってしまった行為・言ってしまった言葉を責めるのではなく、「そういうことはやめて次からはこうしてほしい」「こういう言い方をしてほしい」というように、分かりやすく指示やお願いを出しましょう。

また、アスペ夫に対しては、「一度言ったから大丈夫」というのは通用しません。同じミスを何度も繰り返すので、「何回同じことを言わせる気!?」とキレそうになるかもしれませんが、根気強く指示・お願いを出し続けましょう。

 

 

■7:指示やお願いはメモに残す

アスペ夫にとっては、“自分ルールが全て”なので、人から何か指示されても、その次の瞬間には頭から抜け落ちてしまうということがしばしばです。また、この障害の特性として、そもそも口頭で指示を受けるのが苦手という人もいます。

なので、妻からの指示やお願いを忘れないように、内容をメモに残しておくというのは1つの手段です。書いたものを「これお願い」と、ただ渡すのではなく、妻が夫の目の前で書いてあげる、もしくは夫自身にメモをとらせるほうが効果的。

なお、夫が自分でメモをとる場合は、指示内容を誤解していないかどうか、妻がさりげなくチェックするほうがいいかもしれません。

また、せっかくのメモをなくしてしまうという人もいるので、書いたメモは夫が毎日目にする場所に貼るなど、メモの効果が持続するように工夫しましょう。

 

 

■8:態度は一貫させる

“許す”というのと“甘やかす”というのは似て非なる行為です。アスペ夫の悪いクセを直したいときには、妻は厳然と一貫した態度をとるべきです。

たとえば、夫の“物の出しっぱなし”のクセを直したい場合。妻は何度も「出した物はしまってください」と指示するのに疲れ、ときには「私がかわりにしまえばいいや」と思うかもしれません。

ただ、あなたは「そのときだけ」のつもりでも、アスペ夫は「いつも妻がやってくれる→自分はしまわなくていい」と都合のいいように解釈してしまい、ますますクセが直らなくなります。

なので、仮にあなたが夫の尻ぬぐいをしたとしても、「今回だけだから、次からはあなたがやってね!」と念押しするべきです。

 

いかがでしたか? アスペルガー症候群は“究極の男性脳”ともいわれており、男性の特徴を極端にしたようなところがあります。

なので、アスペ夫への対処法は、実際に夫がアスペルガー症候群でなくても応用可能なように思われます。当記事が、夫への接し方に悩んでいる人にとって、少しでもヒントになれば幸いです。

 

【参考】

野波ツナ・・・漫画家として体験系コミックなど多方面で活躍中。2児の母。2011年1月に自らの体験をつづった『旦那(アキラ)さんはアスペルガー』を発表。その第2弾『旦那(アキラ)さんはアスペルガー ウチのパパってなんかヘン!?』(コスミック出版 定価1,050円)が、2011年10月上旬に発売予定。第2弾では、その後の波乱と、子から見たアスペパパの様子を描いている。

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