実は母親の態度が原因で世に「オレ様男」が増えている!?

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男女平等は促進されつつありますが、いまだに「女のくせに生意気」「男のくせに頼りない」といった男女差別的な発言は男女双方から耳にします。

もちろん、男女にはそれぞれ特性がありますが、過度に「男だから」「女だから」という点にこだわって、それが精神的・肉体的暴力につながってしまうのは非常に残念なことです。

実は、性差別的な態度をとるかどうかは、母親の影響が大きいということが、科学系ニュースサイト『EurekAlert!』にて紹介されています。

 

スペインのバスク大学のメイト・ガレイゴルドービル氏及びジョーンズ・アリリ氏の研究により、母親の性差別的な態度が、息子や娘に強く影響することが分かりました。

研究では、11歳から17歳までの男女1,455名及びその両親について、“母-娘”、“母-息子”、“父-娘”、“父-息子”それぞれの関係を分析しました。

その結果、男女差別的な態度を子に伝えるのに、母親がより強い影響力を持っていることが分かったのです。

「母親の性差別の程度は、息子や娘の性差別の程度に父親よりも大きく関係しています」

と、ガレイゴルドービル氏。

「性差別の被害者といえば女性ですが、その女性たちが子どもに性差別を伝えているとは皮肉なものです。ただ、我々の研究では、実験的手法を用いたわけではないので、自然科学的な因果関係があるとまではいいきれません」

研究者によると、子どもの性差別には、他の要素も関係しているとのこと。

たとえば子どもが両親と過ごす時間、母親が子どもにどれくらいお手伝いをさせるか、子どもに生まれつきどんな才能があるか、その才能によって子どもにどんな役割が期待されるか、そして結局、価値観を伝えるのに母親の役割がどれくらい重要かです。

研究の概要として、さらに以下の2点が挙げられます。

 

■1. 両親が学ぶことの重要性

性差別をなくすためには、両親がともに学習することが重要です。なぜならば、両親の性差別が少ないと、その子どももやはり性差別が少ないからです。

また、性差別をなくし、偏見にもとづく暴力を防ぐためには、幼少期から両性の平等を促進するための教育プログラムも欠かせません。

「性差別は家庭で培われるけれど、他の要素によっても強化されます。たとえば、どんな社会階層に属するかや、メディアなどです。もし性差別が緩和されるとすれば、これらが影響しているといえるでしょう」

とガレイゴルドービル氏は述べています。

 

■2. 男子のほうが性差別的になりやすい

研究の結果、男子は女子よりも性差別的になりやすいことが分かりました。同様に、母親よりも父親のほうが性差別的になりやすいとのこと。

また、性差別的な男女は、配偶者としてやはり性差別的な者を選ぶということも研究によって明らかになっています。

さらに、家庭の社会・経済・文化的地位と差別的態度との間にも関係があるそうです。つまり、社会・経済・文化的地位が高いほど、差別の程度は低くなります。

 

いかがでしたか? あなたの彼氏が女性蔑視的な人間かどうか判断するには、彼自身だけでなく、彼の母親を見ることがキーになりそうですね。

また、自分自身が「私はどうせ女だから……」なんて考えを持っていると、「女は黙って男に従え」といった俺様的な男を引き寄せてしまいます。

さらに、自分が子育てをするうえで、子どもが差別主義者になってしまわないように、女性は自分の性別に対する価値観をぜひチェックしてみてくださいね。

 

【参考】

※ Mothers are the most responsible in transferring of sexist attitudes