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GWにまとめ見したい!「朝ドラ」1位はあさが来た2位の名作は

此花さくや

此花さくやS.Konohana

皆さんは“朝ドラ”を観ていますか?

この4月から始まった『とと姉ちゃん』も、今旬の女優高畑充希さんや超大物俳優で脇が固められ、平均視聴率も第1週と2週が20%を超えるほどの絶好調ぶり。前作の『あさが来た』を超えるドラマとなるか今後の展開が楽しみなところ。

そこで今回は、『Menjoy!』が男女500人を対象に「面白かった“朝ドラ”は何?」というアンケート調査を実施しました。ゴールデンウィークに暇をもてあましている皆さん、ぜひ見逃した朝ドラを観てみてはいかがでしょうか?

 

■面白かった「朝ドラ」ランキングTOP5

第5位・・・ゲゲゲの女房(47人)

第4位・・・マッサン(54人)

第3位・・・あまちゃん(64人)

第2位・・・春よ、来い(70人)

第1位・・・あさが来た(90人)

6位から10位までは、『ちゅらさん』『ふたりっ子』『花子とアン』『梅ちゃん先生』『あぐり』と順に続きました!

あたなのお気に入りのドラマはランクインしていましたか? それでは、第1位と第2位に選ばれたドラマを見逃した方のために、それぞれの見所をざっくりとお伝えします!

 

■第1位・・・あさが来た

幕末時代、京都の豪商のむすめ、あさと彼女を支え続けたボンボン夫が、時代に翻弄されながらも明るく大阪で生きていく話です。あさは日本女子大学創立にかかわった実業家の広岡浅子さんがモデルです。

2015年9月28日から2016年4月2日まで放送されたこのドラマは平均視聴率が23.5%と2000年以降の連続テレビ小説で最高の記録をうちだしたのだとか(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。

『あさが来た』の見所は、現代の女性が共感できる多様な女性の生き方と恋愛観が、大人気の幕末時代を軸に丁寧に描かれた点にあると言われています。

ヒロインのあさ(波瑠)は活動的で当時理想とされる女性像の枠にはまらず、苦労しながらもビジネスで成功を収めます。対照的に、姉のはつ(宮崎あおい)はいわゆる古風な女性のタイプで、嫁ぎ先が没落したあとも育児をしながら農作業で家を助けます。

この二人の女性にみる“たくましさ”と“たおやかさ”は、現代を生きる女性にとってかげがいのない強さ。

“仕事も家事も両方して当たり前”だとされ、仕事で男性以上に頑張っても経済的に男性ほど報われないばかりか、「早く結婚しろ」「産めないのか」などと政治家に野次を飛ばされる現代の女性。あさやはつが歩む正反対な人生に、我々女性はときに共感し、応援し、励まされるのです。

あさとはつ姉妹のほかにも母梨江(寺島しのぶ)、あさの姑・白岡よの(風吹ジュン)、はつの姑・眉山菊(萬田久子)、女中のうめ(友近)、ふゆ(清原果耶)、三味線の師匠・美和(野々すみ花)ら個性的な俳優が演じるストーリーは、三角関係、育児、嫁姑問題、女性の自立など、女性が人生で直面する問題がつぶさに描かれてます。

また、あさの夫・新次郎を演じた玉木宏さんや、薩摩藩士・五代友厚を演じたディーン・フジオカさんなどが人気を博し、作中で五代友厚が最期を迎えたことを悲しむ「五代さまロス」という言葉がSNSで流行するなど、男性陣も活躍しました。

『あさが来た』は、『NHKオンデマンド』で全話視聴することができます。

 

■第2位・・・春よ、来い

原作者である橋田壽賀子さんの自伝をドラマ化した作品で、ヒロインが大学進学のため上京するところから戦争を経て脚本家として大成し、夫の死を見取るところまでを描いたストーリーです。

1994年10月3日から1995年9月30日まで放送され平均視聴率は24.7%、なんと最高視聴率は29.4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。

主演の安田成美さんが途中で降板し、原作者の橋田さんが「飼い犬に手をかまれた」と発言したことが当時大きく取り上げられました。その後ヒロインを務めたのは、中田喜子さん。

『春よ、来い』の見所は、戦争と復興という過酷な時代のなかで青春をおくり、挫折しながらも成功した女性のサクセスストーリーを描いたところにあります。

親への反抗心、大学の寮生活、仕事の挫折、恋愛、夫婦の関係など、希望と理想にあこがれる女子高生から苦い現実を精一杯生きる大人の女性への見事な人生の展開に心打たれます。

主演の二人以外にも、倍賞美津子、いしだあゆみ、赤井英和、波乃久里子、宝生あやこ、池田成志、池内淳子らの豪華キャストに加え、松任谷由実が作詞作曲をした同名の主題歌がこのドラマに華をそえました。

残念ながら『春よ、来い』はDVDが発売されていませんが、『NHKアーカイブス』サイトの「NHK名作選 みのがし なつかし」でダイジェスト映像が探せます。

 

いかがでしたか?

見逃して話題についていきそびれたあなたも、懐かしいあの朝ドラをもう一度見てみたいあなたも。

ゴールデンウィークは名作の朝ドラ三昧をして、人生の勇気をもらうのはいかがでしょうか。

 

【画像】

TAIPEI, TAIWAN – JULY 01:  (CHINA OUT) Japanese singer Tamaki Hiroshi attends a press conference before his concert at Shin Kong Mitsukoshi on July 1, 2011 in Taipei, Taiwan of China.  (Photo by ChinaFotoPress/Getty Images)

 【参考】

※ NHKオンデマンド|連続テレビ小説特集