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バブー赤ちゃんでちゅ!? 幻滅…彼の「がっかりした性癖」3つ

相川葵

相川葵A.Aikawa

性癖……というと色々な性癖があるものですが、男と付き合っていると、たまに本当にイヤになっちゃうような性癖を持っているヤツがいますよね。

今回は、恋愛心理カウンセラーとして日々皆様からご相談を受ける筆者が、「彼のこんな性癖にガッカリしている!」という実際にあったご相談の中から、傑作を紹介してみたいと思います。

 

目次

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■大人になってもなおりません!「爪を噛む」

性癖というよりは癖ですが、深刻度も高くて相談が多いのが、“爪を噛む”という癖。

小さい子どもなどには、割とよく見られますが、大人の男がイライラしちゃって爪を噛む……というのは、どう見ても美しい光景ではありませんものね。

どん引きしつつも、「なんとか直してあげたい」と奔走する彼女が多いのも、この爪噛み。

しかし、大人子どもを問わず、爪を噛む性癖は心の闇や不満から来ていることが多いんです。

本心では自分の好き勝手にしたいのにできない、という満たされない感情を、爪を噛むことで表現しているわけなんですね。

幼児の頃は、お母さんが優しく接してあげることで心が満たされ、爪噛みのクセがなおっていくことが多いのですが、大人になってまで爪を噛むクセを持ち続けている男は、とっても厄介!

自分の彼女や妻にまで、「なんでも自分の思い通りにしてほしい」「お母さんのように、無償の愛を注いでほしい」と思っている、面倒男が多いのが事実なんです。

幼少期や思春期に家族やまわりの人から愛情を充分に受け取ることができなかったのだとしたらそれはかわいそうですが、現実的に彼女や妻ではその欲求を満たしてあげることができず、男女関係がぎくしゃくしてしまうケースも多いのが、この「爪を噛む」性癖だと言えるでしょう。

 

■いつまでも付き合ってられん!「赤ちゃん返り」

よく、下の子が生まれて、お兄ちゃんが赤ちゃん返りしちゃって……という話を聞くことがありますが、これのどん引き性癖バージョンが、“オトナの男の赤ちゃん返り”!

さきに挙げた爪噛みは、女性にも見られることがあるのですが、赤ちゃん返りとなると、ほとんどがオトナの男がやることだからビックリ。

また、赤ちゃん返りのレベルも様々で、日常生活で「○○ちゃん(自分の愛称)、これが食べたいんだもん!」と言い出し、ほおを膨らませるような、幼児語レベルの男もいれば、エッチのときになると彼女に「○○でちゅね~」と言わせ、赤ちゃん扱いを要求する男も……。

いずれにしても共通しているのは、自分が小さな男の子になった状況を作ってもらい、パートナーの女性から、子どものように扱ってもらうのが大好きということ。

言い換えれば、これもまた爪噛みと同様、自分自身の幼児性、ひいては愛情を求める気持ちが、爪噛みとは違った形で表われているものであると言えます。

赤ちゃん返りについては、正直なところ、これで性的興奮を感じる男も多く、赤ちゃん返りにどん引きしているなら、対処はちょっと難しいかも……。

すっぱりお別れして、彼には、ママになりたい女性を探してもらうのもひとつの手です。

 

■踏まないってば~!「超ドM」

赤ちゃん同様に厄介なのが、ドM男です。

男性にも色々いて、彼女に責められるのが好き……という男もいますが、この“責められる”のレベルがハンパない男もいるわけで……。

とりわけ女性を悩ませるのが、「股間を踏んでほしい」「ハイヒールを舐めさせてほしい」「縛ってヤってほしい」などと言い出す、超がつくドM男!

女性の趣味だって人それぞれで、そりゃ責めまくるのが好きな女性だっていますが、それだって一般的な女性の性癖というわけではありません。

それまでカッコイイと思っていた彼氏に「ふ……踏んで……」と言われて、引きつりながら踏んでみたらものすごくイイ表情をしている!……なんて、そっちの趣味じゃない女性からしたらどん引き間違いナシの、がっかり性癖です。

ドM男子の心理状態としては、「いじめられることによって、相手に認められていることを実感したい」という気持ちが挙げられます。

よく、「キライな相手だったら、ケンカしないで無視する」なんて言いますよね。つまり、無視されていないということは、相手が自分を気に掛けてくれているという一つの証でもあるわけ。

それを、好意的な、また平和的な方法で実感してくれればいいものを、イジめられることを喜びとして感じ、これを性的な興奮につなげてしまうというメカニズムなんですね。

実は、こうした“エッチに関連した”性格の不一致が原因で別れるカップルは結構多いのです。ほかのパターンでは、女性がSすぎてどん引きする男性、男性がSすぎてどん引きする女性などが多いよう。

でも、ドM男性とドS女性とだったら……相性抜群と言わざるを得ないでしょう。

 

性癖というのは、爪噛みのように、それ自体が生活に不利益や不快感を与えることもありますが、エッチのやりかたのように、「こればっかりは相性がね!」と言えることも多いもの。

もし、あなたがその性癖を愛することができず、幻滅をおぼえるなら、二人がこの先長い時間を共有していくのは、もしかしてちょっと難しい……かも!?

 【画像】

bart78 / PIXTA(ピクスタ)