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人物撮影のプロ直伝!七五三で我が子を可愛く撮るコツ3つ
オガワチエコC.Ogawa
11月15日は七五三。今週末は、着飾った我が子と神社やお寺にお参りに行く親御さんも多いのではないでしょうか?
この七五三、数え年で男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳で行うのが通常の習わしですが、地域によっては男の子は5歳だけといういとろもあるようです。一生に一度のイベントとなれば、何としても可愛い姿をカメラにおさめたいのが親心でしょう。
そこで今回は、書籍の著者カットや雑誌の人物撮影などで活躍するカメラマンのヤマグチアキノブさんに、“七五三で我が子を可愛く撮るコツ”を教えてもらいました。
■親の動き方で写真は変わる!
「良い写真を撮るには、子供の目線の高さから撮ることが基本です。しかし、時には寝転んでみて、子供よりも低い視線から撮ってみる、あるいは高いところに立って真上から撮ってみるなどのバリエーションを付けるといいでしょう。前後左右からこの方法を試せば、お父さんにカメラを渡した際によくありがちな“着物の後ろ姿を撮り忘れる”なんてことも防げるでしょう」
撮影する側にはちょっとハードかもしれませんが、子供が可愛く撮れるのですから、お父さん、お母さん、ここは積極的に動いてあげてください。
■なかなかカメラの方を向いてくれない時はどうしたらいいの?
撮り方のコツはわかったけど、「肝心の子供がこちらを向いてくれない!」と嘆く親御さんも多いのではないでしょうか。
「確かに、子供を撮る際に一番苦労するのは“カメラのほうを向かせる事”ですね。夫婦、おじいちゃんおばあちゃん総出で横に並んで、“○○ちゃん、カメラのほう見て”と言っても見てくれませんし、叱られたと思って泣き出す子もいます」
そんな時、プロはどうしているのでしょうか?
「カメラを持つ人と1対1で撮るのが理想的なのですが、そうもいかない場合は、縦に並ぶようにします。カメラ目線で撮りやすくなりますよ」
これがわかれば神社やお寺でのスナップ撮影は無敵になりそうです。しかし可愛い我が子の晴れ姿を、「屋外だけでなく家の中でもまだまだたくさん撮りたい!」という時に上手くいくコツなどはあるのでしょうか?
■室内撮影は時間と背景がキモ!
「今の季節だったら、午後2時ころの光が入り込んでくる窓際で撮るのがベストです。適度に柔らかい光が差し込んでくるのでキレイに写ります。
また、壁に白いシーツを貼るなどして、シンプルな背景にするのも、衣装が映えるのでよいですね」
これらのことを踏まえると、七五三のお参り日は、午前中から神社やお寺などで親が積極的に動いて撮影し、お昼過ぎには家に帰って、そのままの衣装で窓際付近の柔らかい光で撮影。その後は壁にシーツを貼っておうちスタジオ風にするのが完璧と言えますね。
今年七五三を迎えるお子さんがいらっしゃる方は、是非試してみてくださいね!
【参考】
※ 一般女性を美しく撮る撮影も行なっているグラビアカメラマン・ヤマグチアキノブ