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妻と子どもが溺れている!「どっちを助ける」でわかる夫のホンネ

月島もんもん

月島もんもんM.Tsukishima

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「両方助ける」は選べません……

「妻と子どものどちらを助けるか?」こうした質問に対する、よくある逃げ回答が、「両方助ける」。今回は、この回答はナシにして、選択してもらいました。

しかし……、選択に限らず、フリー回答に書かれた多くの熱い声を発見してしまいました。

「それでも両方助ける!」

「どちらかひとりが欠けてもダメ。みんなで生き残る方法を探す」

「代わりに俺が死ぬ。ふたりは助ける。じゃダメですか?」

「右手で妻、左手で子どもを支え、バタ足で助ける」

「まず子どもを助け、その後に妻を助ける、必ず両方助ける」

などなど、夫の妻と子どもに対する熱い愛情に胸を打つものがありました。

浮気をするのはヒマだから?

浮気などに関する質問をすると、結構、夫たちからひどい回答が聞かれることが多いのですが、こうした“生命”に関する質問になると、途端に愛に満ちた回答にあふれます。

浮気というのは、ヒマだからするものなのかもしれませんね。 

「妻を助ける」派の回答

続いて、「妻を助ける」派の回答を見ていきましょう。

「こんなことは言いたくないけど、妻との子どもは、また作れます。でも妻を失ってしまっては、もうそれもできません」

「妻のことを愛して結婚したわけであって、子どもはその結晶。かわいくないわけはないし、命に変えても守りたいが、妻とどちらを選択するかといったら、妻を選ぶ。一生守ると誓ったから」

「妻との付き合いのほうが長いし、失うことは考えられない」

「妻がいないと子育てはできない。シングルファーザーがこなせる自分ではない。残った子どももかわいそうだと思う」

子どものことも愛しているが、自分が愛を誓った相手は妻であるという意見が多くありました。妻がいなければ、子育てすることが難しい……という現実的な意見もありましたね。

あなたならば、うれしいですか?

もし、自分の夫が子どもよりも自分を助けるという愛情をみせてくれたら、あなたはどう感じるでしょうか? 

「子どもを助ける」派の回答

「どちらかしか助けられないというのならば、子どもを助けます。妻も、そうしてほしいと望むと思うので。それくらいの信用が、夫婦の間であります」

「子どもは宝です。必ず助けて、我々夫婦のどちらかひとりが生き残り、しっかりと育てます。もし子どもではなく妻を助けてしまったら、私は妻からの信用を失い、一生許してもらえないでしょう」

「子どもを助けます。そして、妻は子どもを残しては決して死にません。自力で泳いで、なんとか生き残ります!」

「離婚しても子どもだけは渡したくない、というくらい子どもを愛している」

妻への愛情が深いからこそ……?

きっと妻は子どもを助けることを望んでいると思う……という声が多く聞かれました。これは、子どもを愛する気持ちはもちろんあるけれども、妻への愛情からきた選択なのではないでしょうか。本人を助けるばかりが愛情ではないのですね。

 

こうして結果をみると、夫の「妻への愛情」の大きさが明るみに出た結果だったと思います。こんなに熱いことを考えている夫たちなのに、「浮気したいと思いますか?」などのアンケートでは、「思う」などが多いのは、なぜなのでしょうか……。普段はそんなことを言っていても、じつは妻を超愛しているのですね。

  

【取材協力】

※ 小川沙耶(おがわさや)・・・官能小説家、恋愛コラムニスト。女性のリアルな性と恋愛を描くためという名目で、現在も派遣OLとして週2回勤務中。いまいちやめどきがわからない。著作に『女性社員から「きもい」と言われない働き方』ほか、多数。