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なんとイクメンが増えると人口の減少を食い止められる!?

2011/11/26 22:00  by   | ニュース

世の中では、少子化が深刻な社会問題として取り上げられています。しかし、「少子化なんて自分には関係ない」そう思っている人は多いのではないでしょうか?

これは、社会構造が大きく変わってしまう危険がある、実は“誰にとっても他人事ではない問題”なのです。

とは言え、少子化対策の研究は既に進んでおり、今では有効な方法も見つかっています。

それはなんと、“イクメン”。育児をする男性の存在が、少子化に歯止めをかけられるという研究結果が出ているのです。

 

■日本の人口はどんどん減っている

2009年時点の日本の人口は、1億2,750万人と言われています。

日本の人口は、1985年に1億2千万人台を突破してしばらくは増加傾向だったのですが、バブル経済の崩壊とともに出生率が低くなり、2008年、ついに死亡率が出生率を上回る状態になりました。

この数字からわかるように、出生率の低下によって、日本の人口は毎年確実に減っていっているのです。

 

■このままいくと40年後の日本はどうなる?

この統計結果を元に、2055年の将来推計が発表されています。

それによると、2050年には日本の人口は1億人を割り込み、2055年には8,993万人まで落ち込むと予想されています。

働き盛りの年代である20代から60代までの人口比率は、2009年時点で全年代の51.8%なのに対し、2055年には41.2%となり、逆に60代以上が全体の47.1%を占めるようになるそうです。

日本の人口のほぼ半分が60代以上ということは、“超高齢化社会”ということになります。

これは、社会構造がまったく変わってしまうというかなり怖い話ですが、現実の話なのです。

 

■イクメンがこの危機を救ってくれる!?

人口の減少を食い止めるには、出生率を上げるしかないのですが、実は育児に男性が積極的に関わることで出生率が上がるという面白い研究結果が出ているのです。

三重大学・水落正明先生の研究レポート『夫の出産・育児に関する休暇取得が出生に与える影響』によると、出生率が下がっている要因のひとつとして奥さんの育児負担があるとのこと。

研究は、育児負担を夫婦で分かち合い奥さんの負担を減らしてあげることで、出生にプラスに作用するのではないか、という観点から行われました。

そして、旦那さんが育児休暇を取得するなどして、育児サポートに積極的に参加する家庭とそうでない家庭とでは、明らかに第二子の誕生に差が見られ、特に出産後に奥さんが職場復帰する家庭の場合はその傾向が強いとの結果が出たそうです。

一方で、旦那さんが積極的に育児参加するためには、まずは出産休暇を政策的に支援する必要があること、同時に長期休暇に対する会社側の理解も重要だとしています。

 

奥さんに与える育児負担が少子化の大きな要因であることを考えれば、イクメンが当たり前になる社会も、もうすぐそこまできているのかもしれないですね。

 

【参考】

※ 国立社会保障・人口問題研究所 人口統計資料集

※ 水落正明(2011)『夫の出産・育児に関する休暇取得が出生に与える影響』 季刊社会保障研究

【画像】

写真提供:ペイレスイメージズ

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