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理解できねー!社会に厳しい目を向けられる「結婚スタイル」3連発

並木まき

並木まきM.Namiki

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現代の結婚スタイルはここまで多様化している!

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多様化している結婚の形態には、ドラマの題材になったようなものや10年前では考えられなかったようなスタイルも。

今回の調査では、上記の結婚形態について20~49歳の独身男女2,190人に対して考えかたを質問。

その回答から、「自分はしたくないし理解(許容)もできない」と答えた人が多かった形態は、いったい……!? 

1:別居婚

別居婚について「自分はしたくないし理解(許容)もできない」と答えた人は28.2%。およそ4人に1人以上は、「別居婚? 自分は絶対にやらないし、結婚しているのに別居なんて理解できない」と思っている様子。

結婚には法律上“同居の義務”が伴いますが、事情や価値観によって別居しながら結婚生活を続ける人もいますよね。

世の中は広いので、「君のことは大好きだけど、僕は誰かと一緒に暮らすっていう生活ができないんだ」なんて彼との結婚だと、やむなく別居婚……という展開になっている夫婦もいるのでは。

夫と“別居婚”をしているKさんの場合

「ウチは、夫が転勤の多い仕事なので別居婚です。最初の1年は一緒に暮らしましたけど、その後の転勤にはついていっていません。私も仕事をしているので、夫の転勤で退職するわけにはいかないんです」(Kさん)

このように、“別居婚”と言っても、険悪な仲になって別居しているワケではなく、やむを得ない事情によって別居を選択中という夫婦もいるようです。 

2:契約結婚

続いて、さらに許容する人が少なかった形態が「契約結婚」。

2016年の大ヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』で、一躍有名になったその形態ですが、実際に選択する夫婦もいるんですね。

契約結婚では、結婚生活において「コレだけは譲れないっ!」という条件や「もし相手が浮気したときには慰謝料はこうなる」など、リスクに関する事前の取り決めを“婚前契約”として公正証書などに残すスタイルが一般的です。

とはいえ、「自分はしたくないし理解(許容)もできない」という人は27.9%にも達し、およそ3人に1人は「結婚するのに、契約なんている?」と思っている様子。

とはいえ、“結婚”自体も、言ってみれば“契約”なのですが……!

『逃げ恥』の平匡とみくりの場合


ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』では、主人公のみくりが、自分の生活を維持するために“契約結婚”を提案しました。

現実にそんなことが可能なのかはもちろん相手次第ですが、二人の取り組みは確かに新しい可能性を秘めているように見えましたね。

ドラマでは、“嘘から出た実”のような形で最終的に二人の間に本当に恋愛感情が生まれましたが、そうでなかった場合、将来的にどうしていくのか? 子供は? 介護は? など、いろいろなケースを考えるとなかなか許容されないかもしれませんね。

 

3:とり婚(とりあえず結婚する)

また、もっとも「自分はしたくないし理解(許容)もできない」と答えた人が多かったのは「とり婚」。31.1%が「理解できない」と言っているので、今回の選択肢ではもっとも社会的に認容されていないスタイルでした。

“いい人を見つけ、とりあえず結婚してみる”という形態を指すそうですが、結婚はある意味“勢い”もあるので、「とりあえず」のレベルがどの程度なのかによっても、社会的な認容レベルが変わりそう。

「とりあえずこの人でいっか」で結婚したSさん

いわゆる“授かり婚”で結婚したSさんは、交際していない男性の子どもをみごもり、紆余曲折あった末に「でも、この人でいっか。私も結婚願望あったし……」でゴールインに至った女性です。

結婚当初は女子会のたびに「本当は年上と結婚したかった! 超妥協~!」と大騒ぎでしたが、子どもも生まれて数年経った今は、とても幸せそうなラブラブ夫婦に。

「今となっては、あの時結婚しておいてよかった。相手のことをよくわからないままの不安な結婚だったけれど、“とりあえず子どもができたし籍入れよう”っていう彼の言葉に従っておいてよかったと思う」とのことです。

 

いかがでしたか?

結婚のスタイルが多様化しているとはいえ、まだまだ社会的には認容されにくい形態もあるのがわかりますよね。

あなたは、どんな形態の結婚に「ちょっと理解できない。したくない」って思ってしまいますか?

当人たちが幸せであれば、どんな形態でも問題ないはずですが……社会の目ってときに厳しいものなのですね。

  

【参考】

「結婚観」に関するアンケート調査 – パートナーエージェント