「遠距離恋愛はうまくいかない」謎が心理学で解明される

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存

転勤、転校などで恋人と遠距離恋愛になってしまった経験はありませんか?

最初は「離れてても大丈夫」なんて思っていても、遠く離れていると、相手に浮気されてしまったなんて経験がある人も多いはず。

どうして遠距離恋愛はうまくいかないのでしょうか? 今回は心理学者・渋谷昌三氏著書『必ず誰かに話したくなる心理学99選』を参考に解説をします。


■人は近くにいる人を自然に好きになる

学校や会社などで、一番最初に仲良くなるのは席が近い人ではないでしょうか。近くにいる者同士が仲良くなることを心理学的に“近接の要因”と呼んでいるそうです。これは、恋愛にも通じる現象のようです。

近くにいることで、自然と相手の目に留まり、話をする機会が増えます。心理学的に、人は接する機会が多い相手に、知らず知らずのうちに好意を抱いてしまうと言われています。そのため、会う機会多ければ多いほど、相手のことを好きになってしまうのです。

遠距離恋愛になると、相手に会う機会が減り、相手のことを本当に好きかどうかわからなくなったり、近くにいるほかの異性に目が行ってしまうとのこと。そのため、遠距離恋愛中に、近くにいる異性と浮気をしてしまう人も多いようです。

 

■愛は距離に勝てない?

また、アメリカのJ・ボサード教授がフィラデルフィアに住む5,000組の夫婦に調査したところ、興味深い結果が出ました。

12%のカップルが婚約時にすでに同棲しており、33%のカップルが5ブロック以内の距離に住んでいたそうです。

そして、婚約中に何らかの事情で引っ越し、住んでいた場所が遠く離れたカップルほど別れる比率が高いことがわかりました。

この調査によると、どうやら「愛はあれば、距離なんて関係ない!」と言っていても、ふたりの物理的距離が遠くなればなるほど、結婚に至る確率が低くなってしまうようです。

「会えない時間が愛育てるのさ」なんて歌詞の曲がありましたが、距離が離れるほど心も離れてしまい、恋愛はうまくいかなくなってしまうことが多いのです。

 

■相手に意識を持たせる

しかし、せっかく愛し合っているのに、距離が離れたことで破局を迎えてしまうのは悲しいものです。

渋谷氏曰く、遠距離恋愛を成功するためには、相手と会う機会を増やすことがもっとも大切なことのようです。先ほども述べたように、心理学的に“人は繰り返し会う人のことを好きになってしまう”傾向にあります。

そこで、会う機会を増やしたり、テレビ電話をしたり、スカイプで相手の顔を見ながら会話をしたり、お互いを近くに感じられる方法を取る必要があるのです。

忙しい人は、メールでもよいでしょう。多忙な時でも、一日に一度は連絡を取るようにしてみましょう。

 

いかがでしたか? 芸能界では、タレントのスザンヌが2年間東京と福岡との遠距離恋愛を経て、福岡ソフトバンクホークスの斉藤和巳コーチと結婚しました。恋愛中は、スザンヌが仕事で福岡に行った際にデートをするなどして会う機会を増やしていたようです。

遠距離恋愛になったら、仕事で時間を作るのが難しかったり、金銭的にきついときもあるかもしれませんが、なるべく恋人に会う機会を増やしてみましょう。

 

【遠距離恋愛のコツ】

百年の恋も冷めた…男性の心が離れる「危険な台詞」6つ

遠くて近い?ネットで「キス」できる装置が開発される

素敵な恋人に「ずっと愛され続ける」女性の共通点とは!?

これで人肌恋しい夜も寂しくない!彼氏の腕枕が発売

 

【参考】

岡崎博之/渋谷昌三(2004)『必ず誰かに話したくなる心理学99題』 宝島社

【画像】

写真提供:ペイレスイメージズ