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実はわんぱく坊主に運動をさせると「デキる男」になる!?

2011/12/18 21:00  by   | 男性心理

小さい男の子のいるお母さんの悩みのひとつとして、“息子の落ち着きがない”ということが挙げられます。

家のなかを走り回る・飛び回る。外出しても、電車や飲食店でじっと座っていられない。お母さんは心の休まる暇がありません。

自分の子ども時代を思い返してみても、こんなことはなかったはず……と当惑ぎみのお母さんも多いのではないでしょうか。

諏訪東京理科大学教授の篠原菊紀氏の著書『男の子の脳を伸ばすのはどんな親?』によれば、実は男の子の落ち着きのなさには、原因と対処法があるのです。

 

■落ち着きがないのは“男子脳”のせいだった!

篠原氏によれば、男の子に落ち着きがないのは、実は脳に原因があるとのこと。

といっても、あなたの息子さんに何か問題があるわけではないのでご安心あれ。男の子に特有の脳のはたらきのために、息子さんはじっとしていられないのです。

このことは、篠原氏が幼児学習教材の開発のために行った実験でも明らかになっています。

3~6歳の子どもに言語や計算の問題を解いてもらうと、女の子では脳の前頭葉という部分のはたらきが活発になりました。大人に解いてもらっても、やはり同じ現象が起こります。

ところが、男の子の場合、言語や計算を扱っているにもかかわらず、まるで体育の時間のように、運動や空間認知に関する脳のはたらきが活発になるそうなのです。

落ち着きがないために、問題を解きながら体を動かしてしまうせいでもありますが、男の子は数を数えたり文字を読んだりする際に、身体感覚を用いているのではないかと篠原氏は分析しています。

また、こうした実験結果から、男の子の場合、体を動かすことが脳の成長にも関係しているのではないかとも考えられているのです。

あなたの息子さんが、ひとつの場所にじっとしていられないのも、やはり男子脳のせい。おしとやかなお母さんからすれば、まるで息子が野性児のようで心配でしょうが、実は動き回りながらいろいろなことを吸収し、脳の発達につながっているのかもしれません。

 

■落ち着かない息子への意外な対処法とは?

男の子に落ち着きがないのは、脳のはたらきのせいだとすれば、お母さんはどう対処すればいいのでしょうか。脳の成長にも関係しているのであれば、おさえつけるわけにもいきませんよね?

篠原氏によれば、落ち着きのない男の子には、ひたすら外で遊ばせるのがいいそうです。

「え? ただでさえ落ち着きのない息子をそんなふうにしたら、ますますじっとしていられなくなるんじゃないの?」と思うかもしれませんね。

でも、落ち着きのない子は、かえって徹底的に体を動かしたほうがいいのです。

というのも、運動をすることによって、脳を落ち着かせるセロトニンという物質が出やすくなって、心が安定してくるのだそうです。短期間で劇的な効果があるわけではありませんが、毎日思い切り体を動かすことで、しだいにあなたの腕白坊主にも落ち着きが出てくるはず。

また、外で思い切り体を動かすと、疲れてぐっすり眠ることができ、脳の育ちが促進されるというメリットもあります。

実際に、幼児期に体を思いきり動かしたほうが、小学校入学後も、感情や行動を抑制する能力が高いという研究結果があるほどです。

「少しはじっとしていなさい!」と目くじらを立てるよりも、外遊びをどんどん推奨しましょう。

 

最後に、やんちゃな息子に手を焼いているお母さんに朗報をひとつ。篠原氏によれば、チョロチョロと落ち着きのないのは好奇心旺盛な証拠。実は起業などでうまくいくタイプだそうです。

特に、体を動かしてセロトニン神経系が発達すれば鬼に金棒。ぜひ、子どもが泥だらけで帰ってきても、ニコニコと迎えてあげましょう!

 

【参考】

※ 篠原菊紀(2009)『男の子の脳を伸ばすのはどんな親?』 宝島社

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