孤独な環境がヤバイ?海外オタクから見た人気ゲーム「ラブプラス」

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みなさんは『ラブプラス』って、ご存知ですか?

ちょうど本日12/21(水)、来年2/14(火)発売予定の『NEWラブプラス』体験版が配信開始されて話題になっているので、ご存知の方は多いかもしれません。

知らない方のために簡単に説明すると、これは2009年発売ニンテンドーDS用の人気恋愛シミュレーションゲーム。このゲーム、実は日本だけでなく世界から注目されています。

それはバカ売れしたからではなく、ゲーム内のキャラクターと「結婚した」と言う日本人男性が続出しているからです。世界的に、完全に怪しまれています。

というわけで、日本のアニメやゲームに詳しいアメリカ人オタクの意見をうかがってみましょう。解説は、自らをオタクと宣言するアメリカ人コレット・ベネットさんです。

アメリカのニュース専門テレビ局CNNのニュースサイトから、“もしもアメリカ人オタクが日本の恋愛シミュレーションゲームを試したら”についてお伝えいたします。

 

■アメリカの感覚は“ウケ狙い”?

「通常、日本国内で10万台も売れたらヒット作といわれる恋愛シミュレーションゲームですが、このラブプラスは、初年度で24万台の売上げを記録しており、世界の注目を浴びています。

それは、“ゲーム内のキャラクターと結婚するという若い日本人男性”が存在するという点。残念ながら好評価されてはいません。アメリカではウケ狙いという評価がもっぱらですが、これはオタク文化を知らない人間の評価です。

二次元のキャラクターへの真の愛は、まったくもって現実なのですから」

……やっぱり怪しまれているんですね。それにしても、文化の差を越えてオタク文化の担い手はアメリカにもいるってわけですね。

 

■日本の文化では古典的なタイプがメインキャラ

「アメリカの“ラブプラス”ファンのグループが、ゲームに英語の字幕を入れることに成功したため、私もプレイしてみることが出来ました。

以前から恋愛シミュレーションゲームに関心があったのですが、この手のゲームはアメリカに輸入されることも、英語に翻訳されることも、ほとんどありません。

全くの初心者ですが、とはいえ、以前に“ペルソナ3”や“ペルソナ4”などのゲームをやったことがあるので、何をどうしたらいいのかは、大体わかりました。

恋愛相手の候補の女の子は3人で、それぞれ日本の文化では古典的なタイプです。

日本人が大好きな可愛さを集めたようなキャラ(高嶺愛花)、アメリカ人ならば“セクシー”と表現するような大人っぽく賢いキャラ(姉ヶ崎寧々)。

そして、村上春樹氏の“ダンス・ダンス・ダンス”のキャラクターがモデルになっているという、日本人以外には理解しがたい“ツンデレ”という、通常は無愛想でやや攻撃的ながら、ある時から優しい面を見せるようになるというキャラ(小早川凛子)です」

こういう女の子が、海外から見ても“日本の文化では古典的なタイプ”なんですね。

ウケてる恋愛シミュレーションゲームのキャラってことは、こういうタイプが日本人男性の(少なくとも一部の)、ハートをわしづかみにしちゃうってことですよね。

参考にしてみるのも良し悪しな気がしますが、さてベネットさん、ゲームのご感想はいかがでしょう?

 

■告白されるまでが大変すぎる!

「科目や放課後の活動を選び、女の子達と時間を過ごすのは楽しいものでした。女の子に主人公(=プレイヤー)を意識させるのには、慎重に検討して行動を選ばなくてはいけないし、誰かに告白してもらうには、相当な努力が必要です。

また3人同じように交流していても、誰も主人公に関心を示さなくなってしまうなんてこともありました。

そしてやっと、おとなキャラの姉ヶ崎寧々から告白されることに!(彼女と結婚している日本人男性には恨まれそう……)告白をされると、ゲームは次の展開へと移ります。

ニンテンドーDS内蔵のマイクを使って、彼女の思いに答えなければいけないのです。私がプレイしていたのは、英語の字幕を入れているものですが、音声は日本語しか拾いません。

そこで“アイシテル”と日本語でつぶやいたのですが、これがなんとも居心地が悪いというか、なんというか。

架空の女の子に話しかけてるとわかっていながら、どうも妙な気分でしたし、今まで外でもニンテンドーDSをプレイしていたのですが、もう二度と人目のあるところではゲームが出来ないです。

ちなみに日本人男性のプレイヤーは、この二次元の彼女に相当なエネルギーを注いでいます。そんなわけで彼女や奥さんから(そう、プレイヤーの大半は既婚者なんです)、浮気を疑われてしまうとのこと。

……疑う相手は、架空だったりするのですが」

ベネットさん、すっかり恋愛シミュレーションゲームの勘所をつかんでますね。でも日本人オタク男性とは、ちょっと異なる反応のような気もします。

 

■孤独が強い環境だからハマるのかもしれない

「ラブプラスを思い切り楽しんだかというと、その通りです。日本という国のものの見方や考え方を解説していると考えると、面白さはいっそう増します。

ずっと日本の文化のファンをしてきた自分としては、理解できる部分も多かったと思います。

日本には、非常に豊かな二次元世界との生活という歴史があります。友情、恋愛も含みます。このことを知っておくと、彼らの行動が理解しやすいのではないでしょうか。

また、日本は孤独とうつに悩んでいる国でもあります。ここ数年の間、日本は世界で9番目に自殺率の高い国となっているのです。

アメリカ人の目から見ると、架空のキャラクターに恋するなんて全く信じられないのですが、孤独が強い環境にいると、誰にでも起きることなのかもしれません」

 

日本に造詣の深いオタクなアメリカ人から見た、“ラブプラス現象”いかがでしたか?

孤独さと二次元コンプレックスとを並べたら、なんだか余計に説明がつかないような気もしますが……。“日本がこう見られている”ことの参考になるかもしれませんね。

 

【恋愛ゲームに学ぶ男心】

美少女ゲーム「CLANNAD」に学ぶ!男が求める理想の女性像

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【参考】

My girlfriend is virtual An Americans experience with LovePlus – CNN.com Blogs