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「2番目に好きな人と結婚して幸せになれる?」既婚女性400人調査
中田綾美A.Nakata
「あなたは“1番好きな男性”と結婚しましたか?」
誰と結婚するかは、“タイミング”にも左右されるところがあります。そこで、そもそも最愛の男性とゴールインできた女性がどれくらいの割合なのか調べてみたところ……?
「はい、最愛の男性と結婚しました」・・・267人(66.8%)
「いいえ、実は2番目以降の男性と結婚しました」・・・133人(33.3%)
多くの女性が“1番好きな男性”と結ばれたと答える一方、3人に1人は“2番目以降”の相手と結婚したと答えています。
では、“最愛の男性or2番目以降の男性”、果たして、どちらとの結婚生活が幸せなのでしょうか!?
「結婚生活は幸せですか?」(最愛の男性と結婚)
まず、“1番好きな男性”と結婚したという267人に尋ねてみました。
「はい、ラブラブだし最高に幸せです」・・・75人(28.1%)
「はい、夫婦仲は円満だしそこそこ幸せです」・・・160人(59.9%)
「いいえ、あまり幸せではありません」・・・24人(9.0%)
「いいえ、正直離婚したいほど不幸です」・・・8人(3.0%)
“最高に幸せ”と“そこそこ幸せ”を合わせると9割近く! “1番好きな男性”との結婚生活は満足度が高いことがうかがえます。
「結婚生活は幸せですか?」(2番目以降の男性と結婚)
では、“2番目以降の男性”と結婚した133人の結果も見てみましょう。
「はい、ラブラブだし最高に幸せです」・・・9人(6.8%)
「はい、夫婦仲は円満だしそこそこ幸せです」・・・52人(39.1%)
「いいえ、あまり幸せではありません」・・・36人(27.1%)
「いいえ、正直離婚したいほど不幸です」・・・36人(27.1%)
なんということでしょう……。さきほどとはうってかわって、“あまり幸せではない”、“正直離婚したい”とネガティブ票が過半数となってしまいました。
やはり“結婚に妥協は禁物”ということなのでしょうか? そりゃ最愛の人と結婚するに越したことはないけど……。
結婚生活で後悔しないための3か条
夫が“1番好きな男性”なのか、“2番目以降の男性”なのかで、結婚生活の満足度にはっきりとした差が出てしまいました。
とはいえ、「私は何が何でも最愛の男性と結婚するの!」とこだわりすぎて、良縁を逃すのも考えものです。
そこで、“1番好きな男性”と結婚できなくても幸せになるための3か条をご紹介します。
(1)“たられば”思考をやめる
「やっぱりあの人と結婚していればよかった!」
夫婦の間で何かトラブルが起こったとき。SNSで元カレや初恋の人を発見したとき。ふと“夫以外の男性と私”について、妄想にふけってしまうこともあるでしょう。
でも、相手を交換しさえすれば、結婚生活はうまくいくのでしょうか?
「それ比べても仕方なくない?」
ドラマ『あなたのことはそれほど』の最終回にて、主人公・美都の友人、香子の名言が話題になりました。
「彼氏ができた」という香子に美都が「その人、歴代1位?」と尋ねたのに対する香子の回答です。
「それ比べても仕方なくない?」
どんなに甘い思い出があったとしても、過去は過去。自分も相手もそれぞれの年月を重ねて違う人間になっているのです。だから、誰が自分にとって1番なのかなど、本当は比べようがないんです。
まして、結婚生活においては、恋愛中にはわからなかった相手の意外な一面を発見することもよくあります。「もしあの人と結婚していれば?」という“たられば”思考は、無意味だと心得ましょう。
(2)夫のいいところを探してみる
過去の恋愛に引きずられるのはよくない……といっても、人間は「考えちゃダメ!」と思えば思うほど、過去にとらわれてしまうものです。
だから、つい“あの人のことを考えてしまう自分”をどうか責めないで。
ただ、元カレや初恋の人のことを思い出してしまったら、その都度、夫のいいところも探してみましょう。
「毎日頑張って仕事に行っている」とか「私が家事でミスをしても文句を言わない」とか。そんな“当たり前のこと”でもいいんです。
無理矢理にでも夫のいいところ探しをして、できればメモ書きを残しておきましょう。
(3)ほめる、感謝する
“夫のいいところ探し”をしたら、ただ自分の心の中にとどめておくだけでなく、口に出して夫に伝えてあげましょう。
「いつもお仕事頑張ってくれてありがとう」
「あなたって、心が広いよね」
心理学の“ピグマリオン”効果をご存知でしょうか? 「人は他人から期待されると、やる気が出て、期待された通りの成果を出す傾向がある」というものです。
逆に、“ゴーレム効果”といって、あまり期待されていない人は、低い成果しか出せなくなるとか。
つまり、妻が「あなたって最高の夫!」という期待をかけ続ければ、夫はその期待通りの良夫になる可能性があるのです。
一方、「どうせこの人は“2番目以降の男”だし……」という態度で接し続けると、夫がどんどんダメ夫化するおそれも……。
だからこそ、どんな些細なことでもいいので、積極的に感謝やほめ言葉を口にするのが得策なんです!
“2番目以降の男性”と結婚すると幸せになれない……のではなく、順番にこだわってしまうことのほうが問題なのかもしれませんよ。