食べログ内のヤラセがわかる?今度は「ステログ」が話題に

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ランチや合コン、デートなどで食事する場所を探すために、多くの人が利用している『食べログ』。

2005年のオープン以降、登録ユーザーが300万を超えるクチコミ投稿の人気グルメサイトです。しかし、昨年末に不正業者による評価の不正投稿が行われているという事実が発表されました。

その業者の数は、判明しているだけでも39社。運営元である株式会社カカクコムでは、不正な操作を正すため、評価データを構成するためのロジックの修正作業を行なっています。

でも、これはほんの氷山の一角。その後、他の評価や質問のサイトでも不正投稿の存在が明らかになっています。

どうやら、私たち消費者には宣伝だとわからないような形で、評価やクチコミを操作するステルス・マーケティングというものが横行しているみたい。

ネットの評価って全部をまるっと信じるわけではないけれど、ランキングものは複数の人の総合点だと思っているから、頼りにしちゃいますよね。

そんな中、食べログに掲載されている店舗の評価をデータ分析し、いわゆる“ヤラセ”ではないかというのを調べるWebサイト『ステログ』が1月17日に公開されました。

使い方は、食べログでお店のページを表示し、そのURLアドレスをステログのボックス部分に貼り付けて送信ボタンを押すだけと、いたってシンプル。

誰がなぜこのサービスを作ったのか? どうやって判断しているのか気になります! そこで、開発元である株式会社クレイジーワークスの村上福之さんにお話を伺いしました。

 

■過去にレビューした数と評価から“ヤラセ”をはじき出す

とても面白いサイトだと思うのですが、開発のきっかけは何だったのでしょうか?

「食べログの事件もありますが、それより前にアメリカでも話題になっていて、最近もステマ(ステルス・マーケティング)を見分けるロジックについての話が出回っていました。

食べログ事件についてのブログなどを読むと、口コミの見分け方について論じられています。いくつか考えてみたのですが、今回は、過去の投稿人数などから推察するパターンで作っています」

現時点では、評価を5段階のなかで4~5という高い評価を付けた人から、過去にレビューした数が少ない人を算出。店舗のレビューのなかでその人が6割を超えると“ヤラセ”と判断しているそうです。

6割以上でも、6割ならば「ヤラセかな?」、7割以上では「おや!!??」というコメントが赤字でついています。ちなみに、この結果をはじき出すためのアルゴリズムは、日々修正しているとのこと。

しかし、ステルス・マーケティングが話題になってからまだ日が浅いですよね。これは、作業してからどれぐらいで公開したのでしょうか?

「一晩ですね。ロジックと食べログさんのサイトをいろんな数値を解析するのにそれだけかかりました。 それから、昨日1月17日の夕方に公開しました」

すごい短時間で作られたのですね! それでは、機能について詳しく教えていただきましょう。

 

■データを“キュレーション”して本当に行きたい店を見つけるサービスに

フォームに入力して調べると、自分の調べた店舗の名前が残ってログの一覧として表示されていますが、これはなぜなのでしょうか?

「単に、ログ(結果)を表示しているだけです。ただ、現状ではどうも“本当は評価が悪い店探し”のようになってしまっているのですが、私たちの意図するところはそこにはありません。

今のデザインを改良し、ヤラセなしと推察されるお店のランキングをフィルタリングした形で提供したいと思っています。目的は犯人探しではなく、渋谷など行きたい街ごとに本当にオススメされるなかから、行きたい店を見つけるサービスにしたいのです。

これは最近よく使われる言葉でいえば、“キュレーション”(情報を整理・分類する)なのです。データがたくさんあるところのものを整理することで、正しい情報にたどり着けるようにしたいと思っています」

村上さん、お忙しいなかありがとうございました。

これはあくまでも数字上のデータから弾き出された結果。サイトにも記載されていますが「あてにしないでください」という程度の気持ちで、参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

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【参考】

※ ステログ