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意外と世間に知られていないローションの正しい使い方【後編】

高木こあら

高木こあら

ラブグッズの入門アイテムとしておすすめなローション。

前編では、“ローションの種類と選び方について、世界16カ国で販売されているローションブランド『ID Lubricants』 に所属するローション博士にお伺いしました。

この後編では、ローションの楽しみ方についてお伝えします。

目次

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■1:寒い季節におすすめ! あったかローションでじんわりプレイ

「局部に塗るとじんわり温感のあるローションもありますが、お湯を張ったお鍋や洗面器にローションをつけておけば、あったかローションのできあがり。

特に寒い冬場は、温かいローションの感触がより快感を増しそうですね。逆に、暑い夏は、ローションを冷蔵庫で冷やしてひんやりプレイもおすすめです」

いつもとは違う官能の世界が開けそうですね! おうちにあるものですぐできるので、手軽に挑戦できそうです。

 

■2:非日常的なぬるぬるプレイを思いっきり楽しむ

「お店気分で思いっきりぬるぬるプレイをカップルで楽しみたい方は、粘度の強いポリアクリル酸ナトリウムタイプのローションを大量に使うのがおすすめです。

ふたりの体に掛け合ってくっつくだけでも楽しいですよ。ただし、自宅のお風呂でする時は、とにかく床が滑りやすくなるので、一度ローションを塗ったら立ち上がらないこと。

そしてマットやタオルをひいて、しっかり滑り止め対策をしてくださいね」

自宅では難しい時は、最近はラブホテルにもお風呂場でのマットプレーが楽しめるお部屋もあるそうなので、そこで思いっきり楽しむのもよさそうですね。

 

■3:オモチャと併用すればセルフプレジャーも安心

「ひとりでオモチャを使う時にもローションの併用がおすすめです。オモチャと一緒にローションを使えば、快感が増すだけではなく、乾いたオモチャが身体を傷つけてしまうのを防いでくれるという効果もあるんですよ。

その際は膣内に成分が残ってしまうポリアクリル酸ナトリウムタイプや、シリコン製のオモチャなら相性の悪いシリコンタイプのローションは避けましょう」

なるほど、セルフプレジャーで使う際も、成分には注意が必要ですね。

 

■4:番外編

ちなみに筆者も、ローション博士にいただいた『ID lube』のローションのサンプルを片手に、ご無沙汰気味な彼に「使ってみない?」と誘ってみました。

はじめのとっかかりのハードルを下げようと思い、まずはローションを使った背中へのマッサージを提案。寒いのでお湯で温めてから使いました。

ただ、温め方が文字通り生ぬるく「まだ冷たい。」とクレームが。しかし少量でよく伸びて、通常のマッサージオイルと比べてずっと潤ってすべりのよい状態が続きました。

あまりにも気持ちよくなってしまったのか、彼はそのまま眠りに落ちてしまい、結局本来の目的は達成ならずという残念な結果に……。

その上、背中の潤い成分が残り続けた結果、体温を奪ってしまったようで翌日彼は風邪をひいてしまい、またもやクレームを受ける結果に……。

皆さんも冬場の背中へのマッサージには気をつけてくださいね!

 

最後に、ローション博士からこんなコメントをいただきました。

「日本の歴史から見ると、もともとソープランドのマットプレイを楽しむものとしてのローションのイメージが強いかもしれません。

一方で、欧米では性交痛を改善し、カップルライフを向上させるアイテムとしての位置づけで、品質や安全性も高いのです」

これは勉強になりますね! カップルライフの新たなお供として、マンネリもセルフプレジャーも性交痛も、ローションで一挙に解決してみてはいかがでしょうか?

 

 

【参考】

※ ローション博士・・・常に8割が女性という環境で販売の仕事に就き、バックヤードや就業後に下ネタやセックスのお悩み話しは当たり前。

販売の仕事を離れ、一般企業へ転職。初めて、下ネタを話せない女性の存在や「セックスって痛いものだと思った」という友人の言葉にショックを受ける。

「体に安心なものを使って、快適なセックス ライフを送るためには何がベストか?」と追求するうちローションに行き着く。

「女性の為のローションは?」と模索し、アメリカのローションブランド 『ID Lube』に出会い、縁あって日本総代理店『ID Lube Japan』セールスディレクターに就任。