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科学で解明された「あくびが伝染する」超意外なメカニズム

2012/02/16 19:00  by   | 自分磨き

あくびって、何故か人がしていると自分にもうつってしまいますよね。誰かがあくびをした後、それにつられて自分もしてしまう。こんな不思議経験、あなたにもありませんか?

実はあくびは、親しい友人や家族、恋人といったより強く“つながっている同士”ではより速く、より頻繁にうつるそうです。

しかし今回、イタリアにあるピサ大学と国立の認知科学&技術の研究所の共同研究によって、“あくびによって感情も伝わっているのでないか”ということが初めてわかりました。

アメリカの科学ニュースサイト『Science Diary』から、何だか面白い“あくび”のメカニズムについてお伝えします。

 

意外かもしれませんが、他の人につられてあくびするのではなく、“同時に”あくびをしてしまう現象は、硬骨魚が生きていた2億年ほども昔から見られました。

「動物群にもよりますが、あくびはストレスや退屈、疲労、朝起きた時や夜寝るときなどの行動の変化をあらわすシグナルです」

と国立研究所のエリザベッタ・パラジさん。

「伝染性のあくびはこれらとはまったく異なる、より進化した動物がもつ現象です。今のところゲラダヒヒ、チンパンジー、そして人間にしか見られません。

犬のようなより認知能力の高い動物には備わっているという仮説もあります。人間の場合、ほかの人があくびをすると5分以内に伝染するのが一般的です」

イタリア各地の動物園とも共同して行われ、このたびPLoS One誌に発表されたこの研究では、一年以上の間に100人以上の大人、400以上のペアに対し、厳密なデータの収集が行われました。

データは、食事中や列車での移動中、仕事中などかなり様々な状況で取られたそうで、イタリアとマダガスカルで行われた調査では様々な国籍や親密度の組み合わせのペアについても対象にしたとのこと。

他には、まったくの他人や知人、親しい友人、親族そして恋人同士なども調べられたそうです。

「一般化線形混合モデルに基づいた統計解析を行った結果、あくびの伝染の有無と頻度は、相手との関係や認識の様相に影響を受けないことがわかりました。

つまり、あくびは昼食や仕事といった状況や、あくびを見たり聞いたりといったことでは伝染しないようなのです。同様に国籍や年齢、性別なども、あくびの伝染率に影響を与えませんでした」

とピサ大学のイヴァン・ノルシアさん。

「伝染にもっとも重要なのは、あくびをする人どうしの関係の深さだったのです。実際、自分の恋人があくびをする時は、あくびを返してしまう率が高まります」

そして、あくびは親族、友人、知人、まったくの他人の順にうつりやすいことがわかりました。感染速度は、友人、親族、恋人、そして他人の順に速くなることが明らかになったのです。

 

この結果から、国立研究所のエリザベッタ・ヴィサベルギは以下のように結論づけました。

「この研究はこれまでの神経科学の報告に基づいています。これらの報告では、脳の感情をつかさどる部分とあくびの伝染にかかわる部分が重なっていることが分かっています」

つまり、あくびとは退屈のサインではなく、感情移入のしるしであるかもしれないのです。

 

いかがでしたか? 会社で誰かがあくびをしていて、自分もそれにつられたら、その人のことが気になり始めている証拠かもしれませんよ!

今度あくびをしている人がいたら、是非このことを教えてあげてくださいね。

 

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【参考】

Friends and loved ones yawn together – Science Diary

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