実は誤解だらけ?男女差に関する7つの通説を科学で検証【前編】

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男性の方が運転上手で、お酒をたくさん飲む。一方、女性はおしゃべりが好きで、一度に複数の仕事をこなす“マルチタスク”が得意。

こういう男女の性差ネタ、よく聞きますよね。果たして、これらは本当なのでしょうか。はたまた、どんな科学的根拠があるのでしょうか?

アイルランドのニュースサイト『Independent』から、7つの男女の性差について科学的な理由に迫ります。

前編の今回は、1:男性の方が車の運転が上手、2:女性の方が一度に複数の仕事が出来る“マルチタスク”、3:女性の高い言語能力の秘密、4:男性は都合のいいことしか覚えていない?、の4つの性差の真実に迫ります。

 

■1:男性の方が車の運転が上手

もし女性がプロのドライバーでもない限り、助手席の男性はひたすらけなしたり、ああしろ、こうしろと、アドバイスを装った自慢をしていることでしょう。

うっとうしいことですが、ロンドン大学クイーン・メアリーの心理学者チームの研究によると、一端、駐車場の外に出ると男性の方がずっと有利なことが判明しました。

なじみのない場所を運転することは、女性には大変困難なことです。これは女性が、身近な目印を目当てにして移動する傾向があるためです。

一方、男性はなじみのない場所での運転でも、優れた空間把握能力を駆使してこなしてしまいます。“身近な目印を目当てにして移動する傾向”、思い当たるふしはありませんか?

たとえば「●●駅の西側で」と言われると、女性は「それって、マックのある方? それともドトールのある方?」なんて聞き返しますよね。

でも、男性が聞き返すことは少ないですよね。

また研究結果からは、ものの位置を覚えている能力に関しては、男性の方が一貫して、ナビゲーション能力に長けていることが読み取れます。

運転に関しては、男性に軍配が上がるようです。

 

■2:女性の方が一度に複数の仕事が出来る“マルチタスク”

「男はマルチタスク出来ない!」と女性陣は再々唱えていますが、これって科学的に証明されていることなのでしょうか?

研究者は、この長年にわたる論争に科学のメスを入れようと、下記の作業を、一度に行ってみるという方法で実験を行いました。

男女とも、地図上でレストランを探しながら、架空の失くした鍵を見つけるなら、自分はこうするという方法を紙に描きながら、簡単な算数のパズルを解いてもらいます。時間は8分です。

結果は女性のみなさん、ご想像通りです。女性被験者の方が、圧倒的に男性被験者を上回る結果を残しました。

本当に想像通りですね。これって、毎日の生活でしょっちゅう見ていることですものね。

ただ興味深いのは、女性被験者は楽々とこれらの作業を一度にこなしていたのですが、男性は“失くした鍵を探す”作業で、一様に面食らっていたことです。

研究チームのリーダーで、ハートフォードシャー大学心理学部のキース・ローズ教授は、下記のように説明しています。

「男性は女性に比べて、空間把握能力が高いと言われています。しかし“失くした鍵を探す”作業は、ある種の計画立案や戦略を必要とします。

この結果から、女性は他の作業をやりくりしながら、ものごとを少し離れた視点から客観視したり、考えをめぐらせたりすることが、得意であることが示されています」

女性のマルチタスクには、“作業と計画立案を同時にこなす”という秘密が隠されていたようですね。

 

■3:女性の高い言語能力の秘密

昔から「女はおしゃべり好き」と言われ続けていますが、これは科学的な事実だそうです。

男性と女性がおしゃべりで競争したら、男性は口がきけないまま負けてしまうことでしょう。というのも、女脳の中で言語をつかさどる部位が、女性の方が17%以上大きいのだそうです。

……やっぱり!

また女性の方が男性よりも、右脳の情報を左脳に移動するなど、一方の半球からもう一方の半球へ情報を移動させることが上手です。

脳から口へ接続するスピードは、高速インターネット並みです。しかし、男性の脳から声帯への接続スピードはダイアルアップ程度。

これもやっぱり、ですね(笑)

オーストラリアのシドニー大学の研究によると、この男女の言語能力の違いは、解剖学上の差に起因するものだそうです。

 

■4:男性は都合のいいことしか覚えていない?

記憶については、男女の間で明らかな波長の違いが存在します。科学的な研究の視点から言えば、どちらが良いとか悪いというものではなく、差があるということなのだそうです。

誕生日や記念日を覚えていない男性は、鉄壁の記憶を誇る女性の集中砲火を浴びていると思いますが、これも“記憶の波長の違い”というわけですね。

でも、男性は正確な事実や数値データを記憶することに長けています。これは男女の記憶している内容の記録方法に、違いがあるため起きることだそうです。

脳の長期記憶を形成する際には、脳内で新しい接合が形成されますが、ロンドン大学キングス・カレッジ精神医学研究所の研究によると、この時に働く遺伝子が男女で異なるのだそうです。

このため、男性は道順やトリビアといった“戦術的”記憶が得意で、対して女性は結婚記念日といった感情に訴える記憶が得意なのだそうです。

 

いかがでしたか?

男性が誕生日や記念日を覚えていないのは、遺伝子レベルの違いなのですね! 女性が道順を覚えられないのも、遺伝子の働きの違いによるもの。

別にお互いが“都合のいいことしか覚えてない”わけではなく、このことでケンカしても、仕方がないのかもしれませんね。

次回の後編では、5:男性は色を見分けられない、6:女性の方がにおいに敏感、7:男性の方がアルコールに強い、の3つの性差の真実についてお送りいたします。

お楽しみに!

 

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【参考】

The battle of the sexes – Love & Sex, Independent Woman – Independent.ie