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男性は女性よりも肌老化対策する必要あることが明らかに

北本祐子

北本祐子

女性にとっては当たり前のスキンケア。

最近は男性向けのスキンケアアイテムも出ていますが、男性の方が脂っぽいので、スキンケアよりもしっかり洗う方がさっぱりしてキレイになるんじゃ……?

そんな疑問を解消すべく、男性向けスキンケアブランドを開発する株式会社マンダム 中央研究所の永松壮晃さんに聞いてきました。

 

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■おじさんのギラつきは脂だけでなく、キメの消失が原因!

「男性と女性では加齢の変化に大きな違いがあります。男性の老化現象の要因は、加齢しても皮脂分泌量が若い頃と変わらないこと。

女性は年齢と共に水分・皮脂共に減少し乾燥肌傾向になります。

しかし男性はおでこから鼻にかけてのTゾーンは変わらずオイリーで、ほほからあごのUゾーンが乾燥というふたつの部分の格差が大きく、極端な混合肌になるのです。

また、皮脂分泌量に変化がないにもかかわらず、肌のキメの消失が原因でTゾーンのギラつきが増してしまいます。

したがって、ギラつきを抑えるには、スキンケアによるキメの回復が重要になります」

おじさんがやけにギラついて見えるのは、脂の量は若者と同じで、かつ、キメの消失が理由だなんて!

ギラつき予防には脂を取り除くだけではなく、スキンケアも重要だって意外ですね。

 

■女性よりもむしろ男性のほうがスキンケアが必要!?

でも、男性もひげそり後とかローションでパシャパシャとスキンケアしていますよね……。つまり、本当はそれだけじゃダメってことですか。

では、それ以外でやっておくべきことなのに、男性が見落としがちなポイントはありますか?

「男性の肌は女性の肌と比較すると、まだまだ保湿ケアや紫外線対策をはじめとするスキンケアが習慣化しておらず、とても無防備な肌です。

しかも、ひげそりなど男性特有の習慣により、肌荒れや乾燥をさらに増長させることもあります。

今、女性より男性にスキンケアが必要であるといっても過言ではありません。

紫外線対策やスキンケアが十分でないとメラニン色素が滞留して肌色の明度は暗くなり、赤みがかってきます。

若い頃は夏に日焼けしても冬には元に戻りますが、40代になれば夏・冬の肌色の差が少なくなり、1年を通して赤黒くなります。

加えて、毛穴の黒ずみやしみが目立つようになります」

 

■素敵なおじさま育成のためのポイント4つ

では、例えば40代以上の男性が今からでもやるべきスキンケアのポイントは?

(1)保湿対策

肌を柔らかくし小ジワやゴワツキを緩和、また水分保持機能やバリア効果を向上させ、水分を失いにくい肌にします。

(2)UVプロテクトとしみ対策

日焼け止めやシミ予防の薬用化粧水などでメラニン色素の産生を抑制し透明感を与え、若々しい肌色に導きます。

(3)肌荒れ対策

髭剃りなどの細かい切り傷や微炎症を、薬用化粧水などでケアします。

(4)ギラつき対策

保湿により肌のキメを整え、フェイシャルペーパーなどで皮脂を取り除くなどのケアです。

「要するに大切なのは、洗顔とローションやミルクなどを使用した肌ケアを毎日続けること。そして、日差しの下では、ちゃんとサンケアすることが大切だといえます」

 

男性もきちんとスキンケアすることが、ギラつき感だけでなく、肌の老化防止にもつながるそうです。

あなたの彼氏や愛する旦那様の今後のために、少しずつでも心がけるように教えてあげてください。

【参考】

株式会社マンダム