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弁護士に聞く!痴漢冤罪の示談金・弁護士費用の額は?

2012/03/23 12:00  by   | ニュース

前々回の記事では、痴漢冤罪に巻き込まれないための対策。前回の記事では、「この人、痴漢!」と間違われた場合の対処法について解説しました。

今回は、痴漢冤罪シリーズの最終回。不幸にも警察・裁判沙汰にまでなった場合、事態の収拾にどれくらいの費用がかかるのか示談金と弁護士費用について、弁護士法人みずほ中央法律事務所の三平聡史弁護士にお話をうかがいました。

 

■示談金の相場は?

不幸にも痴漢冤罪の“犯人”として警察・裁判沙汰になってしまった場合、本当はやっていなかったとしても、事態を速やかに穏やかに収めるために、被害者女性に示談金を払うことも考えられます。

示談金の額は、法律などでいくらと定められているわけではなく、被害者と加害者の話し合いで決めるものなので、ケース・バイ・ケースとしか言いようがありません。

一般的な相場は10万~30万円程度。場合によっては100万円を超すこともあるそうです。

 

■示談金が高額になるのはどんなケース?

100万を超えるような極端なケースというのはどういう場合なのでしょうか? 三平弁護士によれば、加害者に前科・前歴がある場合はかなり高額にブレやすいとのこと。

たとえば、数か月前に“懲役1年・執行猶予1年”という判決を受けている人が、さらに痴漢で有罪判決を受けると、執行猶予が取り消される結果、前回の懲役1年が加算された刑が執行されてしまいます。

加害者としてはこうした事態は何としてでも回避したいですよね。

被害者がこうした加害者の心理に便乗して、「本当は絶対に裁判受けてもらいたいけど……100万出すくらいの誠意があるなら被害届は撤回する!」という条件を出してきた場合、加害者としては従わざるをえません。

本当に自分がやったのなら自業自得ですが、そうでないのであれば示談金は経済的にも精神的にもかなりキツイですよね。

ただし、自分の疑惑を晴らすために徹底的に闘うとなれば、身柄拘束期間も長くなります。そのうえ裁判では有罪になるケースが圧倒的です。

あなたは、もし夫や彼氏が痴漢冤罪に巻き込まれたら、示談金を払って早く苦しみから解放してあげたいと思いますか? それとも、無罪を勝ち取るためにとことん彼と一緒に闘う選択肢をとりますか?

 

■弁護士費用の相場は?

痴漢冤罪に巻き込まれ、警察・裁判沙汰にまでなってしまったら、かかる費用は示談金だけではありません。罪を認める・認めないにかかわらず、事態の収拾に向けてやはり弁護士の力が必要なので、その費用がかかります。

弁護士が何をやってくれるのかというと、検察官や被害者との交渉、また身柄が拘束されている場合はその解放に向けての手続きなどです。

こうした活動に対してどれくらいの報酬を支払う必要があるのでしょうか? まず、着手金として20万~50万円。成功報酬として同額程度かかるというのが相場とのことです。

弁護士の報酬は、かつては弁護士会の規定があったのですが、今は自由化されているので、事務所によってかなりバリエーションがあります。気になるかたは、お近くの弁護士事務所のホームページなどで料金体系を確認するといいかもしれません。

また、弁護士事務所のホームページを見たら、事務所の電話番号もぜひ控えておきましょう。彼氏や夫の携帯電話に、弁護士事務所の電話番号を登録しておけば、いざというときに安心です。

 

以上、3回にわたって痴漢冤罪対策をお届けしてきましたがいかがでしたか?

最後になりますが、痴漢冤罪に巻き込まれた場合、男性としてはお金の問題よりも何よりも、身近な人間の信用を失うことが最も辛いです。

なので、あなたの愛する彼にもしもの事態が起こった場合、「俺はやっていない」と彼の言葉はどうか信じてあげてくださいね!

 

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【取材協力】

弁護士法人みずほ中央法律事務所 代表弁護士 三平聡史

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