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手遅れになる前に知っておきたい「乳がん」セルフチェック

2012/04/12 22:00  by   | 自分磨き

女性がかかる癌のうち、もっとも多いのはどの癌であるか、ご存知でしょうか?

答えはそう、乳がんです。

乳がんには毎年約4万人の女性が罹患しているため、日本人女性の5%が生涯で一度は乳がんにかかることになります。乳癌のリスクは20歳代前半から増えはじめるので、あなたも無関係ではありません。

しかしこの乳がんは、自分で見つけることのできる癌でもあります。ひとりでもできますが、パートナーにもチェックのポイントを知ってもらうとよいでしょう。

今回は、日本産科婦人科学会の発行する“女性の生涯健康手帳”を参考に、“乳がんのセルフチェック”をする方法をご紹介します。

 

■セルフチェックの時期

セルフチェックを実施するのは、生理が終わってから一週間前後がよいとされています。生理の前だと、生理によるからだの自然な反応として、乳房が痛んだり張ったりするためです。

また、できれば毎月チェックをしてください。いつもの乳房の状態がわかり、変化に気づきやすくなります。そういう意味では、ここでもパートナーの存在が重要です。

 

■セルフチェックその1:見る

日本人女性の乳がんには、がん細胞が皮膚の深いところの膜を破り、全身に転移しやすい“浸潤がん”が多いことがわかっています。

浸潤がんが周囲の細胞を巻きこんで流れだすと、その部分の皮膚が引きつれてくぼんでしまうのです。

また、同じ理由で、乳首の陥没が見られることもありますが、乳首の形状は個人差があるので、あくまでもふだんの状態との比較が重要です。

そして、すぐに異常とわかる症状には、血性乳頭分泌があります。日本人女性の乳がんでは、癌が乳管に広がることがもうひとつの特徴です。癌によって組織が壊れて、乳首から血液の混じった分泌物がでることがあるのです。

他にも、炎症性の乳がんでは、乳房の皮膚が赤くなったり、むくんだりします。

具体的な方法ですが、ひとりのときは鏡に向かって自然なポーズで立ち、両手をまっすぐ上げたり下げたりしながら正面・側面・斜めから乳房をよく観察してください。

パートナーといるときは、コミュニケーションをとりながら同じようにどうぞ!

 

■セルフチェックその2:触る

これは主に、いわゆる“しこり”を探すためのチェックです。乳がんは乳房を4つに区分けした外側上半分から腋のしたにかけて発生することが多いので、そこは念入りにしてください。

ここからは、医療系学生のバイブル『病気がみえる vol.9』に沿って、実際に医療者が乳房を触診するときの方法を交えてお伝えします。

まず、ポーズは座った状態と仰向けになった状態の両方でチェックします。

ひとりのときは、片腕を上げたり下げたりしながら、もう片方の手の指の腹を使って調べましょう。上げたときは乳房の内側を、下げたときは乳房の外側半分に触れるのがポイントです。

パートナーにチェックしてもらうときは、両手の手のひらと指の腹で丁寧に、まんべんなく触ってもらいます。

また、腋の下のリンパ節が腫れていることがあるので、そちらは腕を下ろした状態で左右をチェックしてください。

 

いかがでしたか? 乳がんは死亡率で見ると癌のなかで5位と、早期に発見できれば予後はそう悪くありません。一方で、発見が遅れると全身に転移することもまれではない、という側面があります。

ぜひ、早いうちから“乳がんのセルフチェック”の方法を知り、実践してみましょう。

しこりなどの異常があってもどうかあわてずに。乳がん以外の病気の可能性も十分にあるので、とりあえず専門医の診察を受けてみてください。

 

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【参考】

※ 女性の健康を推進する会編(2012)『女性の生涯健康手帳』 – 日本産科婦人科学会

※ 医療情報科学研究所(2011)『病気がみえる vol.9』 メディックメディア

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