うつ病の人を支えるときに必ず知っておきたいこと9つ【1/3】

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大切な人がうつ病になってしまったら、あなたはどのように振る舞いますか? 「大切な人がうつ病のときにあなたがやるべき9つのこと【前編】【後編】」では、医学の専門家からのアドバイスをお届けしました。

さらに、心理学の専門家からのアドバイス9つを3回にわたって紹介していきます。

うつ病の人を支えるときに必ず知っておきたいこととして、今回は、1:苦しんでいる相手に寄り添う、2:会話以外の方法でもコミュニケーションを図る、3:判断しない・批判しない、の3つを見ていきましょう。

 

■1:苦しんでいる相手に寄り添う

うつ病の人にあなたが出来る最も大切なことは、そばにいてあげること。心理学者のデボラ・セラーニ氏は、自身のうつ病体験を振り返りながらこう話します。

「うつ病で苦しかったとき、最も癒されたのは泣いている私のそばに愛する人が寄り添ってくれたこと。何も言わずに手をとってくれたこと。

あるいは、“あなたは私の大事な人だよ”とか“私に何かできることがあれば言ってね”と優しい言葉かけてくれたことです。

自分がされて嬉しいことを、うつ病の人にもしてあげてください」

何も特別なことをする必要はありません。ただ、そばにいるだけでも、うつ病の人の心を支えることができるのです。

 

■2:会話以外の方法でもコミュニケーションを図る

うつ病になると、普段のように会話を楽しむことができません。場合によっては、言葉を交わすことで、ますます気分がふさぎこむおそれもあります。なので、うつ病の相手に対しては、会話以外の方法でコミュニケーションを図ることも大事でしょう。

たとえば、メモを渡したり、メールしたり、留守番電話にメッセージをふきこんだりなどです。

「こういう働きかけは、自分と相手が愛情で結ばれていることを感じさせてくれるものです。また、暗い気持ちで沈んでいる人にとって、一筋の光明にもなるでしょう」

うつ病の症状のひとつとして、理由のない孤独感が挙げられます。「いつもあなたのことを気にかけているよ」というあなたの気持ちがこもったメッセージによって、その孤独感が少しでも緩和されるのではないでしょうか。

 

■3:判断しない・批判しない

あなたの言葉は、うつ病の人にとって強力なインパクトがあります。健康な人の視点から、うつ病の人を判断したり、批判したりするのは避けてください。

たとえば、「コップ半分の水を見て、“半分しか入っていない”と思うのではなく、“半分も入っている”と思うことが、今のあなたには必要なのよ」という説教。

うつ病になると、どうしても“半分しか”という発想から逃れられず、だからこそ彼らは苦しんでいるのです。

また、「頭のなかでクヨクヨ考えてたって仕方がないわ。ベッドから起きて、体でも動かせば、少しは気分が晴れるんじゃないの」という提案。根性論では、うつ病は治りません。

こうした無神経な発言は、「うつ病になったのは、あなたの考え方や気の持ちようのせい」と言っているようなもの。あなたの愛する人をますます孤独に追い込むことになりかねません。

 

まずは、うつ病の人を支えるときに必ず知っておきたいことを3つお届けしましたが、いかがでしたか? 次回はさらに3つのことを紹介します。

 

【関連記事】

※ うつ病の人を支えるときに必ず知っておきたいこと9つ【1/3】

うつ病の人を支えるときに必ず知っておきたいこと9つ【2/3】

うつ病の人を支えるときに必ず知っておきたいこと9つ【3/3】

 

【参考】

9 Best Ways to Support Someone with Depression – World of Psychology