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パワスポの最高峰「伊勢神宮」まいり、みんな意外と知らない7つの参拝ポイント

吉田奈美

吉田奈美

さあ2011年!初詣のシーズンですね。

みなさん、どこに初詣に行くか決めていますでしょうか?

昨今のパワスポブームを受け、『神社』に興味をもった人も多いと思いますが、実は私もそんなブームに乗っかったうちのひとり。

 

そして昨秋、天照大神を祀っている日本でもっとも尊いお宮である『伊勢神宮』の本を作ることになり、初めて真剣に調べたり実際に参拝に行ったりして、仕事抜きですっかり魅了されてしまったのです。

ちゃんと調べたことで、今までの伊勢神宮参拝がいかに適当だったのかと愕然!

そうなんです。

伊勢神宮はほかの神社と違い「ルールや参拝すべきポイント」がアナウンスされていないので、非常にわかりにくいんですよね。

 

そこで「初詣には伊勢神宮を!」「適当だった伊勢神宮参拝にリベンジしたい!」「まだ行ったことないから行ってみたい!」という人のために、神宮司庁、『お伊勢さん検定』上級編合格者、地元民に聞いた『伊勢神宮まいり』の7つの見逃しがちなポイントをこっそりお教えしたいと思います。

 

目次

隠す

■外宮→内宮の順で参拝する

いわゆる『伊勢神宮参拝』といえば、天照大神を祀っている『内宮』と、天照大神の食事を司る豊受大神を祀っている『外宮』の2社を参拝することを指します。

この2社は車で10分ほど離れた位置にあり、参拝の順番は『外宮』→『内宮』が古来のならわしとされています。

これは神宮参拝の超基本ですよね!

 

■毎月1日、11日、21日には神馬牽参(しんめけんざん)を見ることができる

神様の使いである『神馬』。

外宮、内宮ともにいますが、ふだんは御厩でのんびりしていることが多いですよね。

ところが毎月1日、11日、21日の朝8時ごろ、菊の紋章入りの衣装をまとった神馬が、御正宮を参拝する光景を見ることができます。

なんと御正宮に向かっておじぎまでするんですよ。

どうせ参拝するなら、この日を狙ってみては?

 

■外宮では『石』に注目するとおもしろい

外宮にはまるで寝ているお地蔵さんのようなカタチをした『寝地蔵石』や亀のカタチをした『亀石』と呼ばれる名物スポットがあります。

ですがこれ、実際に外宮に行っても特に看板などでアナウンスされているわけではないので、気づかないまま通り過ぎてたって人多し!

見逃さないよう、外宮では『石』に注目して参拝してみてください。

 

また、神宮内のパワスポとテレビなどで騒がれている外宮にある『三ツ石』は、騒がれすぎ&人が集まりすぎてしまい、某スピリチュアリストさんのお話ですと、神様がお疲れとのこと。

あまりにも人が集まりすぎている石は、あえて見過ごすべき?

 

■内宮にある『滝祭神』は見過ごしがち!

伊勢神宮内宮に入ったときに、まず最初に参拝すべき場所として挙げられるのが『五十鈴川御手洗』の近くにある小さなお宮滝祭神(たきまつりのかみ)。

ここ、メインの参道から外れた場所にあるのでかなり見落としがちです!

おそらく何度か神宮参拝したことのある人も「あ、そこ知らない!」状態では?

ここは地元信仰によると、「まずはここで神様(天照大神)にアポイントをとる場所」であり、「ここで名前や住所や参拝に来たことを事前にお祈りすることで滝祭神が天照大神に伝えておいてくださる」んだとか。

「あ、今までアポなしで神様に会いに行ってた!」という人は、今度の参拝ではぜひここに立ち寄ってみてください。

ちなみにこの宮から伸びる裏の参道は、人も少なくマイナスイオンが出まくった、かなりオススメの参道です。

 

■感謝を述べる宮と願いをかける宮とは別である

伊勢神宮の中にはたくさんの宮がありますが、それぞれ祀られている神様が違います。

その中の頂点といわれているのが、内宮にある御正宮

そしてこれは意外に知られていませんが、ここ、具体的なお祈りをする場ではないんです。知ってました?

あくまでも『御正宮』は、天照大神に対する感謝や参拝に来たことを報告するお宮と言われています。

じゃあどこで具体的な願いを?

それは『荒祭宮』(あらまつりのみや)!

『荒祭宮』は、天照大神の魂が活動的になった状態を祀っているお宮です。

この魂こそ、人々の願いをかなえてくれるそうですよ。

 

ちなみに外宮も同じく、『御正宮』では感謝を、荒魂をお祀りする『多賀宮』(たかのみや)で具体的なお祈りをするのがいいとされています

これ知らない人、多いですよね?

 

■遙宮である『瀧原宮』は超~穴場スポット!!

伊勢神宮はいまや最高峰パワスポとして、全国各地から毎日たくさんの参拝客でにぎわっています。

特にお正月、連休などでは、まるでディ○ニーランドばりの混雑とあって、参拝客だけでなく、神様もお疲れ気味!?

「あまり混んでいるところは苦手で…」という人にオススメなのが、内宮の別宮の中でも遠い場所にあり、『遙宮』(とおのみや)と呼ばれているうちのひとつの宮、瀧原宮(たきはらのみや)!

 

実は今回の伊勢神宮本を作る際にたくさんのお宮に行きましたが、個人的にここがもっとも心地よく、神々しい空気を感じた場所でした。

またここはゼロ磁場という噂もある場所です。

交通が不便な場所にあるので行きにくいですが、その分人も少なく、本当にオススメの穴場スポットです。

 

…本当は教えたくなかった(笑)!

 

 

■伊勢に行かなくても東京から『遥拝』することができる

伊勢神宮に行きたいけど、やっぱり遠くて行けない、という人も、東京から伊勢神宮参拝することができます。

その場所こそ、恋愛成就スポットとして近年脚光を集める東京大神宮

かつて日本人にとって『伊勢神宮参拝』をすることは生涯の願いだったそうですが、遠くに住んでいる人も伊勢神宮参拝できるようにと、『遥拝所』として創建されたのが『東京大神宮』です。

昨今は恋愛の神様として参拝に訪れる人も多いですが、そもそもはここも『天照大神』をお祀りしている場所だということを忘れずに。

 

実はまだまだここに紹介しきれないほど、たくさんの『伊勢神宮参拝ルール』があります。

知れば知るほどおもしろい『伊勢神宮』。どうせ行くならきちんと調べてから行くと、より楽しめると思いますよ。