> > ダイエット論争に終止符!? 医学的に肥満を解消する方法

おすすめ記事一覧

ダイエット論争に終止符!? 医学的に肥満を解消する方法

2012/06/06 22:00  by   | 自分磨き

なぜ人はダイエットに失敗してしまうのでしょうか。ダイエット論争の中核をなすこの疑問を解きあかすために、考えてみたいことがあります。

“ぜったいに失敗の許されないダイエット”とはどんなものでしょうか。

そろそろ彼氏がほしいから? それとも、むかしの服が着たいから? 違いますね。この程度の動機では、なかなかダイエットは成功しません。みなさんもご存知のとおりです。

“絶対に失敗の許されないダイエット”とは、“肥満症”の治療です。

日本肥満学会によると、肥満とは“体脂肪が過剰に蓄積した状態”です。そして、これに高血圧や糖尿病、高脂血症や高尿酸血症などの病気が合併したのが“肥満症”であり、医学的な治療の対象になります。

肥満症は放置すれば命に関わります。逆に言えば、命に関わるから肥満症は放置できないのです。放置できないからどうするのか、そう、体重を減らすのです。命がかかるとなれば本気にならざるをえませんね。

どうやらこれ、ごく普通のダイエットにも学ぶべきことが多そうです。そこで、今回はそんな肥満症の“治療”をご紹介します。

 

■ターゲットは“皮下脂肪”より“内臓脂肪”

東京逓信病院の宮崎滋医師によれば、ダイエットによって減少する体脂肪の内訳は、皮下脂肪よりも内臓脂肪のほうが多いことが知られているのだそう。脂肪自体に違いがあるわけではなく、その性質が違うのです。

内臓脂肪は脂質を蓄積しやすい反面、消費しやすいという特徴があるようです。とはいえ、現在では内臓脂肪だけを減少させる治療はありません。体重を減らすなかで、より内臓脂肪を減少させることになります。

 

■もっとも効果的なのは“食事”

では、具体的に体重はどのように減少させるのでしょうか。肥満症の治療にもっとも効果が高いのは、みなさんもうすうすお察しのとおり、“食事療法”です。

人間が自然界の法則にしたがう生命体であるかぎり、体重を減少させるには“摂取エネルギー”を“消費エネルギー”より少なくするしかありません。

宮崎医師は、

「初診時には“ひもじい思いを我慢する覚悟はありますか”と尋ねることにしている」

のだそうです。なんとも耳に痛い言葉ですが、これはやはり紛れもない真実なのです。

例えば、チーズケーキ1個は約350kcalですが、それを消費するためには2時間のウォーキングが必要です。これでは効率が悪すぎますね。

ちなみに、肥満症患者が減量をはじめたばかりの時期は、医師から一日30分、週5回程度のウォーキングを勧められるようです。

 

■“ひき算方式”でダイエット

では、どうするか。考えかたを変えてみましょう。肥満症の治療に取り組む宮崎医師は、“ひき算方式”を提案しています。

つまり、さきほどのチーズケーキ1個をやめれば一日の摂取カロリーが約350kcalも減少するぞ、と考えるのです。これで、2時間のウォーキングをするのと同じくらいのダイエット効果があったぞ、というように。

脂肪1kgは約7,200kcalですから、おやつのチーズケーキを約20個控えれば、1kgやせるのです。実際の医療現場では、食事・運動療法と、この考えかたを組み合わせて、医師による肥満症の“治療”が行われています。

 

いかがでしたか? “肥満症”の“治療”には、やはり一般的なダイエットに役立つ知識がたくさんありましたね。これだけ知ったら、あとは単純な覚悟の問題でしょう。

命と同じくらい大切な目的のためなら、あなたのダイエットも成功するかも!?

 

【関連記事】

※ 体調が原因!? ダイエットしても痩せられない本当の理由

※ 「どうすりゃ痩せるの?」と悩む男性が急増している理由

※ 要注意!脂肪のとりすぎは男性機能に悪影響あると判明

※ マッサージに「ダイエット効果がある」と科学的に証明される

 

【参考】

※ 宮崎滋(2012)『肥満症の食事療法,運動療法,行動療法』 プラクティス・29巻3号

あわせて読みたい


最新の記事一覧

'朽木誠一郎'の過去記事一覧