男の浮気は治らない!? 浮気に関する男女の脳科学的な違い

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男女の永遠のテーマ“浮気”。浮気の衝動は男性ホルモンに関係すると言われています。また、男は仕事などのストレスが溜まると浮気に走りやすく、女性は寂しさから浮気に走りやすいなど、男女共に自己の承認欲求が関係しているとも言えます。

今回は、この永遠のテーマである“浮気”についての男女の性差について、フジテレビ系列『とくダネ!』のコメンテーターでもおなじみの女性脳科学者、中野信子先生に脳科学的に解説していただきました。

 

■浮気ホルモン“テストステロン”の役割とは?

「男性ホルモンのテストステロン値が高い男性は、浮気する傾向が高いです。

脳でテストステロンに反応する部分は視床下部です。視床下部はテストステロンに反応して、セックスしたい!という欲望を作り出す場所です。“セックスしたい!スイッチ”をONにするのがテストステロンなので、この値が高いと浮気しやすいのです」

 

■テストステロン値が高い男性の特徴とは?

「テストステロン値が高い人はある程度外見から推測することができ、筋肉が発達していて痩せ型、男らしい外見の持ち主です。いわゆる“イケメン”と呼ばれる男性になるでしょうか。仕事もバリバリできて、出世するとか優れた業績を残すというタイプでもあります。

やり手の金融トレーダーなんかはテストステロン値が高いというデータもあります。“浮気をされてもいいから稼ぐ人がいい!”という場合はこういう男性を選ぶと良いでしょう。

ただ、こういうタイプの男性の浮気癖は、脳がそのようにできているので治りません。ですので、その浮気癖をうまく利用して(その男性の後ろめたさや負い目を感じているところをうまく捉えて)彼を操縦する方法をマスターするのが良さそうです」

 

■男女の“セックスしたい!スイッチ”の違いとは?

「さて、“セックスしたい!スイッチ”そのものの話です。スイッチそのものである視床下部は、一般的に男性よりも女性は小さく、またゲイの男性でも女性と同じくらいの大きさになります。これは、胎児の時期に浴びた男性ホルモン“アンドロゲン”の量によります。

もちろん、女性でもテストステロンは分泌されているので、上記のような大まかな分類はできますが、全体的に男性よりも性欲は低くなると言えるでしょう。

男性の浮気がテストステロンに左右されるのに対して、女性ではやや異なります。“セロトニン”の影響を考える必要があるからです。安心感とやる気の源になるセロトニンの分泌量が、女性は男性よりとても少ないのです。つまり、男性に比べると不安を感じやすい生き物なのです。

もちろん、女性でもあれこれ目移りしてしまうというタイプの浮気もありますが、“捨てられるかもしれない”という不安から他の男性に目が行ってしまうというタイプの浮気は、女性ならではのものと言えます」

 

■「浮気をされるのはどうしても嫌!」という女性には?

「“どうしても浮気は嫌!”という女性は、男性ホルモンの少なそうな人を選ぶと良いでしょう。声が比較的高く、ひげも体毛も薄く、筋肉が少なくて線が細いかぽっちゃりした感じ。そして、あまり他人と戦うことを好みません。

こういう男性は、仕事がバリバリできるというよりは、どちらかと言うと自分の世界を大切にしていて、マイペースにやっていくタイプです。いわゆる“オタクっぽい人”ということになるでしょうか。

収入に大きな期待はできないかもしれませんが、人の話をよく聞いてくれて、一緒にいることで癒されるような人が多いでしょう。

ただし、こういうタイプの男性は、仕事のことなどに関してあまり尻を叩いたりすると、疲れを感じてあなたから離れて行ってしまう可能性が高いです。とても誠実な人ですから、あまり経済的なことなどをあれこれ求めないようにして、自分の世界を大切にした楽しい生活を味わうようにするとうまくいくのではないでしょうか」

 

いかがでしたか? 浮気癖のある人は、脳がそうなっているので悪気はないようです。相手の魅力を優先するのか、日々の安心感を優先するのか、パートナーの浮気で悩んでいる人はよく考えてみてくださいね!

 

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【取材協力】

※ 中野信子・・・東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻修了、医学博士。

2010年までフランス原子力庁に勤務。世界で上位2%のIQ所有者のみが入会できるMENSAの会員。現在、脳や心理学をテーマに研究や執筆の活動を精力的に行っている。

学習法だけでなく、音楽と脳、セックスと脳、コスプレと脳、恋愛と脳、人工知能と脳、言語と脳、香水と脳など、従来にない脳の分析を得意とする。2012年10月よりフジテレビ系列『とくダネ!』にコメンテーターとして出演中。

 

【参考】

※ 中野信子(2012)『世界で活躍する脳科学者が教える!世界で通用する人がいつもやっていること』 アスコム