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意外と多い?仮面夫婦にありがちな7つのパターン【後編】

椎名恵麻

椎名恵麻E.Shiina

 

夫婦問題カウンセラーの横倉肇さんに、仮面夫婦にありがちなパターンについて伺っています。前編に引き続き、残りの4つをご紹介していきますので、気になっている方はしっかりチェックしてみてくださいね!

目次

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■4:相手に無関心

相手に対して愛情・怒り・悲しみといった感情もほとんど感じなくなり、会話も「お茶入れて」「お風呂は?」「食事は?」といった用件ばかり。妻にとって夫は稼ぐ人で、夫自身が今、何を考えているのか、仕事は大変なのかなどにはまったく興味を持たず。

夫は夫で、妻には家事と育児を任せっきりで、特に妻自身のことに興味を持つこともないなど、お互いにコミュニケーションを取ろうとしません。

■5:自分だけ長生きしたがる

熟年世代の妻に多い傾向ですが、夫の定年を迎え、子どもが結婚や仕事を機に独立して家を出ると、夫の二人での生活が現実になります。

夫婦二人だけの生活に苦痛に感じても今さら離婚もできないとあきらめるものの、夫より1日でも長く生きることで、おひとり様ライフを謳歌しようと、自分だけ健康志向になりフィットネスジムに通ったり、健康食・サプリメントなどにお金をかけたりします。

■6:結婚生活や相手に対する不満を言わなくなった

以前は友人に会うたびに「こんなはずじゃなかった」「うちの旦那、家にいてもゲームやってるか寝てばっかりで、子どもともコミュニケーション取ろうとしないし、まったく何とかならないかしら」などと結婚生活や相手に対する不満や愚痴を言っていたが、いつの間にか夫の不満や愚痴を言わなくなったケース。

これは結婚生活や相手に対する期待が消え、あきらめが生まれ関心がなくなってしまったと言えるでしょう。子どもが育ったところで離婚をつきつけられても仕方ないですね。

■7:片方には愛情が残っている

夫は妻に対する愛情があるが、妻はもう夫に対する愛情がない。その逆のケースもありますが、これはお互いに愛情がないケースに比べて不幸なことですね。

まとめ

いかがでしたか? 仮面夫婦にありがちな特徴を2回にわたってお届けしました。

「お互い、わが子だけには悟られないようにと行動しているつもりでも、子どもは大人以上に勘が鋭く、よその家とは違う何かを感じてしまうもの。こういった親のもとで育った子どもは、将来の結婚生活に何らかの影響を与えてしまいかねません。親が知らないところで子どもは傷ついているのです」と、横倉さん。

子どものために別れない夫婦もいますが、子どもはそのような家庭環境を実は感じ取っているようです。

仮面夫婦でい続けるよりも、修復に向けて努力をしていくのか、または離婚し再出発するかを判断したほうが、夫婦だけでなく子どものためになるのではないでしょうか。

【取材協力】

横倉肇・・・ 夫婦問題カウンセラー、行政書士有資格者。“相談者の幸せ”を第一に、日々夫婦問題の解決に取り組んでいる。弁護士・医療機関・探偵調査会社等の専門家とのネットワークを持ち、必要に応じて相談者にご紹介。30代40代を中心に、夫婦個別相談や男女カウンセラー2名による面談など、費用面を含め、安心出来るカウンセリングが好評。