今年も流行?なぜ「男の黒ファッション」は女子ウケするのか

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季節はこれからがいよいよ夏本番ですが、ファッション業界では早くも2013年の秋冬のトレンドカラーが発表されました。社団法人日本流行色協会(JAFCA) によれば、“2013年秋冬には、ブラック、ダーク~ブラッキッシュカラーが注目される”とのこと。これは先行きがなかなか見えない今の社会の気分を反映したもので、不安な心を包むグレイッシュカラーや、落ち着きのあるダークカラー、ブラックがキーカラーとなるもようです。

そんな中、ワイルドなお兄系ファッション誌として知られる『MEN’S KNUCKLE(メンズ・ナックル)』の提案する“全身ブラックコーデ” が、同じくストリート系のメンズ誌『Samurai ELO(サムライ イーエルオー)』(6月号)の「破天荒アイドル”BiS”がメンズ服にダメ出し!!」のコーナーで、女子から高評価を受けました。

そこで今回は、“男の黒ファッションは、果たして本当に女子ウケする色なのか”ということを、色彩心理学の観点から考えてみたいと思います。

 

■黒はもともと“恐怖の象徴”の色

服装の色が人の印象に大きな影響を及ぼすことは、社会心理学の調査でも明らかにされています。今回、女子から高い評価を受けた全身ブラックコーデですが、そもそも黒は、光の白と対をなす闇の象徴でした。

太古の昔には、夜の暗闇の中、動物に襲われたりがけから転落する人も多く、恐怖や悪魔など負のイメージが高まったとのこと。古代エジプトでは、黒は魔除けとして用いられてきたそうです。

 

■ファッション業界やエンタメ界の発信により“黒”のイメージが変革

その一方で、黒がもたらす高級感やファッショナブルなイメージは、歴史や文化が育んだとされています。とくに’80年代以降、日本人デザイナーが黒を多用したファッションを発信したことで、黒は洗練されたカッコよさ、クールなイメージの象徴となりました。映画『マトリックス』でヒーローを演じたキアヌ・リーブスが黒ずくめファッションであったことも、“黒=ヒーロー、ヒロインの色”という新たな印象を人々に周知づけたと言われています。

ファッション(服装)は、社会心理学では「自分がこうなりたい」「相手にこう見られたい」という欲求が現れるものだとされています。つまり、ファッション=なりたい自分の投影というわけで、全身ブラックコーデは男子たちの「クールにカッコよく見られたい」願望であり、今回それが女子たちにダイレクトに評価されたと言えるのでしょう。

 

■女性がデートに誘われやすい、モテ服の色とは?

ちなみに、女性は何色を着ると男性ウケするのでしょうか。アメリカのロチェスター大学の研究チームが、2008年にこんな実験結果を発表しています。その報告によると、被験者の若い男性たちに、赤いシャツを着た女性と、青いシャツを着た女性の写真を見せたところ、「赤いシャツの女性をデートに誘いたい」と回答した男性のほうが多かったとのことでした。

 

いかがでしたか? 彼が選ぶ服の色で彼の気分を察したり、選ぶ服の色で自分の印象を演出したりと、色の効果は絶大です。恋のシーンでは色を意識してみてくださいね。

 

 

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【参考】

※ JAFCA 2013年秋冬JAFCAトレンドカラーを発表-1

※ 「一つだけ言える真理がある。男は黒に染まれ」 というメンナクの正しさが他誌で証明される

※山脇惠子『 史上最強カラー図解 色彩心理のすべてがわかる本』(2010)ナツメ社

※渋谷昌三『面白いほどよくわかる! 恋愛の心理学』(2013)西東社

 

【画像】

by:DaigoOliva