男性脳オンナに女性脳オトコ?研究で判明した男女の思考の違い

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全世界で600万部を売り上げた『話を聞かない男、地図が読めない女』という本があります。男女で思考のパターンが違うことを指摘した内容で、今から10年ほど前に注目を集めました。

本を読んだことがなくても、普段のカレとの生活を振り返ってみると、「なんで私のことを理解してくれないんだろう」って思うことって、多々ありますよね。まさしくそれこそ、男女で思考のパターンが違うことの証なのです。

でも、どうしてそんな違いがでてくるのでしょうか? また、男女の思考の違いが原因なのではなく、ただカレが理解しようとしていないだけのことではないかという疑問もわいてきますよね。

そんな“男女の思考の違い”の謎について、東京学芸大学の三田雅敏氏らが研究をおこないました。その結果、やはり男女で思考パターンが違うことがあきらかになったのですが……今回はその研究結果と、男女の思考の違いが生まれる理由について紹介します。

 

■男性脳と女性脳

ここでは、ひとまず男性的な思考パターンを“男性脳”としておきます。男性脳は、論理的で分析に優れ、几帳面でものごとを整然と処理するタイプといわれています。そして、女性的な思考パターンを“女性脳”としておきます。女性脳は、創造性,芸術性が豊かな一方,直感や感覚でものごとを判断するタイプといわれています。

三田雅敏氏らが、男性211名、女性165名を対象に調査をおこなったところ、男性脳タイプを示した男性は60パーセントで、女性脳タイプを示した男性は13パーセントでした。また、男性脳タイプを示した女性は21パーセントで、女性脳タイプを示した者は53パーセントでした。

どうやら、男性だから男性脳、女性だから女性脳とはっきりと分かれるわけではないものの、やはり男女でそれぞれの性にあった思考のパターンに分かれていくようです。

 

■生まれたときから違う脳

どうしてこのような違いが生まれてくるのでしょうか? その理由は、お母さんの胎内にいるときのホルモンの影響だと考えられています。

ひとは胎児のとき、アンドロゲンというホルモンの働きによって、男性脳・女性脳が決まるとされています。そして、結果として空間認識の仕方や言語機能などが、両者の特徴的な違いとして生じるのです。

この違いは、例えば幼児期の絵の描き方に影響がみられます。スケッチブックに飛行機や自動車などの乗り物を描く、花などを描くという違いは、この男性脳・女性脳の違いが影響しているというのです。

 

いかがでしたか? 必ずしも、男性だから男性脳、女性だから女性脳と二分されるわけではありません。あくまで、男性には男っぽい思考パターンを示す傾向が高く、女性は女っぽい思考パターンを示す傾向があるという程度です。

ですが、男女で思考の仕方が違うんだということを十分に理解しておけば、パートナーに対する余計なイライラなどはなくなるかもしれませんよね。

 

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【参考】

※ 三田雅敏ら(2007)「男女の思考パターンに違いはあるか? : 男脳・女脳の分析」(東京学芸大学紀要)