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「金目当ての結婚は不幸になる」が米研究で証明される

2011/10/14 23:00  by   | 結婚

「愛があればお金なんていらないわ……」と言いたいところですが、内閣府の平成23年版『子ども・子育て白書』によると、男性の既婚率は所得が増えるに従って上昇する傾向があり、特に年収300万円を境に大きな差がみられるという分析がなされています。(※1)

なんだかんだ言って、結婚生活を送っていくうえでお金は大事。しかし、一方で、夫婦が金に執着しすぎると、結婚生活がうまくいかないという研究結果が、米国のブリガムヤング大学の公式サイトで紹介されています。(※2)

 

「もっとお金さえあれば生活も夫婦関係もうまくいくのに……」と考えている夫婦は多いですが、それは間違いです。

研究者によれば、もっとお金が欲しいと躍起になっている拝金主義の夫婦は、そうでない夫婦よりも、多くの問題を抱えており、夫婦仲もよくありません。

ブリガムヤング大学のジェイソン・キャロル氏らは、1,734組の夫婦に質問し、夫婦関係について評価させるという調査を実施しました。質問のなかには、“お金や物をたくさん持つことはどれくらい価値があるか”というものも含まれていました。

その結果、お金は重要でないという夫婦は、一方もしくは双方が拝金主義者という夫婦よりも、自分たちの結婚の安定感やその他夫婦関係の質に関する項目で10~15%高い評価をつけたのです。

これについて、キャロル氏は以下のような辛らつなコメントを述べています。

「夫婦そろって拝金主義者という場合、どの項目もひどいものでした。コミュニケーションに乏しく、ケンカの仲直りも下手で、またお互いに無責任という傾向が見られます」

コミュニケーションは良好な関係の基盤です。コミュニケーションがうまくとれないと、関係の質が低下します。また、コミュニケーションが乏しくなるにつれて、夫婦の一方または双方がどんどんイヤな気分になるという悪循環まで生じます。

調査に参加した夫婦の5組に1組は、夫婦そろってお金に強い執着を持っていました。こうした夫婦は金銭的には豊かになっても、お金が争いの火種になることがしばしばです。

「彼らの健全な夫婦関係にとっては、自分たちが経済状況をどのように感じるかが、実際の経済状況よりも重要なようです」

先行研究によって、お金が必ずしも幸せをもたらさないことは明らかになっています。多くの人が考えているほど、収入は幸福にとって重要ではないのです。

なお、夫婦がともに拝金主義者なら、似た者同士で仲がよさそうにも思えますが、キャロル氏の研究によれば、双方がお金に執着していると、一方が拝金主義者の場合よりも関係は悪くなるとのこと。

今回の調査では、拝金主義かどうかは自己評価によるものだったので、キャロル氏は結果について少し驚いています。

「我々は人間関係がどれくらい重要かについて自分自身を欺くこともあります。自分が何に重きを置くのか振り返ってみるのは重要なことですね」

 

いかがでしたか? この研究は、“拝金主義が結婚を不幸にする”ことを示すのであって、必ずしも“お金持ちが不幸”というわけではありません。

たとえば、ベストセラーになった『金持ち父さん・貧乏父さん』シリーズの著者で億万長者のロバート・キヨサキ氏は、妻のキムとお金のことに限らず何でもよく話し合って、良好な夫婦関係を築いています。

ただ、もしあなたが「お金がないから結婚できない」「彼は少し性格は気に食わないけど、お金持ちだからまあ結婚してもいいか……」というように、何でもお金を尺度にして判断するのであれば、危険といわざるをえません。

お金に目がくらんで、結婚後「こんなはずじゃなかった」と後悔しないようにくれぐれも気を付けましょう!

 

【参考】

※1.平成23年版 子ども・子育て白書-内閣府

※2.Can’t buy me love: Study shows materialistic couples have more money and more problems

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