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これはイタすぎ!「恋人いない男」がイブについやっちゃう言動11種【後編】

中田綾美

中田綾美A.Nakata

クリスマスの夜、街行く幸せそうなカップルを見かけると「なんで私は独りぼっち……」と心が痛くなりますよね。

でも、この時期に孤独なのはあなただけではありません。平成25年版の厚生労働白書によれば、“異性の交際相手も友人もいない”若者は男性で約6割、女性で約5割。つまり、半数以上の人にとって、“ロマンチックなイブの夜”なんて無縁な話なのです。

前回の記事では、小説家・エッセイストの山田隆道さんからのお話をもとに、“彼女ナシ男性のクリスマスの過ごし方”5パターンをお届けしましたが、今回も引き続き、彼らのちょっと切ない生態6パターンをチェックしていきましょう!

 

目次

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■6:寂しい野郎で集まって傷心を癒し合う

彼女がいない男友達で集まってバカ騒ぎする。なんだかんだ言って、これがもっとも気がまぎれます。「やっぱり男同士っていいよな」と熱い友情を確かめ合う瞬間です。

 

■7:「彼女がいる」とハッタリをかます

男友達と集まりたいけど、見栄も張りたい場合は、「クリスマスはどこも混雑するから、俺はあえて日程をずらして女と会う予定だよ。だから、当日は男だけで遊ぼうぜ」とハッタリをかまします。

当然、日頃の言動から“彼女ナシ”なのはバレバレ。素直に誘えばいいものを「なんでそんな分かりやすい嘘つくんだ」と男友達からひんしゅくを買ってしまいます。

 

■8:準備がよすぎて大損する

夏ごろから恋活を始め、秋になって焦りだし、さあ12月の足音が聞こえてきた……。用意周到かつ諦めの悪いタイプだと、「でも直前に彼女ができるかもしれないし」と一応、おしゃれなホテルの予約だけは済ませます。

しかし、そんな宝くじ級の良縁などあるわけがなく、結局イブにキャンセル料を取られる羽目に。どうしても損をしたくなければ、ひとりで泊まってデリヘルを呼ぶなど“疑似恋愛”を謳歌するという手もありますが、それもやはり虚しいものがあります。

 

■9:暇つぶしにパチンコ屋に立ち寄る

黙々とパチンコ台に向かっている他の男性客がみんな仲間に思えてきて、「よし! 俺は独りじゃない」と妙に励まされます。

結局、そのあとボロ負けして「俺、一体なにやってるんだろう……」と激しく自己嫌悪。12月の寒気がひときわ骨身に応えます。

 

■10:山下達郎と竹内まりやの夫婦にうんざりする

おふたりのクリスマスソングは街でもテレビでも流れ過ぎです。「きっと君は来ない」とか言いながら、リアルでは夫婦そろって印税ガッポリかよ……と思えば、「世の中って何て不公平なのだろう」と泣き言のひとつでも漏らしたくなります。

 

■11:ダメもとで元カノに連絡してみる

「この時期だったらゴリ押しできるかも!」とワラにもすがる思いで元カノに連絡。しかし、元カノは今の彼氏とうまくいっているという厳しい現実を知らされ、あえなく玉砕……。

単に振られただけでなく、「今さら連絡してくるなんて、この人ストーカーかも」みたいな恐怖心まで元カノに植え付けてしまい、自分の行動を激しく後悔するばかりです。

 

以上2回にわたって、“男性の独りクリスマスの過ごし方”11パターンをお届けしましたがいかがでしたか? 男性もこんなふうにあがいているのかと思えば、「孤独なのは自分だけじゃない」と少しは励まされますよね。

“おひとり様”だからといって腐らずに、「みんな仲間だ!」と心穏やかにイブの夜を過ごしましょう。

 

【取材協力】

山田隆道・・・小説家・エッセイスト。主な著書は『虎がにじんだ夕暮れ』『神童チェリー』『雑草女に敵なし!』『Simple Heart』など。大のプロ野球ファン(特に阪神ファン)が高じて、『阪神タイガース暗黒のダメ虎史』『「野球バカ」は実はクレバー』『粘着! プロ野球むしかえしニュース』など野球関連の著書もあり、各種スポーツ番組などのMCやコメンテーターも務めている。『マイナビニュース』で『山田隆道の幸せになれる結婚』を連載中。