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美少女ゲーム「CLANNAD」に学ぶ!男が求める理想の女性像

牧田秀章

牧田秀章

皆さん、美少女ゲームというものをご存じでしょうか? ご存知ない方にざっくりと説明しますと、プレイヤーが物語の主人公になってゲーム内に登場する女の子と、時にはケンカをし、時にはイチャイチャしながら疑似恋愛を楽しむゲームのことを『美少女ゲーム』と呼びます。

さて、数ある美少女ゲームの中でも“人生”と呼ばれている神ゲー(神ゲーム)があります。その作品が『CLANNAD』。2004年に発売されたこの作品は、2007年のアニメ化と同時に認知度が広がり、「泣ける」「ストーリーが素晴らしい!」そして前述の「CLANNADは人生」という名言まで飛び出す大ヒット作となりました。

……で、「なぜこんな話をするんだ?」というと、これだけ人気を博した裏には、男性にとって魅力的な、つまり“男心を引きつける何か”があるのではないかと気がついたわけです。

そこで、『CLANNAD』のメインヒロイン古河渚(ふるかわなぎさ)ちゃんにスポットを当ててその点を探っていこうかと思います。

 

目次

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■守ってあげたい女になれ!

渚は病気のために1年留年している高校3年生です。つまり、同級生だった子たちは既に卒業してしまって友達がいません。病気がち+孤独。これはもう「自分が守ってあげなくて誰が守るんだ!」というシチュエーションですね。

[現実で使える度]・・・かなり高そう!

身体が弱いとか孤独に限らず、例えば「彼氏に振られて落ち込んでいる」「仕事に行き詰まって悩んでいる」など、ちょっとした弱みを相手に見せるだけで、かなりの男性は食いついてくるはずです。

 

■不思議な言動をしてみよう

学校へ向かう坂の下で主人公とはじめて会った渚はこう呟きました「あんパン!」。さっぱり意味が解りません。謎です。物語が進めば呟きの理由も明かされて、実は切ないフレーズだったと判明するのですが、この時点ではまったくの“不思議ワード”。しかし……かなりインパクトがあり、気になってしまいます。実はそれでOKなのです!

[現実で使える度]・・・アレンジ次第で

いわゆる“つかみ”で使える印象度アップ法。合コンなどで、その他大勢の中から自分を意識してもらうには“印象に残るなにか”を残さなくてはなりません。そんなときはインパクトがある(続きが気になる)話題を振ってみましょう。

ただし「私宇宙人なの」などあまりにも意味不明な言動だとか、「今まで100人と付き合ったことがある」など印象の良くないアピールはやめておいた方が無難。……確かにインパクトはありますけれどね。

 

■変わった趣味・嗜好を持ってみよう

作中アニメ『だんご大家族』のキャラクターが大好きな渚。現実で例えるならば、『たまごっち』や、愛・地球博のイメージキャラクター『モリゾー』辺りが好きといったところでしょうか。また、美少女ゲーム全般に言えることですが、女の子の趣味や嗜好はかなり変わってるものが目立ちます。では、なぜそんなキャラ付けをしているのか? 実はこれでギャップを作りだしているからなのです。

[現実で使える度]・・・ギャップで止まればOK

お姉さん系の女性がかわいいストラップをつけていたり、おっとりした感じの女性がお酒大好きだったりと、いい意味でのギャップを見せるのは好ポイントです。ただ、「黒魔術が趣味ですっ」とか「週に2回は酔いつぶれて路上で目が覚めます~」と、突き抜けてしまうのは止めておいたほうがいいと思いますよ。

 

■アホ毛を付けろ!

アニメを見たことがある人はご存じかも知れませんが、アホ毛とはセットしたヘアスタイルから触手のように出ている髪の毛のことを指します。現実では滅多に見ませんが、ゲームやアニメでは割とメジャーなヘアスタイルであり、人気もあります。

[現実で使える度]・・・アホ毛は2次元の特権?

セッティングに時間はかかると思われるアホ毛。その割には、現実では効果は薄いように思われます(私はコスプレ以外でお目にかかったことがありません)。ただ、何が流行るか分からないこの時代、チャレンジしてみる価値はある……かも??

 

■とにかく謙虚で・健気で・一生懸命な性格になってみる!?

色々書いてきましたが、渚の一番魅力的な部分はその性格。彼女は真面目で、健気で、一生懸命。敬語を忘れず、誰にでも親切で、謙虚。それでいて、ちょっと頑固……。メインヒロインというだけあってパーフェクトウーマンです。やはり男性は、素敵な性格の女性に惹かれるものなのです。

[現実で使える度]・・・パーフェクトは無理!

しかし、実際こんなパーフェクトな人間はまずいません。なろうと思ってなれるものでもありませんしね……。ですから、性格を変えるなんて考えなくていいでしょう。ナチュラルな自分でいながら、少しずつでいいので“相手を敬う”“気を配る”という気持ちを増やしていけば、あなたの魅力はアップしているはずですから!

 

駆け足で紹介してきましたが、この『CLANNAD』はひとつの作品としてかなり優秀で、泣けるという点では映画や小説にひけを取りません。少しでも気になったのなら「オタクっぽい」というフィルターを取っ払って一度アニメなりゲームなりを最後まで体験してみることをオススメします。

たくさん登場するヒロインの言動などから、“現実でも使える”フレーズや仕草が見つかるかもしれませんよ!

 

【参考】

※ 最も泣いたゲーム、ドラクエをおさえ1位『ファイナルファンタジー10』(oricon life)

CLANNAD:キャラクター紹介|Key Official HomePage