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「モテそう」なのになぜか「モテない」女の5大トーーク!

吉田奈美

吉田奈美

 

 

 

 

 

 

 

 

あなたの周りにもいませんか?

美人で頭もよく仕事もでき、面倒見がよくて優しく話題も豊富、オシャレで人望もあって、友達にいつも囲まれてる。……だけどカレシがずーっといない、そんな女の人。

 

美人なのにモテない。これって相当何か重大な問題を抱えているはず

なぜ一見パーフェクトな彼女たちがモテないのか。その理由を知ることで、逆説的に「どんな女がモテるのか」を見つけてみようじゃありませんか。

そこでパーフェクトさんの会話にそっと耳を傾けてみると、ある共通の会話の方向性が見えてきます。

 

目次

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<パーフェクトさんのデフォ会話1:単なるグチをズバッと解決>

同僚A「最近会社の暖房の効き、悪いときあるよね」

パーフェクトさん「それどこのフロア? いつから? 総務に言っておくね」

同僚A「あ、ありがとう」

 

パーフェクトさんは責任感が強く、自分に投げかけられた話題を解決しようと努める傾向にあります。

ありがたい半面、パーフェクトさんに何か言うことで、よくも悪くも事態が大きく変化します。自分の発言に責任が生じてきますので、軽い気持ちではパーフェクトさんにグチれなくなってきます。

あいまいさや無責任さでグダグダに発展することの多い大人の男女の恋愛には向いていないキャラ設定といえそうです。

 

<パーフェクトさんのデフォ会話2:目的のないグダグダ会話が苦手>

女友達A「最近肌荒れがひどくって~」

パーフェクトさん「野菜とってる? 最近寝てないでしょ? ストレス? やっぱり自炊は基本だよ。それでもダメなら皮膚科に相談してみたら? 知り合いの先生紹介するよ」

女友達A「あ、そうだね……」

 

パーフェクトさんはみなに慕われるだけあって、どんな話題にも親身になって真剣に考えてくれます。

パーフェクトさんとの会話は一見するととても盛り上がっているように見えるんですが、どんな会話もひたすら前進あるのみ、グダグダ曲がり道を許さない圧力がかかっています。

たまにの関係ならそれも魅力的ですが、それが毎日となると……。

 

<パーフェクトさんのデフォ会話3:信じるものは自分のみ。自分の経験こそすべて>

男友達A「最近彼女が忙しいって連絡くれなくって」

パーフェクトさん「それはね、あなたへの愛情が少なくなってきてるの。どんなに忙しくたって、好きだったらたとえ10分でも会う時間ぐらい捻出できるものだから。私も寝る時間を惜しんで好きな人にタクシー飛ばして会いに行っていたし。でも好きじゃない男にはうんちゃらかんちゃら……」

男友達A「あ、でも彼女本当に忙しいみたいで……」

パーフェクトさん「だからそれはあなたを傷つけないためにだよ。だって私も昔うんちゃらかんちゃら……」

男友達A「……」

 

パーフェクトさんはとても人生経験が豊富です。そしてそれを大いに自負しています。

人から相談をされることの多いパーフェクトさんは、今までも数多くの悩みを救ってきたことから、年齢とともにますます自分の経験を妄信するようになり、どんな悩みも主観的に解決しようとします。そして自分の意見が主観的であることを認識できていません。

対女性間なら、それはそれでカリスマ的魅力として崇められることもあるでしょうが、主観で物事を判断することを嫌う男の人には畏れられるだけ。

 

<パーフェクトさんのデフォ会話4:1対1の関係性よりもにぎやかな会話が大好き>

同僚B「あのさ、パーフェクトさん、ちょっと今日時間ある?」

パーフェクトさん「もちろん! あ、今日Cクンのお店で私の親友がイベントやるの。Bさんも一緒に行こうよ!」

同僚B「あ、う、うん……今度にする」

パーフェクトさん「また誘うね!!(キラリン)」

美人で社交性もあるパーフェクトさんは、引く手あまたの人気者。いつも人に囲まれていますから、1対1でじっくり人間関係を構築する時間が通常の人よりも少ないと言えます。

それはそれでとても楽しそうですが、これによって男性がパーフェクトさんを個人的に誘い出すハードルを上げてしまっています。

常に誰かそばにいるイメージは、恋愛にとって障害になりがちです

 

<パーフェクトさんのデフォ会話5:まるで占い師?のような俯瞰オカルト目線>

男友達B「彼女と別れたんだ」

パーフェクトさん「……ああ、やっぱり」

男友達B「え?? なんでわかったの?」

パーフェクトさん「別れたの先週の木曜でしょ? Bクン、そういうオーラ出てたから」

 

分析したがりのパーフェクトさんは、理屈や経験で分析できないことに遭遇すると、オーラだの血液型だの厄年だの四柱推命だの夢に出てきただの、あらゆるソフトオカルトを投入して、有無を言わさず物事を判断していきます。これ、男なら当然ご勘弁願いたいでしょう。

 

とまぁ、わざと大げさな例を挙げてわかりやすくしたわけですが、「あ、こんな女いるいる」と思った方も多いのでは? もしくは「これって私のことかも」ってビクッとした方も。

 

要はパーフェクトさんの会話は演説なんですね。

しかもその演説はまるで論文のように、「○○は××である。したがって◎◎なのである」という決めつけに基づいた断定的なもの。精神的な下僕を恋愛相手に求めているならこのやり方もありですが、パーフェクトさんは別に教祖さまになりたいわけではないんでしょうし(男ならこういうパターンでモテることも多いですが)。

演説は相手の顔が見えません。見えなくてもできます。恋愛においても相手の顔を見ていないんです。どんなに美人だろうと、みんなの人気者だろうと、自分の個性を認めてくれない人を愛することはできません

 

さてさてアナタの会話は、演説にはなっていませんか?