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黙っているほうがマシ!「心のこもってない会話」が最悪な理由

平松隆円

平松隆円R.Hiramatsu

カレとの初めてのデートで、緊張のあまり、なにを話していいかわからないというひとは少なくないはず。

デートに限らず、異業種交流会などのビジネスシーンでも、相手のことがよくわからないから、なにを話したらいいんだろうと悩むことがあるでしょう。

そんなときに、場を盛り上げようとして冗談や軽口をいってしまったり、うわべだけで心のこもっていない褒め言葉をいってしまったりという経験はありませんか?

じつはこれ、最悪な会話なんです。

これだったらむしろ黙っていたほうがマシなくらい。

いったいどういうことか、学術誌『Personality and Individual Differences』に掲載された研究をもとに、紹介したいとおもいます。

 

■心のこもっていない褒め言葉は評価を下げる

イギリス・エジンバラ大学心理学部のChristopher Bale氏らが、男女205名を対象に調査をおこなっています。

それによると、冗談や心のこもっていないほめ言葉、それに性的な事柄の会話をすることで、相手からの評価が低くなるということがわかったんです。

たしかに、もしあなたが初めて会う男性から、いきなりエッチな話をされたら、ドン引きしちゃいますよね。

それに、心がこもっていないのがバレバレなのに、「かわいい」とかいわれても、嬉しくないどころか、その男性のことは信用できなくなりますよね。

それは、女性から男性に対しても、また同性同士でも同じ。

極端に言えば、それだったら黙っているほうがマシなんです。

 

■会話が途切れたらみつめる

でも、黙っているほうがマシといっても、本当に黙り込むわけにはいきませんよね。

そういうときは、相手の目をみつめましょう。

目は口ほどに物いうといいますが、好意をもって相手をみつめることで、その気持ちは相手に伝わるんです。

ですが、あまりに真剣にみつめすぎて、にらんでいるとおもわれないよう気をつけてくださいね。

 

いかがですか。恋愛でも、ビジネスでも大事な相手との会話。悩んだときは、目で好意を伝えてくださいね。

 

【参考】

※ Christopher Baleら(2005)「Chat-up lines as male sexual displays」(Personality and Individual Differences)