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婚活するのは恋愛弱者?「こじらせないで」結婚するのに必要なこと

小川沙耶

小川沙耶S.Ogawa

みなさんは結婚したいですか? 結婚しなきゃ、という理由で婚活をはじめた人のほとんどが失敗しているイメージがあります。

婚活をしなければならない、という状況に追い込まれている時点で、恋愛弱者であるのではないか?という元も子もない推測はさておき、“婚活”という活動自体に筆者は懐疑的なのです。

とはいえ、純粋な恋愛結婚主義であるのかというと、そうでもなく、目的が“結婚”であるならば、水準を合わせ、そこに邁進すべきだとは思いますが。

今回は結婚について、恋愛コラムニストのナナミ・ブルボンヌさんと共に考えてみたいと思います。

 

目次

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■1:結婚には生活臭がある

結婚と恋愛の違いについて、ナナミさんにお聞きします。

「恋愛ってドラマチックでロマンチックで、ストーリーがありますよね。でも、恋愛が結婚になると、とたんに現実的になって生活臭をおびてきます。

恋愛のときは短期的で後先考えず、気持ちに任せてワーッとやっていた二人も、結婚すると、長期的なスパンで物事を考えざるをえません。良くも悪くもですけどね」

 

■2:まず後先考えない状態にならないと、男女はくっつけない

とはいえ、はじめから“結婚ありき”で考えると、なかなか恋愛は成就しない感じがありませんか?

「ええ。その通りだと思いますよ。

はじめから結婚ありき、現実的だと、長期的に考えてしまいますからね。いま、ここにいるあなた……という超短期的な集中が、二人の結合には大事だと思うのですが、いやらしい意味ではないですよ(笑)。

まあ、いやらしくもそうですが、はじめから結婚ありきでお話するような男女関係では、相手に恋心をもつのは難しいでしょうね。

後先考えずに、もう相手のことしか見えなくなって、抱きしめてしまう……。そんな乙女な気持ちを、私はいま恋心と呼んでいますけど」

 

■3:婚活の定義を考える

冒頭で私は、婚活に対して否定的なことを言ってしまったのですが、「結婚したい」という気持ちは、もっているべきだと思うのですよ。

「そうですね。婚活って結局何でしょう? 結婚するまでの活動、を婚活というならば、まずステップがあって、最初に恋心を両者に起こさせてあげるような、そういった慎み深さというか、ワビサビというか、本当の知恵に基づいた形式が必要でしょうね。

そういった意味で、古来からある“お見合い”っていいと思います。

現代で流行っている“婚活”サービスの多くは、頭だけで考えて作られてしまったのか、結婚で必要と思われる現実的な要素だけを抽出して、効率的に提供しようとするから、なかなかうまくいかないですよね。

ただ、婚活サービスを利用としようとする男女は、恋愛に対して、冷めたアイデンティティーを形成してしまっていがちですから、そこに共感されるのでしょうね。

よろしくない状態だと、私も思いますよ」

 

いかがでしたか。筆者もそろそろ結婚したいなぁ、なんて思いますが、恋の先の現実を見つめるのって、少し怖いですよね。みなさんはどうですか?

 

【取材協力】

※ ナナミ・ブルボンヌ・・・元No.1キャバ嬢のライター。スポーツ新聞などでライターをつとめる傍ら、ネットショップでレディースウェアやコスメも取り扱っている。著書『キャバ嬢とヤれる極意』も絶賛発売中。現在も勉強のためキャバクラに勤務中。

 

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