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イケてる女は女王蜂!? 意外と知らない「スクールカースト」まとめ

賭弓郁穂

賭弓郁穂I.Kakeyumi

海外のティーンものを観たり読んだりしていると、文化の違いから「どうして?」と思うシーンが出てきますよね。

とくにあるあるなのが、超イケてる男はアメフト部のキャプテンで、いじわるだけどイケてるライバル女がチアリーダー……なんて設定。

これ、アメリカの“スクールカースト”が大きく関係しているんです。

日本では優等生とかオタクとかヤンキーぐらいしか分類がないですが、アメリカの“スクールカースト”は多い上に実にハッキリしています。

というわけで今回は、意外と知られていないアメリカの“スクールカースト”をご紹介しますね!

 

目次

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■男のカースト最上位:ジョック

アメリカのイケてる男は、最低条件としてまずスポーツができなければダメ。

とくにアメリカではアメフトが人気なので、アメフト部の男は人気の的。

その中でも部長やキャプテンといった、運動能力に優れた者が学校で最も強い権力を持ちます。

だからティーンものの“イケてる彼”ポジションは、アメフト部の爽やか系男子なんですね。

 

■女のカースト最上位:クイーンビー

ジョックが男子生徒のトップならこちらは女子生徒のトップ。いわゆる学園の女王様。

チアリーダー(もしくは演劇部リーダー)である場合が多く、ジョックと恋人関係になっていることが多いです。

ミーン・ガール(イジワル女)やヴァレー・ガール(セレブでアタマのワルいお嬢様)を兼ねている場合もあるので、ティーンものでよくヒロインのライバルポジションとして登場してきますよね。

 

■取り巻き:サイドキックス/下克上を目指す者:ワナビー

よくジョックやクイーンビーの周りにいて媚びへつらったり、使われたりしているのが彼らサイドキックス。いわゆる典型的な取り巻きたちです。

一方で、いつかサイドキックスの立場に昇格したいと夢見ている、サイドキックスの取り巻きをワナビーと呼びます。

他にも取り巻きながらねだり屋のプリーザーや、使い走りのメッセンジャーなども。

 

■最下位だけど秘めたる能力は凄い?:ナード

スクールカーストの中でも下位に位置する者たちを総称し、ナードと呼びます。

例えばオタク集団のギーク、ガリ勉集団のブレイン、ゴシック系趣味のゴスといった、いわゆるスポーツを不得手とし、スポーツ以外の趣味に打ち込んでいる学生たちがこのカーストに入れられます。

つまりジョックと正反対の位置にいるため、悲しきかな、あまり良い扱いは受けません。

けれどジョックには無い才能を持っている者も多いので、学生のうちから企業を設立させたり、映画監督になったりするナードも多数おります。

 

■番外編

ちなみに、日本で言うヤンキーや不良などの集団でワルなことをする連中は、バッドボーイ・バッドガール。

個性と思考が斜め上の不思議ちゃん・電波系はフローターと呼ばれます。

 

カースト制度は勧められたものではありませんが、アメリカのティーンものの様式美として登場するこれらの“スクールカースト”!

これを覚えておけば、これからアメリカのティーンものがよりいっそう楽しめますね。