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えっ…昨日のエッチしたでしょっ!? 「男女で記憶に違い」本当の理由
平松隆円R.Hiramatsu
彼氏との会話のなかで、「あのとき、こう言った」「言ってない」というやりとりをした経験は、誰にでもあるはず。
もちろん人間ですから、お互いに記憶の差はでてあたりまえ。
ですが、同性同士や友達と比べて、なんだか彼氏との場合は、覚えていることが違いすぎるということがありませんか?
場合によっては、昨日のエッチの記憶だって違います。
いったい、どうしてそんなことがおこるのでしょうか。心理学者の筆者が、その理由について、考えてみたいとおもいます。
■恋人同士の記憶
同じ場所にいて、同じことをしたのに記憶が違うということはめずらしくありません。そこには、いくつかのの理由があります。
たとえば、恋人同士である事柄に対する関心の度合いが違うということ。当然ひとは、興味や関心がなければ、記憶に残りません。
たとえば、今朝の通勤や通学のときに、電車にどんなひとが乗っていたかなんて覚えていないですよね。記憶の正確さについては男女で違いはありません。
ですが、関心を向けるものや度合いが違うことによって、恋人同士で覚えていることが違うということがおこります。
また、ひとは自分に都合のいいように記憶します。
ノンカットで撮影された動画のように記憶しているわけではなく、あたまのなかで記憶が編集されてしまうんです。ときには、現実にはおこっていないストーリーが追加されることも。
それが結果的に「あのとき、こういった」「いってない」というやり取りをうむ原因になっているんです。
いかがですか。
もし彼が、あまり覚えていないとしたら、彼はあなたに対する関心が低いっていえるかもしれません。
また、嫌なことばかり覚えているとしても要注意。記憶の内容は、ふたりの関係を表していたんです。
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