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クズなのに惹かれちゃう…!厄介な「ネオゲス男子」ってこんなヤツ

相川葵

相川葵A.Aikawa

日ごろ、恋愛心理カウンセラーとして、多数の男女の恋愛相談をお伺いする筆者。

そんな中で、全体的な男性の好みは徐々に変化してきています。たとえて言うと、激安デカ盛りオージービーフ丼より、飛騨牛ランチ定食。つまり、量より質に傾く男が増えているんです。

しかし、このような男の好みの変化にあわせ、厄介なタイプのダメンズも増殖中!

今回は、そんな新しいタイプのゲス男を“ネオゲス男子”と名付け、その生態をお伝えします。

 

目次

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■自分にはトコトン甘い!

ネオゲス男子の最大の特徴とも言えるのが、“自分に対する甘さ”です。

基本的に、自分は何をやっても許されるべきだと考えており、また、それを正しいことであると信じて疑いません。

普段の生活態度や、金銭感覚、その他もろもろのことについても、“自分用の基準”と“他人用の基準”を保持しています。

昨今“ゲス”というキーワードで話題になった不倫や浮気についても、ネオゲス男子の代表的な例のようなものです。

浮気あるいは不倫をしたとしても、「自分は、謝罪をするような悪いことは一切していない! おまえらには関係ない!」という態度を貫きます。

一方で、自分のパートナーが不倫をするようなことは、“あってはならないこと”と認識しており、それどころか、自分がどんなことをしでかしたとしても、パートナーの女性は全力をもって自分を支えるべきである!と考えているのです。

また、基本的に他人に対する判断基準は非常に厳しいので、自分のことを棚に上げて、あいつはブサイクだの、モテないだの、低次元の悪口で人をおとしめることも、よくあります。

筆者の身辺にあったいい例では、友達の喫煙に対して超厳しい態度で、禁煙書まで贈って戒めていた男が、数年後に喫煙を始めた……なんてことも。

ちなみに、そのときの彼の言い訳は、「仕事のストレスで吸わないと死ぬ。誰にも迷惑をかけていないから良い」だそうです。

開いた口がふさがりませんね!

 

■女への要求が多い!

ネオゲス男子もうひとつの特徴は、パートナーとなる女性に対して、非常に高い要求を持っているということです。

「容姿はキレイに保ってほしい。リラックスしたジャージ姿は気に入らない。すっぴんが老けているなんて論外。キレイな癒し系でいてね。

でも、節約もちゃんとしてほしい。高価なブランドものを買うなんて論外!

外食はお金のムダだし不健康! おいしくて健康的な手料理を、しかしガッツリ食べさせてほしい。

結婚したら、家事育児はオトコの仕事ではないので、全部任せたい。だけど生活レベルが落ちるのはイヤだから、共働きでしっかり稼いでほしい」

……などなど! ネオゲス男子は女性への要求が、ものすごく高いんです。

女性の立場としては、これを全部要求されたら……イヤですよね。

 

■自分一人だけ高級志向!

彼女や妻に節約を要求するといっても、ネオゲス男子そのものは、節約とは無縁です。

むしろ、高価なものを身につけるのはステータスという考え方のもと、積極的にブランド品や、雑誌に掲載されている話題の商品を購入する傾向です。

時計、靴、洋服、などなど。高いものは良いものだ、高いものを身につけている自分はすばらしい人間だ、というプライドを持っています。

また、結婚したからブランド品を買えなくなった、なんて思われるのは耐えられませんので、結婚しても、この方針を変えることはありません。

最終的に、2,000円以下プチプラライフで必死にこぎれいさを固守しようとする妻に対し、夫が身につけるものは最低でもシャツで6,000円、スーツ50,000円、時計300,000円……と、格差は広がるばかりという結末が待っています。

 

■ネオゲス男子に惹かれるのはなんでなの~?

こんなに“実はゲス”なネオゲス男子が、女性の目に魅力的に映るのは、ぱっと見しっかりして見えちゃうから。

雑誌やメディアの影響で“いいもの”や“健康的な生活”を重視し、実際に質の良いものを身につけて、わかったような口をきくので、人生をよく考え抜いているように見えるんです。

しかし、結婚して子どもができると「家事育児は全部やれ。料理も仕事も節約も貯金も、ちゃんとしてね。え? オレは節約とかしないよ。生活レベルが落ちたらイヤだろ。お前はブランドものとか買わなくていいから。あ、でもキレイにはしといてね」という態度に徹してきます。

これは豹変したということではありません。

結婚して、子どもができて……と生活が変化するに従って、人間は本来、育児に協力したり、家族全員で節約したり……と、自分も変化しなくてはいけないのです。

ところが、自分一人が環境に適応して変わることができないのが、ネオゲス男子。

ひどいときには、「結婚してから妻以外の女と付き合っても、オレはOK!」という、意味不明の自己肯定をしたり、産後、妻が子育てに一所懸命になっていると、「劣化した」「自分を第一にしてくれない妻が悪い」と理由をつけて、他の女に堂々と手を出すことも……。

もちろん結婚前にはそんなことオクビにも出さないオトコが多いので、結婚して子どもができてから泣かされる女も多いというわけなんです。

 

あなたの彼や好きな人、実はネオゲス男子じゃないですか!?

注意して観察してみてくださいね。

 【画像】
Photographee.eu / Shutterstock