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恋愛テクを捨てて…「正直な気持ち」でNo.1になれたキャバ嬢の話
月島もんもんM.Tsukishima
みなさんは、好きな人ができたとき、どんな風に接していますか?
「好き」という気持ちを素直に伝えられる人って、本当に少ないですよね。
「好き」と伝えると、上手くいけばいいですが、関係が壊れてしまう恐れもあります。周りにも知れ渡って、フラれたときに傷つく気持ちを想像すると、簡単に動けません。
でも、人生は短いです。いつかいつかと思って、ボヤボヤしていると、知らないうちに好きな人が転勤してしまったり、結婚してしまったりします。
どうしたらいいのでしょうか?
今回は元No.1キャバ嬢で恋愛コラムニストのナナミ・ブルボンヌさんに、好きな人に気持ちが届くテクニックを教えていただきました。
■1:恋愛テクニックでモテた話
「私は元キャバ嬢でしたので、男性から好かれるのが仕事でした。相手を好きにさせて、お店にいっぱい来てもらうお仕事です。
なので、男性に“好きになってもらう”モテ・テクニックはたくさん知っていて、それを今まで『Menjoy!』でもたくさん紹介してきました。
でも実は、そうやってテクニックを使ってたくさんモテても、空しい気持ちになるだけでした。本音を言えば、“男って、こんなモノなのだな”と、自分を愛してくれる対象をバカにしてしまうからです。
惚れさせることができても、相手を本気で愛することができませんでした」
■2:もっとモテた話
「空しくなった私は、恋愛テクニックを捨てました。正直な気持ちで、人間として、ちゃんと男性と向き合うようになったのです。
すると、もっとモテてしまいました。相手の心を揺さぶる恋愛テクニックはやめて、“あなたって、こういう人ね。そういうところが好き”だとか、“でも、こういう部分は嫌い。私は直したほうがいいと思う”とか、正直に話すようになっただけです。
お客さんとキャバ嬢の関係ではなく、上司と部下の関係ではなく、男と女の関係ではなく、人と人として、真剣に接して話すようになったとき、なぜかとても人気が出ました。今度は空しくありませんでした。
そして、いつのまにかお店でもNo.1になっていました」
■3:正直な気持ちを知る勇気
「正直に話すようになっただけ……と簡単に伝えましたが、それはとても難しいことでした。
例えば、お店に来るお客さんで、本当は“ちょっとかっこいいな”と思っているときでも、以前は“お客さんだから”という気持ちが先にあって、自分のその正直な気持ちを隠していたんです。
本当の自分の気持ちが見えていないと、それを相手に伝えることなんて、できっこないですよね」
■4:正直な気持ちを伝える方法
「みなさんも、“なんかちょっといいかも”と思っても、“先輩だしな。どうしよう〜”ってところで、思考停止してしまうことってありませんか?
そんなときは、自分の“本当の”気持ちを、もっと知ってあげてください。“なんで、ちょっといいと思うのかな?”と考えると、“会議で発言しているとき、すごく感動することを言ってくれた”とか、きっかけがありますよね。
まず、それを伝えたらいいのです。“●●さん、この前の会議で言ってたこと、私、すごく感動しちゃいました。前からなんとなく感じていたことを言葉で表現してくれて、本当に凄いなと思いましたよ”などのように。
そうやって常に自分の気持ちに正直になって、それを言葉にして、相手に伝えることで、関係をすごく深めることができます。
“正直さ”をもっていれば、だいたい相手から好意をもってもらえるし、正直に接している分、本当に合う相手と恋に落ちることができますよ」
いかがでしたか。正直になって、好きな人に気持ちを届けるテクニックを教えていただきました。相手を惚れさせるだけではなく、素敵な関係が築けそうなテクニックでしたね。ぜひ参考にしてください。
【取材協力】
※ ナナミ・ブルボンヌ・・・元No.1キャバ嬢のライター。スポーツ新聞などでライターをつとめる傍ら、ネットショップでレディースウェアやコスメも取り扱っている。著書『キャバ嬢とヤれる極意』も絶賛発売中。現在も勉強のためキャバクラに勤務中。