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えっ…家庭が円満に!? イメージと大違い「不倫の意外な実態」3つ

中田綾美

中田綾美A.Nakata

「まさかあの人が不倫……!?」とイメージが裏切られるのは、芸能人に限ったことではありません。今や一般人の間でも不倫はブームになりつつありますが、ちょっと思いがけない人物や、幸せいっぱいそうに見える家庭が不倫の渦中にあることも少なくないのです。

今回は、実際に不倫を体験中の20~40代の女性へのインタビューを通して、不倫のリアルな実情に迫った書籍『不倫女子のリアル』を参考に、不倫にまつわる意外な実態3つをお届けしたいと思います。

 

目次

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■1:不倫で家庭が円満に?

不倫といえば思いつくイメージのひとつが“家庭崩壊”。ところが、『不倫女子のリアル』では、不倫をしたことでかえって家庭が円満になったケースが紹介されています。

Rさん(41歳)は、法律事務所に勤めながらふたりのお子さんを子育て中。夫はよく言えば“おだやか”、悪く言えば“鈍感”で家事や育児を全く手伝ってくれず、玲奈さんは子どもに当たるほどイライラを募らせていたといいます。

それが、夫以外の男性と関係をもつようになってからは、“私ばかりが我慢している”という怒りがきれいさっぱりなくなって、夫の鈍感さも美点に思えるようになったのだとか。

Rさん以外にも、不倫で心がうるおって夫や義父母に優しく接することができるようになったり、家庭内のギスギスが消えたりするケースは少なからずあるようです。

もちろん、不貞行為は離婚の原因にもなりますし、不倫のせいで不幸になった家庭は星の数ほどあるでしょう。その一方で、不倫によって円満な関係を保っている家庭もあるというのは、ちょっと不思議な感じがしますよね。

 

■2:旦那よりも不倫相手のほうがブサメン?

冴えない夫はATM扱いして、性欲解消はよその若いイケメンで……! 現在放送中のドラマ『不機嫌な果実』で橋本マナミさんが演じる不倫妻がまさにそのパターンですよね。

ところが、『不倫女子のリアル』に登場する女医Yさん(42歳)の場合は、全く逆。夫はそこそこイケメンなのに、Yさんが最初の不倫相手に選んだのは、自身が経営するクリニックの患者で外見的には全く好みに合わない男性でした。

ただその彼は容姿にコンプレックスがあったぶん、ひたすらコミュ力を磨く努力をしていたのだとか。はじめは彼との不倫に乗り気ではなかったYさんもすっかり彼の魅力にハマり、一時は子どもを連れて彼と結婚したいと思い詰めたこともあったといいます。

Yさん自身も分析していますが、見た目がイマイチの男性に女性は安心感を持ちやすく、「この人のいいところがわかるのは私だけ!」と思い込む傾向もあるようです。

あなたの身近にもいませんか? 見た目はアンパイでやたらコミュ力が高く、モテモテな既婚男性が……。「イケメンには遊ばれそうだけど、この人なら大丈夫かも!?」と油断しないようにしましょう。

 

■3:フツーのおばさんがヤリまくり?

テレビドラマなどの影響もあって、“不倫妻=美人、見た目が若々しい”なんてイメージがあるかもしれません。

もちろん、容姿がいいからいろんな男性から言い寄られているという人妻もいますが、その気になれば“フツーのおばさん”だってヤリたい放題みたいです。

たとえば、製薬会社勤務のSさん(43歳)は、体重が60kgあり髪はバサバサ。腕には黒いウブ毛が生え、ファッションにも無頓着という二児の母。夫の浮気をきっかけにFacebookで元カレたちと連絡をとるようになり、彼らとの逢瀬を楽しんでいるといいます。

初めての婚外交渉では、Sさんはお姫様抱っこでベッドまで運ばれ、それはそれはやさしく激しく愛されたのだとか。

恋愛なんてご無沙汰……なシングル女性にしてみれば、「フツーのオバサンがヤリまくりだと!?」と憤慨したくなりますよね。

でも、男性にとって人妻というのは、結婚圧力がないぶん気軽に誘いやすい存在みたいです。

人によっては、独身時代よりも結婚してからのほうがモテモテになって、男性経験が豊富になる……なんてこともあるかもしれませんね。

 

いかがでしたか? “事実は小説より奇なり”といいますが、不倫の現場においても一般的なイメージとはかなり異なることがいろいろ起こっているのですね。

「私は不倫なんかとは無縁だから」という女子こそ、意外とズブズブにハマるおそれもあるのでくれぐれもご用心!

 【参考】

※ 沢木文(2016)『不倫女子のリアル』(小学館新書)