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催眠術師が教える!「脳内麻薬がドバドバ出る」秘密の方法5つ
相川葵A.Aikawa
麻薬というと、言わずと知れた「ダメ。ゼッタイ」……ですが、実は人間は、脳内で麻薬同様の働きをする物質を分泌することができます。
麻薬のような効果のあるものを自分で分泌することができれば、当たり前ですが違法性もなく、幸福感が味わえて、とってもお得!
おまけに麻薬同様「また経験したい!」という依存性もあり、その幸福感を感じるために努力するようになるなどの、良い効果もたくさんあるんです。
今回はそんな脳内麻薬を分泌させる習慣を、催眠術師の筆者がご紹介させていただきます。
あなたのカレも、これができていれば成功者の予備軍かもっ!
■1:短期的な目標を具体的にイメージする
まず脳内麻薬を出すのに効果的なのが、短期的な目標を立てるということ。
しかも、できるだけ具体的にイメージすることが重要です。
短期目標をイメージし、それを実現していくことで、「やったー! できた!」という成功体験が積み重ねられ、脳内麻薬がどんどん分泌されるようになります。
これは、目標をイメージするだけでも分泌されますし、成功体験を得るとますます分泌量が増えますので、快感の度合いもアップして、また次の目標を立てたくなるという好循環。
幼少期から、目標を立てて上手に勉強をしていくような子どもは、本能的にこれができていると考えられます。
もちろん大人になってからでも、こまめに目標を立てていけば、人生のステップアップを効果的に行うことができるでしょう。
注意したいのは、あくまでも達成可能な短期目標であることが重要で、長期的な目標ではなかなか成功体験の頻度も上がらず、脳内麻薬の分泌量は上昇しない傾向にあるということ。
できる範囲の目標を、まめに立てることが大事ですね。
■2:達成感をちゃんと味わう
■1とも関連することですが、自分の歩んできた道をたまにはじっくりと振り返り、「あれができるようになった」「これもできるようになった」「いろいろ成長したな」と、自分が達成してきたことについて、しっかりと達成感を味わうことも重要です。
どんな人でも、日々、何かしらの成長はしているはず。
しかし、それを振り返ることなく、ただなんとなく毎日を過ごしているだけでは、達成感もなく、“頑張っている自分”を実感することもできません。
当然、脳内麻薬の分泌もありませんよね。
自分がどれくらい頑張ったのか、どんな成果をあげてきたのか振り返ることで、そのことが快感となり、「またこの達成感を味わえるように、毎日ちゃんと頑張ろう」と思うことができるのです。
■3:愛や芸術に触れる
脳内麻薬を分泌させるのに、手っ取り早い方法は、本能的な欲求を満足させることです。
中でも、一般市民のあいだで手軽に手に入るのが、食欲、性欲、睡眠欲などの生理的欲求に対する満足感。エッチで至福を感じるのは、このときに、快感を感じさせる脳内物質が分泌されているためなのです。
もちろん、「はあー、満腹、満腹」という幸福感も、これにつながることがあります。
ただし、こうした本能的な欲求に対する脳内物質の分泌には、限りがあるのが難点。
つまり、パートナーが自分のモノになったり、お腹がいっぱいになったりすると、「もういいや」って、目の前の裸体や食べ物に対して興味を失ってしまうのです。
この手の脳内物質は、長続きしません。長続きしないということは、人生の成長にも貢献しにくいということです。
ところが、動機が生理的欲求ではなく、より高度な分野に及ぶと、この脳内物質は限りなく分泌され、人間の精神をどこまでも充実したものにさせてくれるということが分かっています。
その高度な分野とは……“愛”、そして“芸術”。
愛は愛でも、ただの恋愛に留まらず、人類愛のような高度な愛であれば、快感を伴う脳内物質が分泌されます。
芸術に触れるときも同じです。
また、同様の効果は、瞑想をするときも得られると言われています。
愛や芸術に触れたり、瞑想して深い精神状態になったりすることで、人生の幸せを持続的に感じられるカラダになれるんですね。
■4:美味しいものを食べる
■3で少し触れた、本能的な満足感につながる手っ取り早い方法が、この「美味しいモノ、好きなモノを食べる」という方法。
愛や芸術ほど持続した幸福感は無いのですが、それでも満腹になったお腹は時間が経過すればまた空いてくるので、繰り返し幸福を感じるにはうってつけの方法となります。
甘いものや、油っこいものを食べると、より多く脳内麻薬が分泌されることがわかっているのですが、もちろんそれらの食べ過ぎは体への負担となります。すると逆に幸福感を感じる物質を減少させていってしまうので、食べるにしても、ほどほどにとどめましょう。
疲れたときに、よく高カロリーなものや甘いものを食べたくなりますが、それは、疲れた精神に幸福感を味わわせて自己を奮い立たせようという本能のひとつなのかもしれませんね。
■5:運動する
これも食べるのと同じ、手っ取り早い方法です。運動することにも、幸福感を感じる脳内物質を分泌する効果があります。
例えば15分ほどジョギングをすると、その後、3~5時間ほど、脳内麻薬の分泌が続くことが分かっているのです。
ジョギングの場合、二人以上で走ると、脳内麻薬の効果も高くなると言われていますので、カップルで走るマラソンデートもオススメ。
もちろん一人でもOKなので、軽い運動から始めてみてはいかがでしょうか。
人生を幸せにする、脳内物質を分泌させる方法を5つ、ご紹介致しました。
幸福感を味わうことは、そのまま次の幸福感を得るためのバイタリティになる大切なプロセスとなります。
まだ経験がない人も、小さな目標を立てるなど、できるところから試してみてくださいね。