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レスのカップルは要注意!「男を惑わす」サキュバス系女子の実態
月島もんもんM.Tsukishima
サキュバスって知っていますか? 夢にあらわれ、男を惑わす淫乱な女性型の悪魔です。
世の中には、あまり“性”に興味のない、または経験の少ない男性をたぶらかし、もてあそぶ、サキュバスのような女性がいます。
性に満足していない、または“性的満足”などに興味がない……、こんな男性の“性”を目覚めさせ、真面目な彼女との関係を壊してしまうのです。恐ろしいですね。
今回は、官能小説家の小川沙耶さんとともに、現代に蘇る悪夢……サキュバス系女子の実態を探るべく、取材を行いました。
■サキュバス系女子に夫をとられた・・・Kさん(34歳)の告白
都内某所のとある喫茶店。待ち合わせ場所にあらわれたのは、インターネットで知り合い、「夫を寝取られた」話を聞かせてくれると約束したKさん(34歳)。
スラッとした体型で身長が高く、モデル風の美人である彼女が、どうして夫を“寝取られて”しまったのでしょうか?
-本日は、貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。とてもおキレイで、ビックリしましたよ。
「そんな……。ありがとうございます。お世辞でもうれしいです。自信をなくしてしまっていたので……」
-早速ですが、夫を“寝取られて”しまったということですが……? 悲しい話を思い出させてしまって、すみません。
「いえ。構いません。もう、ふっきれましたので。最初は、寂しくて、悲しくて、悔しくて、夜も眠れなかったですが」
-悔しかったということは、浮気相手の女性がいることに気がついていたんですね?
「それは8年も一緒にいた夫ですから、変化があればわかりますよ。最後には戻ってきてくれると信じていたので、そのときは追求しませんでしたが、それが仇になってしまいましたね」
■レスだと気づけなかった……
-今回、“寝取られた”ということでお話を聞いています。思い出したくないことでしょうが、そう感じた理由を教えていただけますか?
「私は少し潔癖性のところがあって、あまり、……なんていうんですか? ソレは好きじゃありませんでした」
-セックスのことですか?
「は、はい。ソレです。でも、やはり愛の営みなので、そういう意味で盛り上がったときだけ、してたんです。“愛してる”って気持ちに、お互いになったときですね」
-なるほど……。それは、どれくらいの頻度で、そのように盛り上がったのですか?
「だいたい月1回か、2回くらいです……」
-それはちょっとレスですねぇ!
「……はい。そうなんです。私はこういう性格なので、夫との夜の営みの話など、女友達ともしていませんでした。でも、いざ離婚という話になって、いろいろと深いところまで話をすると、みんなから“レスじゃない!?”と言われ……。自分では気づいていませんでした」
■夫が帰ってこない……!
-月に1回くらいですと、夫との夜の関係で“怪しい”とは、なかなか気づけなそうですが……?
「はい。家にいるときは、いつもどおりのように感じていました。いま考えると、少しだけ様子がおかしかったかもしれませんが。最後の3ヶ月は、月に1回のソレもなくなっていました」
-月に1回のソレがなくなったから、怪しいと感じたと?
「いえ、そういう期間は、いままでもあったので……。それよりも、夫は3日に1回……」
-3日に1回?
「3日に1回しか帰ってこなくなってしまったのです」
■「好きな人ができた」と言われ……
-それは夫婦生活が破綻してますね!
「ええ。本当に寂しい夜が続きました。3日に1日は、帰って来る……というより、服を取りにくる感じで」
-明らかに、他のどこかに泊まっていますね?
「そうなんです。“どうしたの? どこ行くの?”と問い詰めても、“うるさいっ!”と、鬼のような形相で怒鳴られ。いままで、夫のあのような表情は見たことがありませんでした。まるで何かに取り憑かれたようで、“邪魔するな”という雰囲気しか出ていませんでした」
-取り憑かれているように……!?
「そうです。そしてある日、“もしかして浮気してるの?”と恐る恐る聞いてみたのです。そうしたら……」
-そうしたら?
「“浮気はしていない。誓ってしていない。だけど、好きな人ができた”って、……い、いわれっ」
-すみません、キツイことを思い出させてしまいましたね……。
「いいえ、大丈夫です。こちらこそ、取り乱してしまい、すみません」
■恐るべきサキュバス系女子のヤリ口!
ここでKさんが泣き出してしまったため、取材は中断となりました。
その後、落ち着いたKさんから、事情を聞くと、このとき元夫がハマりこんでいたのは、イベントで知り合ったらしい元AV女優のOで、離婚成立後、SNSやブログなどに仲のよさそうな姿を散々投稿していたのだとか!
一緒に取材をしてくれた小川沙耶さん、これはとんでもない話でしたが……?
沙耶「元AV女優の不倫相手。恐ろしいですね。“取り憑かれたように”家を出ていたようですが、真面目な男性に、“今まで知らなかった性の快感”を味あわせたのでしょう」
-愛する妻を裏切り、幸せな家庭を壊すくらいまでなりますか?
沙耶「男性は、快感に弱いもの。覚えたての“ひとりエッチ”を猿のようにやり続けてしまうのと、同じ習性でしょうね。そういう快感を、奥様と一緒に楽しめていればよかったのですが……」
-快感は、そんなに違うものですか?
沙耶「違うでしょうね。最近では、男性が気持ちよくなる性技の技術も、いろいろと開発され、アダルトコンテンツなどで情報として出回っていますから。知らない人と知っている人では、差が広がるいっぽうですよ」
-快感を知らない男性が、餌食になってしまうと……?
沙耶「そうですね。今回、“サキュバス系女子”の実態を探るという取材でしたが、いろいろと男性を気持ちよくさせるために、情報を集めて、研究し、実践している“淫魔”のような女性は、確かに存在しています。そういう子に狙われた、真面目な女性のパートナーは、危ないですね」
いかがでしたか。恐るべき“サキュバス系女子”の実態を、被害者女性の証言を元に探っていきました。次は、実際に“サキュバス系女子”を見つけ出し、詳しい話を聞いてみたいと企画しています。
【取材協力】
※ 小川沙耶(おがわさや)・・・官能小説家、恋愛コラムニスト。女性のリアルな性と恋愛を描くためという名目で、現在も派遣OLとして週2回勤務中。いまいちやめどきがわからない。