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結婚相談所員は見た!男が全力で拒否する「残念美女」の特徴2つ

中田綾美

中田綾美A.Nakata

残念その1:質問女子

はじめにご登場いただくのは“婚活歴6年”のみゆきさん。30代前半で料理も家事も完璧。見た目もおしゃれでかわいらしい……と絵に描いたように男ウケするタイプです。

婚活プロフィール的には申し分のないみゆきさんですから、大西さんの結婚相談所に入会後すぐにお見合い相手が決まりました。

ところが、実際にみゆきさんとお見合いした男性の感想はというと、「今までお見合いしたなかで1番気分が悪い女性でした」。

親しくない相手に質問攻めはNG!

大西さんが男性から事情を聞き出したところ、みゆきさんはお見合いの間中、男性を質問攻めにしたそうなのです。

「ご両親の健康状態は大丈夫でしょうか」

「介護をしなければいけない親戚とかっていませんか」

「趣味のゴルフってお金がかかりそうですが、結婚しても続けるんでしょうか」

「ご実家に住んでいるのは貯蓄をするためでしょうか」

「結婚後の新居は、女性の意見も聞いてくれるのでしょうか」

結婚を真剣に考えているからこその質問であって、みゆきさんには何ら悪気はありません。

ただ、相手は初対面の男性。出会いがしらには、かわいらしい容姿のみゆきさんに胸キュンだったものの、お見合いが終わるころにはイライラは最高潮に……。

質問はタイミングが大事

あなたもまだ知りあって間もない男性に対して、質問しすぎるきらいはありませんか?

もちろん、趣味など相手の気持ちが乗りやすい質問ならアリなのですが、相手の条件を値踏みするような質問ばかりしては「この女、うざっ!」となるのは必至。

ちなみに、大西さんによれば情報収集で自爆しないためにはタイミングが大事とのこと。

みゆきさんのように根掘り葉掘り質問したいなら、“交際を申し込まれたとき”と“結婚を申し込まれたとき”が最適だといいます。

このタイミングで「あなたのことは好きだけれど、どうしても確認しておきたいことがある」と切り出せば、相手の気持ちは前のめりになっているので、多少失礼な内容の質問であっても、一生懸命答えてくれることでしょう。 

残念その2:不安女子

お次は34歳にして“婚活歴10年”、5軒もの結婚相談所を渡り歩いているというみほさん。

見た目の印象は清楚でいかにも男ウケしそうな感じ。相手に求める条件は“年齢は40歳ぐらいまで。年収は400万ぐらいあれば大丈夫”と決して高望みの部類ではありません。

「こんな女性がなぜ10年も?」と大西さんも不思議に思ったようですが、その謎はじきに解明しました。婚活難航の原因は、みほさんの“極度の男性不信”。

即レスを求めすぎて交際が進展しない……

みほさんは、男性のメールやLINEの返信が少しでも遅れると、すぐに「私と向き合ってくれない」「もうあなたのことは信用できない」とキレてしまうのです。

これではいくらプロフィールやお見合いでの印象がよくても、交際、結婚へとステップを進めることができません。

みほさんの男性不信のルーツは、24歳のとき真剣交際していた男性から一方的にふられたこと。

当時のみほさんは彼からメールの返事がなくてもなかなか会えなくても「仕事が忙しいから」とひたすら我慢。なのに、彼は二股をかけたあげく、できちゃった婚して、みほさんをポイ捨てしたというのです。

男性不信の人が幸せになるためには?

みほさん同様、苦い恋愛経験から男性不信に陥り、つい相手を束縛したり、“かまってちゃん”になったりしている心あたりはないでしょうか?

そういう女性に大西さんは2つのアドバイスをしています。

(1)LINEのルールを決める

LINEのIDを交換する際に、やりとりのルールを決めておきましょう。

男性のなかには「仕事で疲れているときにはLINEに煩わされたくない」という人もいます。そういう人でも、“1日に30分以内”など上限ルールがあれば、気楽に応じてくれるはず。

また、あらかじめルールがあることで、男性不信の人も、即レスがないことに不安やイライラを覚えにくくなり、相手に負担をかけることなく信頼関係を築いていくことができるでしょう。

(2)近所の相手をターゲットにする

男性不信が強い人には遠距離恋愛は不向き。なるべく近所ですぐに会える男性を選びましょう。目安は電車で30分圏内。

職場が近い人も平日夜にデートしやすいのでおすすめです。 

ちなみに、今回ご紹介したみゆきさんもみほさんも、上記の大西さんのアドバイスを実践することでみごとゴールインを決めたそうです。

「結婚はまだまだ先……」と考えている人も、10年後に後悔しないようにぜひ“質問攻め”や“男性不信”の悪習慣を断ち切りましょう!

  

【参考】

大西明美(2016)『となりの婚活女子は、今日も迷走』(かんき出版)