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恋愛の達人に聞いた「いい女は絶対に使わない」禁句とは?
中田綾美A.Nakata
あなたはどっちのタイプ?
本題に入る前にここでチェックテストを。中谷氏によれば、人間は2通りのタイプに分かれるといいます。
(1)“よりたくさん”を重視するタイプ
たとえば、SNSで何人の友達がいるか、ブランドバックを何個もっているか……。数や量が大きいことが第一です。
(2)“より密度濃く”を重視するタイプ
人でもモノでもどんな思い出があるのか、目に見えない価値を見出します。
愛情は時間ではかれない
「なんでもっと会ってくれないの?」「なんで1時間しか会ってくれないの?」と言う人は“よりたくさん”を重視するタイプ。デートの“回数”や“時間”で愛情をはかっているのです。
でも、デートについて「今日は1時間会いました。あなたの私への愛情は1時間とカウントします」というのは、なんだか妙だと思いませんか?
「なんでもっと会ってくれないの?」はただ禁句というだけでなく、そう不安に思ってしまう発想自体がすごく残念なのです。
“いい女”が「なんで?」と言わないワケ
大切なのは、相手といかに時間を共有するか。本当に好きな人とのデートであれば、たとえ1時間でも、近所を散歩しているだけでも楽しく満ち足りた気分を味わえます。
“いい女”はそれがわかっているので、「なんでもっと会ってくれないの?」とは言わないのです。
“よりたくさん”ではいくらデートしてもさびしい
「なんでもっと会ってくれないの?」と言う女性は、デートの回数や時間が増えればハッピーになれるのでしょうか? 答えは「NO」です。
“よりたくさん”タイプの女性は、時間を楽しむ余裕がありません。
たとえば、忙しい彼がスケジュールをやりくりして、いつもより長くデートの時間がとれたとします。
それでも、デートの最中「もうそろそろ帰る時間なんだな」ということばかり考えて、時計が気になって仕方がありません。
“残り何分”を気にしていると、「なんでこんなに時間が短いんだ」という気持ちしか残らないので、会っていてもさびしくなります。
“いい女”は月イチのデートでもこう楽しむ
他方で、“より密度濃く”を重視するタイプの女性なら、恋人と月に1回しか会えなくても、さびしくありません。
次に会うまでの間に会ったときのことを思い出し、次に会うときのことを予感して楽しみます。
そうすれば1ヶ月ずっと会っているのと同じです。また、会うまでのプロセスを楽しむことで、次のデートがより密度の濃いものとなります。
“よりたくさん”ではいい男に出会えない?
はじめに、人間は2通りのタイプに分かれるとお伝えしましたが、もちろんこれは女性に限った話ではありません。男性も、“よりたくさん”タイプと、“より密度濃く”タイプにわかれます。
そして、中谷氏によれば、“よりたくさん”タイプの女性は“よりたくさん”タイプの男性、“より密度濃く”タイプの女性は、“より密度濃く”タイプの男性としか付き合えないのだとか。
“よりたくさん”か“より密度濃く”は生きていくうえでの価値観なので、同じタイプじゃなきゃ合わないのは当然といえば当然ですよね。
さて、あなたはどちらのタイプの男性と付き合いたいでしょうか。所有している車の数、これまで抱いた女の数などにこだわる男性? それとも、数値化できないものに価値を見出せる男性?
デートの時間がとれない彼を「なんでもっと会ってくれないの?」と責めるのは百害あって一利なし。会える時間を密度の濃いものにして彼に「もっと会いたい!」と思わせる“いい女”を目指しましょう。
【参考】
中谷彰宏(2016)『凛とした女性がしている63のこと』(日本実業出版社)